作中の過激な性描写が物議を醸しているドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』で主演を務めているリリー=ローズ・デップ(24)について、父ジョニー・デップ(59)がコメント。俳優としてキャリアを積み重ねる愛娘にエールを送った。
主演ドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』で注目を集めている愛娘リリー=ローズ・デップ(24)に、ジョニー・デップ(59)が称賛とエールを送った。
日本では、2023年6月5日よりU-NEXTで独占配信中のドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』。制作総指揮を務めるシンガーソングライターのザ・ウィークエンド(33)とリリーがW主演、監督を大ヒット中のドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』のサム・レヴィンソン(38)が担当している。
さらに、音楽業界を描いた作品柄、BLACKPINKのジェニー(27)をはじめ有名アーティストが多数出演するなど、配信前から大きな話題を呼んでいた。
しかし、先月末に行われたカンヌ国際映画祭で同作が先行上映されると、作品の内容に賛否が巻き起こり、SNSは一時騒然。視聴者はもちろん、出演者のファンや批評家、有名俳優たちが批判や称賛など様々な感想をアップし、その内容は今もなお物議を醸している。
そこまで大きな話題になっている理由は、作中に登場する性描写の過激さ。リリーが演じる若手ポップスターが、ザ・ウィークエンド演じるカルト的な自己啓発リーダーに陶酔していく様子を描いた本作では、リリーがトップレス姿で自慰行為をするシーンや、卑猥なセルフィーを撮影するシーンなど、セクシャルなシーンが多数登場。
さらに、リリーが暴力を受けるシーンなども多いことから、視聴者からは「まるで拷問ポルノ」と同作を激しく批判する声も。
一方で、愛娘リリーが思わぬ形で注目を集めていることについて、父ジョニーは意外にも好意的な感想を抱いているとか。
ジョニーに近しいという関係者は、「ジョニーはリリーが自分自身のキャリアを切り開く上で、自分を試すような役柄に挑戦していることを称賛している」そうで、ジョニーはリリーが本作で一際注目されていることを「誇りに思っている」とコメント。
さらにジョニーは、「これだけ注目される役を演じているのだから、リリーは(社会にとって)何か正しいことをしているに違いない」と信じており、娘の俳優活動を喜んでいるという。
また、リリー自身も米週刊誌『People』の取材に応じ、作中に登場する性描写はキャラクターを描く上で「とても重要」だと語り、完成度の高い作品を制作するための演出であることを強調した。
別のインタビューでは、出演者に過激な演技を強いていると批判されているサム監督について、「サムは私がこれまでに仕事をした中で最高の監督。現場でこれほどまでにサポートされ、尊重され、私の意見や感想が評価されていると感じたことはない」と絶賛。「サムとの仕事は、あらゆる面で真のコラボレーション」と、撮影で何かを強要されたことはないとした。
2014年に、両親の背中を追うように俳優デビューを果たしたリリー。彼女が自身のキャリアを切り開く上で、世界中で話題を呼んでいる本作は、重要な作品の一つになりそうだ。
ドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』はもちろん、リリーの今後の俳優業に引き続き注目したい。