トム・クルーズがオスカー初受賞!念願の受賞に祝賀会ではダンスで大盛り上がり。一方、元妻ニコール・キッドマンについて沈黙を破る?!

2025年11月16日(現地時間)、米アカデミー賞名誉賞の授与式がロサンゼルス・ハリウッドで開かれ、俳優のトム・クルーズ(63)が長年のノミネートの末、初のアカデミー賞を獲得した。

『7月4日に生まれて』『ザ・エージェント』で主演男優賞、『マグノリア』で助演男優賞、『トップガン マーヴェリック』ではプロデューサーとして作品賞にノミネートされていたトム・クルーズ(63)。過去に4度も目前にまで迫ったオスカーという栄光を63歳にしてついに手に入れることができた。デビューから44年、初めてオスカー候補者になってからは35年目にして初の受賞だ。

トム・クルーズ

トム・クルーズ Photo : Aflo

11月16日(現地時間)、米映画芸術科学アカデミーが主催する第16回ガバナーズアワードの授賞式が開催され、トム・クルーズがアカデミー名誉賞を受賞した。

今回のトムを含む受賞者4名の選出に関して、アカデミーの会長ジャネット・ヤン(69)は次のように述べている。「映画界に長く貢献し、驚異的なキャリアを築き上げてきた4名を称えるものです。彼らの仕事は今なお私たちに深い影響を残し続けています」

中でもトムに関しては、劇場で映画を観るという体験を絶やさなかった点、コロナ禍の困難な時期に映画業界を支えたことが評価されたと説明した。

授賞式でプレゼンターを務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とトムが新作映画のリハーサル中に撮った1枚。25年前に監督の最初の映画を観たトムが、オスカーを監督から授与されるという胸が熱くなる展開だった。

授賞式で名前を呼ばれステージに立ったトムは、映画制作に携わるすべての人々への敬意を表すとともに、映画が持つ“世界をひとつにする力”について熱く語った。

「映画は僕を世界中へ連れて行ってくれる。違いを理解し、尊重することを教えてくれます。そして僕たちの共通する人間性、多くの点で僕たちはとてもよく似ているということも示してくれる。どこから来た人であっても、劇場の中では一緒に笑い、一緒に感じ、そして一緒に希望を抱く。それこそが芸術の力なんです」

続けて、「だからこそ映画は大切なんです。僕にとって映画作りは仕事ではなく、僕そのものなんです」と述べ、幼少期と映画愛の始まりについて触れた。

「映画への愛は物心がついたときからありました。暗い劇場の中で、小さな子どもだった僕は光の筋が部屋を横切るのを見て、その光がスクリーンいっぱいに爆発するように広がる様子を見上げていました。突然、僕が知っていた世界よりも遥かに大きな世界が広がったんです。文化や人生、風景が目の前に広がり、それが僕の中に火をつけました。冒険や知識への渇望、人間を理解し、キャラクターを作り、物語を語り、世界を見ることへの渇望です。僕の目を開き、想像力を広げ、人生が自分の知る枠を超えて広がる可能性を感じさせてくれました」

そして締めくくりに、「その光の筋が“世界を広げたい”という欲求を生んだ。そして僕はずっとその光を追い続けているんです」と述べた。

トム・クルーズ、デビー・アレン、ウィン・トーマス

受賞したトム・クルーズ、デビー・アレン、ウィン・トーマス Photo : Aflo

授賞式前夜のイベントでは、同じく受賞者の振付師デビー・アレン(75)とともにダンスを楽しみ、前祝いをする姿も注目を集めた。また、俳優シドニー・スウィーニー(28)とは、なにやら親密に会話する様子も目撃されたが、こちらは撮影現場で追ったケガについて盛り上がっていた様子。

非常に名誉な賞を受賞し、喜びに満ちているトムだが、一方で最近キース・アーバン(58)と破局した元妻ニコール・キッドマン(58)について沈黙を破ったと噂されている。

1990〜2001年にニコールと結婚していたトムだが、キースとの破局については「カルマ(因果応報)だ」と語ったと『International Business Times』が報じている。その理由は、かつてトムとニコールが離婚した際、世間の同情は圧倒的にニコールへ向かい、トムがほとんど同情されなかったことにあるという。

授賞式に先立ち、アレン・ダンス・アカデミー主催のイベントでノリノリでダンスをするトムとアレン。ダンスアカデミーのアカウントに投稿された。

トム・クルーズ

Photo:Getty Images

ある関係者は『International Business Times』にこう語っている。「トムとニコールが別れたとき、責められたのはいつもトムで、同情を集めたのは彼女の方でした。彼は“悪者”として描かれ、そのイメージは何年も彼につきまといました。ニコールのトムとの別れ話の扱い方はトムにとって痛手でした。彼女はテレビで彼の身長をいじったり、自分を被害者のように見せたりしたのに、彼は沈黙を貫き、批判を受け続けたのです」

さらに、「ニコールを“結婚生活の地獄から救った白馬の騎士”であるかのように語られていたキースにトムはずっと苛立っていました。トムは今回の離婚報道を注視していて、彼女がどれほど傷ついているか想像できるので、気の毒に思っている部分もあります。でも同時に“これはカルマだ”と親しい人たちに話していて、少しだけ胸を張っているんです。結論として、トムは2人が最初からたいして共通点のない“持ち上げられたカップル”だと思っていたので、それが今証明されたわけです」と語った。

関係者の噂話にすぎないかもしれないが、過去の出来事はどうであれ、今回の受賞が彼のキャリアや幸せをさらに大きくさせるものとなっていくのは間違いない。

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