ティモシー・シャラメ、グラミー賞初ノミネートが話題の最中、英覆面ラッパーになりすまし説が浮上しネット騒然!

グラミー賞初ノミネートも話題の米俳優ティモシー・シャラメ(29)が覆面ラッパーとして「副業している」のではないかという、ファンの推測がネット上で瞬く間に拡散。SNSには2人が同一人物だと主張する“証拠”が次々に投稿され、盛り上がっているという。

米サイト『TMZ』によると、新進気鋭の英ラッパー、EsDeeKid(エスディーキッド)が実はティモシー・シャラメ(29)なのではないかと、あるファンがSNSで大胆に推測。類似点に説得力があると話題を呼び、根拠のひとつとして挙げられた写真がたしかにそっくりだという声が殺到したという。英音楽誌『NME』によると、一部のファンは両者が同一人物だと「確信している」そうだ。

ティモシー・シャラメ

ティモシーとEsDeeKidは特に目元が似ていると話題になっているという。写真は2024年2月、『デューン 砂の惑星 PART2』ロンドンプレミアでのティモシー Photo:Getty Images

『TMZ』によれば、ティモシーが覆面ラッパーとして「副業している」との“陰謀論”が浮上し、注目を集めているEsDeeKidはリバプール出身と見られるオルタナティブラッパー。『NME』によると2024年に初めて楽曲を発表し、2025年6月にデビューアルバム『Rebel』をリリースしたばかりの新人アーティストで、この11月にロンドンで行われたデビュー公演は完売。2026年は世界ツアーも予定されているという。

彼は匿名で活動しており、年齢も不詳でバラクラバを着用している姿しか公開していないため、ほとんど素性が知られておらず、ファンは正体を突き止めようと躍起になっているのだとか。InstagramやTumblrなどにアカウントはあるものの、ネット上でも目立った動きが見られず、ミステリアスな存在となっていることが今回の噂を呼んだようだ。

『NME』によると、ティモシーがEsDeeKidである可能性を最初に指摘したのはTikTokユーザーの@KJ.Freeman。彼女は2025年11月12日(現地時間)の投稿で「クレイジーな話」だと前置きした上で、両者が同一人物である可能性を示す手がかりをいくつか挙げ、メディアはそれをこぞって検証した。

ティモシー・シャラメ

英サッカープレミアリーグ、チェルシーのファンとして知られるティモシーは2025年8月、ロンドンで行われた試合に姿を見せた Photo:Getty Images

まずティモシーが今年8月、ロンドンで開催された英ヒップホップアーティストFakemink(20)のコンサートに観客として姿を見せたこと。これはFakeminkがEsDeeKidの楽曲『LV Sandals』にフィーチャーされた後のことだったという。

またティモシーはヒップホップファンであることを公言しており、全米屈指の芸術学校ラガーディア高校に通っている頃、「Lil Timmy Tim(リル・ティミー・ティム)」というラップネームでパフォーマンスをしていたことでも有名だ。当時の映像は出回っており、ティモシーがトーク番組などに出演する際にもよく話題にのぼっている。

さらに2020年12月、米『NBC』の長寿番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』ではコメディアンのピート・デヴィッドソン(32)とパロディラップデュオを結成し、ラップを披露したこともネットを賑わせた。

加えてEsDeeKidはスカウスアクセントと呼ばれるリバプール訛りのラップが特徴とのことだが、先述のTikTokユーザーはそれを真似ることはティモシーにとって造作もないことだろうと推測。『TMZ』は、少なくとも彼が“イギリス訛り”で話せることは、Netflix映画『キング』(2019)で若きヘンリー5世を演じたことで判明済みだと報じた。

『NME』によれば、これらの説はファンからも支持を集めているという。ティモシー(Timothee)とEsDeeKidはともに名前の綴りに2つeがある点や、ティモシーの主演作『Dune/デューン 砂の惑星』での“砂漠の救世主”としての姿と、バラクラバからのぞくEsDeeKidの目元が驚くほど似ていること、何よりも体格が似ていると指摘する声も多数あるそうだ。

ティモシー・シャラメ

2025年2月、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のイベントに、マックイーンのスカルモチーフのスカーフを着用して登場したティモシー Photo:Getty Images

類似点はそれだけではない。ティモシーとEsDeeKidは同じマックイーンのスカル柄スカーフを所有しており、それを身につけた姿も目撃されているという。

さらに、ティモシーが近年『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023)やボブ・ディラン(84)の伝記映画『名もなき者/A Complete Unknown』(2024)と歌唱シーンを含む役柄を続けて演じた点も指摘されている。英版『Marie Claire』によると、ティモシー本人がファンの推測動画のひとつに意味深な「両目」の絵文字で反応。この行動がかえって噂に拍車をかけることとなったようだ。

ティモシー・シャラメ

2025年2月、全米映画俳優組合賞(SAG賞)の主演男優賞を受賞したティモシーだが、残念ながらアカデミー賞は受賞ならず Photo:Getty Images

そんなティモシーはミュージシャンとして高く評価されたばかり。2026年2月1日(現地時間)に授賞式が行われる第68回グラミー賞の映像メディア向けコンピレーション・サウンドトラック賞部門で、主演作『名もなき者/A Complete Unknown』のサウンドトラックが候補に選ばれ、グラミー賞初ノミネートを果たした。米サイト『Just Jared』によれば、この賞は収録曲の大半を演奏したアーティスト、または大半をプロデュースしたプロデューサーに贈られるもので、ティモシーは全23曲中17曲を演奏しており、個人としてノミネート資格を満たしているという。今回の候補作のなかでティモシーだけが個人名でノミネートされているそうだ。

グウィネス・パルトロー、ティモシー・シャラメ

2025年11月、『マーティ・シュプリーム』の試写会に共演のグウィネス・パルトロー(53)らと出席したティモシー Photo:Getty Images

11月7日(現地時間)のノミネーション発表後、ティモシーはインスタグラムストーリーズに投稿。米誌『Rolling Stone』の関連記事をシェアし、今年のクリスマスに全米公開される主演映画『マーティ・シュプリーム』のキャッチコピーでもある「Dream Big(夢は大きくの意味)」と添えた。

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現在はバズカットのティモシー。2025年11月、『マーティ・シュプリーム』のロゴ入りブルゾンを着用してポップアップイベントに登場 Photo:Backgrid/AFLO

その映画のポップアップイベントが11月20日(現地時間)、ニューヨークで行われ、ピンクのニットにパステルピンクのロゴ入りブルゾンを羽織って、姿を現したティモシー。

卓球の球を模したオレンジ色のマスクをかぶった黒ずくめの男たちに囲まれ、派手な登場で話題をふりまいた。東京・上野で撮影が行われたことでも注目されている同作は2026年3月日本公開が決定している。

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