人気歌手で“ボディポジティブのアイコン”としても知られるリゾ(35)が、セクハラなどで元ダンサーに訴えられた。体型批判も行っていたという報道は、ファンに大きなショックを与えている。
人気米歌手のリゾ(35)が、元バックアップダンサーから訴えられた。
訴えを起こしたのは、リゾのダンスチームに所属していたアリアナ・デイビスとクリスタル・ウィリアムズ、ノエル・ロドリゲスの3人。
訴状によれば、セクハラはツアー先のオランダのアムステルダムで起きた。
リゾがダンサーたちを引き連れて行ったクラブでは、ヌードパフォーマーたちによるセックスショーが行われており、その最中にリゾがパフォーマーの女性器に突き刺したバナナを食べるように要求したとのこと。
ダンサーのひとりは、嫌だと拒否したにもかかわらず、リゾにパフォーマーの胸を触るようにプレッシャーをかけられたとも主張している。
またリゾとスタッフは、ツアー中に体重が増えたダンサーを辱めるなど体型批判をしていたとも。
さらに元ダンサーは宗教的な差別、人種的な差別も受けたとして、リゾの他にダンスチームのキャプテン、リゾのプロダクションカンパニー「Big Grrrl Big Touring, Inc.」も告訴している。
この訴状がロサンゼルスの裁判所に提出された後、新たに元ダンサーと元クリエイティブディレクターのふたりが訴えを起こしたとの報道が。
しかしのちに、元ダンサーが自身のインスタグラムのストーリーズでこの報道を否定。「私は訴訟を起こしてはいない。だけど(訴状にある内容は)私がダンサーとして働いていた時の体験そのもの。勇気を持って声を上げたダンサーたちに大きな拍手を送りたい」とコメント。
また元クリエイティブディレクターも報道を否定しつつ、訴えを起こしたダンサーたちを称賛するコメントをSNSに上げている。
2013年にソロのヒップホップアーティストとしてデビューし、2019年に発表した『トゥルース・ハーツ』がSNSでバズってブレイクしたリゾ。インタビューなどでは常に自身のプラスサイズの体型をポジティブに発信し、“ボディポジティブのアイコン”としての地位も獲得していた。
そのため今回の報道にショックを受けたファンは多い。