デンマーク女王が孫4人の「王子」「王女」の称号を剥奪! 息子のヨアキム王子は猛反発

デンマーク女王のマルグレーテ2世(82)が、4人の孫の称号を剥奪すると発表した。これに対し息子のヨアキム王子(53)が反発。「わずか5日前に知らされた」「傷ついた」とコメントしていることが分かった。

2022年9月28日(現地時間)、デンマーク王室が声明を発表し、女王のマルグレーテ2世(82)が王族メンバーを減らす決断をしたことが判明した。

デンマーク女王が孫4人の「王子」「王女」の画像_1

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マルグレーテ2世は、孫にあたるニコライ王子(23)、フェリックス王子(20)、ヘンリック王子(13)、アテナ王女(10)について、「王子」「王女」の称号を剥奪したという。

王族の人数が多いと公務に費用がかかり、国民の税金負担が増えるというデメリットがあり、デンマークだけでなく他国の王室でも問題になっている。

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スウェーデンでは2019年に、カール16世グスタフ国王(76)が5人の孫を王室から除名。イギリスでも国王チャールズ3世(73)が皇太子時代、王室の縮小を検討していると報じられており、今後ますます王政の合理化が進みそう。

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デンマーク王室は王族メンバーの縮小について「王政の将来を支えるため」と発表したが、マルグレーテ2世の息子であるヨアキム王子(53)は、これに反発しているよう。

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ヨアキム王子は今回の決定をわずか5日前に知らされたと主張しており、デンマークメディアのインタビューに対し、「私たちは皆、とても悲しんでいます。自分の子どもが傷つけられるのを見るのは、決して楽しいことではありません。彼らはとても理解できないような状況に置かれているのです」と語ったという。

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今年行われたマルグレーテ2世の即位50周年記念式典では、王族メンバーは一致団結した様子だったと報じられているが、今回の決定によりマルグレーテ2世とヨアキム王子との間に確執が生まれる可能性も。今後の動きが気になる!

Text:Saki Wakamiya

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