「数週間会わないこともあった」。エリザベス女王、晩年はフィリップ殿下と距離を置いていたことが明かされる

今年9月に亡くなったエリザベス女王(享年96)について書かれた書籍『Elizabeth: An Intimate Portrait(原題)』が発売。ロイヤルファミリー界きってのおしどり夫婦として知られていたエリザベス女王とフィリップ殿下(享年99)が晩年、距離を置いていたという内容に英国民から驚きの声が上がっている。

今年9月に亡くなったエリザベス女王(享年96)について書かれた書籍『Elizabeth: An Intimate Portrait(原題)』が発売され、その内容に大きな注目が集まっている。

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書籍によると、エリザベス女王と夫フィリップ殿下(享年99)は晩年、距離を置くことが多くなり「何週間も会わずに過ごしていた」こともあったんだとか。ロイヤルファミリー界きってのおしどり夫婦として知られていたふたりだけに、今回初めて明かされた内容に驚きを隠せない英国民も多いという。

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話題の書籍を執筆したのはジャイルズ・ブランドレス(74)。1980年代には英人気情報番組『グッド・モーニング・ブリテン』の司会を務め、1990年代には保守党の議員にもなったというジャイルズ氏は1968年、20歳の時に初めてエリザベス女王に会い、以来50年以上にわたって女王の取材を続けてきたそう。

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『Elizabeth: An Intimate Portrait(原題)』では、エリザベス女王とフィリップ殿下が距離を置くようになったのは2017年秋頃、フィリップ殿下が公務を引退してからのことだったと書かれている。

ジャイルズ氏は書籍の中で、「女王は殿下が引退後に抱いていた『静かに過ごしたい』『自分のペースで日々を過ごしたい』という気持ちを理解し、尊重していた」と語り、ふたりが距離を置いていたのは不仲が原因ではないことを強調している。

ふたりが再び多くの時間をともに過ごすようになったのは、殿下の公務引退から約2年半後、新型コロナウイルスが世界的に蔓延し英国でもロックダウンが行われていた2020年3月末頃だったそう。「女王と殿下はロックダウンの間、お互いに一緒に時間を過ごすことに『新しい安らぎ』を見出しているようだった」とジャイルズ氏は語っている。

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1947年、エリザベス女王が21歳の時に、当時26歳で海軍将校だったフィリップ殿下と結婚。ふたりの出会いは結婚から8年前まで遡り、当時13歳だったエリザベス女王が父の母校である王立海軍大学を訪問した際、案内役を務めたフィリップ殿下に一目惚れし、初めて恋に落ちたという話は英国では有名な話。

その想いを貫き、結婚したエリザベス女王とフィリップ殿下は、以来殿下がなくなるまでの74年間をともに過ごした。

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フィリップ殿下は新型コロナウイルスの蔓延による最初のロックダウンから約1年後の2021年4月9日(現地時間)に逝去。エリザベス女王は「彼は長い年月にわたって私の力となり、支えになってくれました」「1953年の戴冠式において、エディンバラ公は『命をかけて女王を守る臣下』となることを誓いました。公爵は1952年に私が即位して以来、およそ70年にわたり、献身的な配偶者でした」とコメントを発表した。

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