マドンナ(64)が感染症により意識を失い、ICU(集中治療室)に緊急搬送されていたことがわかった。これにより、数カ月にわたってリハーサルを行っていたという来月スタート予定のワールドツアーは延期することが発表されている。
世界の歌姫マドンナ(64)が緊急搬送されていたことを、長年にわたってマドンナのマネージャーを務めているガイ・オセアリー(50)が明かし、ファンの間に動揺が広がっている。
2023年6月28日(現地時間)、自身のインスタグラムを更新したガイは、「6月24日、マドンナが深刻な細菌感染症を発症し、ICUに数日間入院することになった」と公表。
現在の病状について「健康状態は回復に向かっているものの、まだ医師による治療が必要な段階」と説明した上で、来月から開催予定だったワールドツアーを延期することを発表した。
ガイは詳しい病状について明言しなかったものの、地元メディアは「マドンナは意識を失い倒れているところを発見され、その後ICUに緊急搬送。一晩は気管挿管されるなど危険な状態だったものの、現在はすでにICUを出て回復に向かっている」と報じている。
開催の延期が発表されたワールドツアーは、来月15日から来年の1月30日まで北米とヨーロッパの都市を巡り、半年間にわたって84公演を行うことを予定。マドンナのデビュー40周年を記念したツアーということもあってか、チケットは発売後わずか数分で完売するほどの人気だったそう。
ガイは前出の投稿でツアーの再開時期について「詳細が決まり次第、発表する」としているものの、ファンの間には開催を不安視する声も。
マドンナは、緊急搬送される4日前の6月20日(現地時間)に自身のインスタグラムを更新。「嵐の前の静けさ」というメッセージとともにツアーのリハーサル中と思われる写真を数枚公開していたのだが、マドンナに近しいという関係者によると、そのリハーサルはかなり過酷なものだったよう。
関係者は「彼女はツアーを完璧なものにするために数カ月間24時間体制でリハーサルに取り組んでいて、スタッフも週に1日しか休みがないこともある」と話しており、一部のファンは、そんなハードスケジュールが体調不良を引き起こした可能性を指摘。
さらに、別の関係者は今年4月に英タブロイド紙『Daily Mail』の取材に応じた際、「マドンナにとって今回が最後のツアーになるかもしれないから、彼女はそれを完璧なものにしたいと思っている。彼女は信じられないほど調子がいいようで、常に完璧主義を貫いている」とコメントしている。
マドンナがどのような感染症にかかっているのかは公表されていないものの、地元メディアの取材に応じた医師によると、「細菌感染症は皮膚、肺、脳、血液など、体の様々な部分に影響を及ぼす可能性がある」といい、関係者やファンからは心配の声が寄せられている。