ビリー・アイリッシュ、相次ぐステージへの投げ込み行為に「とても腹が立つ」と苦言

映画『バービー』のワールドプレミアに、兄で音楽プロデューサーのフィネアス・オコネル（25）と出席し、米誌『ハリウッド・リポーター』のインタビューに答えたビリー。

「私はもう６年くらい、ステージで（投げ込まれた）物に当たっている。だからなぜ今になって問題になっているのかわからない」とデビュー時から被害に遭っていたことを告白。続けて「ステージに立っている側としては、（物が当たると）とても腹が立つ」と率直な思いを明かした。

一方で「私の気持ちは複雑。（投げ込みは）ファンがアーティストに何かを渡したい、という好意から生じているから」と、ファンへの理解を示す発言も。

しかしフィネアスが「気持ちはわかるけど、絶対に投げてはだめ」と警告すると、ビリーも「ステージに向かって物を投げてはダメ。でも私たちはあなたたちを愛しているわ」と締めくくった。

最近欧米のコンサートでは、ファンがステージへ物を投げ込む悪質行為が多発。今年６月には、米歌手のビービー・レクサ（33）が米ニューヨークで行われたコンサートに出演した際、客席からスマートフォンを投げ入れられて顔面を負傷。コンサートは中断され、ビービーは病院に搬送された。

目の上部を縫う処置を受けたビービーは、後日SNSにアザが残った姿を公開。「私は大丈夫」と報告したものの、その痛ましい姿を見たファンからは、多くの悲しみや励ましの声が寄せられた。

また、ピンク（43）のコンサートには、ファン自身の母親の遺灰が投げ込まれたことも。

さらにケルシー・バレリーニ（29）は、ファンが投げたブレスレットが顔を直撃。ハリー・スタイルズ（29）もオーストリアのウィーンで行われていたツアー公演で、客席から投げられた物が目に当たり負傷するという被害を受けている。

この事態にアデル（35）、チャーリー・プース（31）などファンに警鐘を鳴らすアーティストたちも続々と登場。彼らやビリーの声が、ファンに届くことを願いたい。