ニック・カーター、弟アーロンが急逝した翌日のコンサートで涙を堪えきれず歌唱を中断

2022年11月5日(現地時間)、自宅で亡くなっているのを発見されたアーロン・カーター(享年34)。兄ニック・カーター(42)は翌日に行われた自身が所属するバックストリート・ボーイズのライブ中、涙を堪えきれず歌唱を中断。バンドメンバーがニックに駆け寄り抱きしめると、会場に集まったファンから温かい拍手が寄せられた。

2022年11月6日(現地時間)、英ロンドンで開催されたバックストリート・ボーイズのコンサート。公演中、前日に弟アーロン・カーター(享年34)を亡くしたニック・カーター(42)が涙を堪えきれず、歌唱を中断する場面がファンによって拡散された。

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アメリカで最もCDが売れた男性アイドルグループとして多くのファンに愛されているバックストリート・ボーイズは今月6日、ワールドツアーの一環として英ロンドンのO2アリーナでライブ公演を開催。

ライブの中盤、グループのヒット曲で大切な人を亡くした悲しみを歌った曲『Show Me The Meaning of Being Lonely』を披露している最中、ニックが涙を堪えきれず歌唱を中断。メンバーがニックに駆け寄り抱きしめると、会場に集まったファンからは温かい拍手が寄せられた。

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同曲では「1人で生きる意味を教えて。ずっとこの気持ちを抱えるの。どうして君の元に行けないの。心にポッカリ穴が空いたまま」「今、君が一緒にいたら願いは全て叶えてあげる、本当さ」という歌詞があり、弟を亡くしたばかりのニックにとっては辛い1曲だったよう。

コンサートの前日、ニックの弟アーロンが自宅の浴槽で亡くなっているのを発見された。現時点で死因は明らかになっていないが、アーロンが亡くなっていた浴室と寝室で複数の圧縮空気缶と処方薬のビンが発見されたことを警察当局が明かしたと、地元メディアは報じている。

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長年薬物依存症やメンタルヘルスの問題で苦しみ、リハビリ施設にも入院していたアーロン。以前、自身はハフリング(接着剤やペンキなど有機溶剤を含んだ家庭用品の蒸気を吸う行為)中毒だと明かしたこともあり、今回アーロンの自宅から複数の圧縮空気缶が見つかっているという警察の発表を受け、ファンからは自殺を疑う声も。

しかしアーロンは今年9月に応じたインタビューで、交際相手でモデルのメラニー・マーティン(30)との間に誕生した長男の親権を獲得するため「リハビリの外来プログラムを自発的に受け始めた」とも語っていた。

さらに、亡くなる1週間前にはツイッターで、「(2番目の)自宅を売却する」と公表。「家族と美しい人生を送るために滞在する予定の(3番目の)家で、新しい人生の章を迎える準備が出来た。今年はタフな1年だったけれど、多くのことを学んだ。みんな、応援ありがとう」と、前向きな表現でファンに感謝を綴っていた。

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また、アーロンと親しかったという男性は地元メディアの取材に応じ、「(亡くなった日の翌週には)アルバム制作のためのスタジオセッションを計画していた」「アーロンは新曲のレコーディングに対して『興奮している』と言って、とても楽しみにしていた」と明かした上で、「アーロンに自殺願望があったというのは間違い。(亡くなったという)ニュースを聞いて衝撃を受けた」と語り、自殺の可能性について否定的な意見を述べた。

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アーロンの突然の訃報には兄ニックをはじめ、2001年にディズニー・チャンネルで放送され人気を博したドラマ『リジー&Lizzie』でアーロンと共演し、プライベートでも交際していたことで知られる俳優で歌手のヒラリー・ダフ(35)やシンガーソングライター、ダイアン・ウォーレン(66)など、多くの著名人から追悼メッセージと悲しみの声が寄せられている。

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