チャールズ国王(75)の後任として、ウィリアム皇太子(41)が「陸軍航空隊」の大佐の役職に就任することが明らかとなった。
2024年5月8日(現地時間)、チャールズ国王(75)の後任としてウィリアム皇太子(41)が「陸軍航空隊」の大佐に就任するとバッキンガム宮殿が正式に発表した。宮殿の声明によると、この役職はチャールズ国王が皇太子時代に31年間務めていたもので、英王室にとって非常に重要な役割。
ウィリアム皇太子への期待の声とともに、このニュースはヘンリー王子(39)にとってショッキングなものであるはずだという意見も。
英メディア『Daily Mail』によると、2020年に王室離脱をしていなければ、この栄誉ある役職はヘンリー王子に与えられていた可能性が高いという。
10年にわたり英国軍での任務に就いた経験があり、アフガニスタン遠征の際には陸軍航空隊の一員として高い評価を得ていたヘンリー王子。当時ヘンリー王子を指揮した中佐によると、ヘンリー王子は「アフガニスタン遠征時、非常に卓越した技術を持つパイロット」で、 「多くの陸軍航空隊将校や兵士たちにとっても一目置かれる存在だった」そう。
王室を離脱したとはいえ、陸軍での経験に誇りを持つヘンリー王子にとって今回の出来事はいささか面白くないのでは?というのが各メディアの見解だ。
また、英王室がこのニュースを発表した「タイミング」も注目の的に。
ヘンリー王子は今週、自ら設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会「インビクタス・ゲーム」関連の記念イベントに出席するためイギリスに単独で帰国。
滞在中に、がん治療を続けるチャールズ国王との面会があるか注目されていたが、「国王が多忙を極めている」ことを理由に、2人が対面することはなかった。
バッキンガム宮殿が今回の声明を発表したのは、チャールズ国王とヘンリー王子が面会しないことが明らかになってからわずか2時間後。
このタイミングでの発表に何か意味があったのか、単なる偶然だったのか。どちらにせよ、チャールズ国王とヘンリー王子の関係は、現状あまり良いものだとは言えなさそうだ。
ウィリアム皇太子の就任を受けて、今後また新たな動きが出てきそうな英王室。ヘンリー王子がこのニュースをどう受け止めたのか、引き続き言動を追っていきたい。