デンマークのクリスチャン王子が通う名門私立寄宿学校にて、いじめによる性的虐待と暴力行為が発覚

デンマークのフレデリック皇太子(54)とメアリー皇太子妃(50)の息子で、王位継承順位第2位であるクリスチャン王子(16)の転校が発表された。疑惑により調査が行われ、同校でいじめと性的虐待が行われていたことが理由だという。

デンマークのクリスチャン王子(16)が2021年に入学したハールスホルム寄宿学校にて、いじめと性的虐待が行われていたことが政府の教育機関の調査で明らかに。王子は転校することが発表された。

Photo:Getty Images
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2022年6月26日(現地時間)、王子の両親であるフレデリック皇太子(54)とメアリー皇太子妃(50)が声明を発表。「最近、ハールスホルム寄宿学校についての調査結果を聞き、私たちは本当に動揺しています。子どもを学校に預けている親として、学校は容認し難い事態を改善すべきだと考えていることをお伝えします」とコメント。

また今回の調査結果に関しては「世間で様々な議論がなされており、子どもたちや若い世代の将来にとって、とても重要なことだと考えています。と同時に、私たちは事実をもとに重要な決定を下さなくてはいけません」と調査結果に重点を置き、クリスチャン王子の転校を決定。

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クリスチャン王子の妹であるイサベラ王女(15)も今秋同校に入学する予定だったが、それも取り消されることとなった。そして2人の進学先は「夏の間、子どもたちと一緒に考えて決定を下す」と伝えている。

ハールスホルム寄宿学校は、クリスチャン王子の従兄であり、モデル活動もしているニコライ王子(22)も卒業した、コペンハーゲン郊外にあるデンマークの名門私立寄宿学校のひとつ。昨年クリスチャン王子が寄宿学校に入学した際は、皇太子夫妻も同行。そしてSNSには王子が制服に身を包み、笑顔を見せる姿がアップされていた。

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同校の疑惑が生じたのは今年5月。ドキュメンタリー番組が、学校全体においていじめが行なわれており、暴力行為や性的虐待があったという元生徒の主張をレポート。それを受けて、今月17日(現地時間)に皇太子と皇太子妃は「いじめ、暴行、侮蔑は絶対に許されない。暴力被害を語った人たちの勇気を讃えなくてはならない」と声明を出していた。

わずか一年で転校となってしまったクリスチャン王子。王子、そしてイサベラ王女が次なる進学先で新たに学生生活を楽しめることを願いたい。 

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ハールスホルム寄宿学校から転校することが明かされたクリスチャン王子。
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妹であるイサベラ王女も入学が取り消しに。
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2020年は、父の皇太子とサッカー観戦を楽しむ姿も。
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