アリアナ・グランデ、日本へのオマージュを込めたドレスルックでハプニング勃発! 『ウィキッド ふたりの魔女』プレミアイベントで8年ぶりに来日

アリアナ・グランデ(31)が映画『ウィキッド ふたりの魔女』のプロモーションで、8年ぶりに来日。ジャパンプレミアイベントのステージで起きたドレスのハプニングの様子を自らSNSでシェアし、海外のファンやメディアの間でも話題を呼んだ。

2025年2月19日、TOHOシネマズ日比谷で映画『ウィキッド ふたりの魔女』(3月7日日本公開)のジャパンプレミアイベントが行われ、同作で善い魔女グリンダを演じるアリアナ・グランデ(31)が、ジョン・M・チュウ監督(45)、悪い魔女エルファバを演じる主演のシンシア・エリヴォ(38)とともに登場。シンプルかつエレガントなルイ・ヴィトンの白いスリーブレスドレスに身を包み、息を呑むような美しいルックを披露した。

アリアナ・グランデ
2025年2月18日、羽田空港に到着したアリアナ Photo:Getty Images

この日、床に届くほどの丈のドレスを纏っていたアリアナは、ステージに上がるのに少し苦労したようだ。

米サイト『Entertainment Tonight』が投稿した動画によると、登壇する際、シンシアとチュウ監督の後に続いたアリアナは、ボリュームたっぷりなプリンセスシルエットのドレスで、うまく階段を上れず、1段1段、スローモーションに。先にステージ中央まで進んでいたシンシアとチュウ監督は、アリアナのトラブルに気づくと驚き、揃って両手を広げて駆けつけた。

そしてアリアナは差し伸べられたシンシアと監督の手を握ったあと、自力でステージの中央へ。先に戻った2人の元へ無事辿り着き、にっこりと笑顔を見せた。

このとき、プチパニック状態で走って助けに向かうシンシアとチュウ監督の動きが見事にシンクロしていることに、ネット上のファンの視線は集中。

3人の仲良しぶりに感激したあるファンが、「アリアナがドレスと格闘するところに、シンシアとジョン(チュウ監督)が駆け寄って助けてくれた様子」と綴って投稿したところ、その動画を、アリアナが自身のインスタグラムのストーリーにリポスト。

「ユニゾン・パニック!!」と綴り、シンシアと監督のアカウントをメンションして、号泣の絵文字とともにこう付け加えた。「2人とも大好き」。

またアリアナは、シンシアと監督が自身の救助に駆けつけているぼやけた写真を使ったファン作成のネット動画も、ストーリーに再投稿。「NO WITCH LEFT BEHIND(どの魔女も置き去りにしない)」とキャプションをつけ、「これはかなりツボ」と書き加えた。

今回は8年ぶりの来日となったが、初来日した2014年は4度も日本を訪れるなど、大の親日家として有名なアリアナ。米版『Marie Claire』によれば、日本語を学んでいたことなど、彼女の日本愛は海外でも知られているようで、このときアリアナがつけていた桜の花のヘッドピースも注目の的に!

米誌『PEOPLE』は、アリアナが演じるグリンダのテーマカラーであるピンクをイメージすると同時に、日本の象徴である桜で日本への敬意を表したと報じた。

またスタイリスト、レイチェル・ゾー(53)が手がけるサイト『The Zoe Report』は、『ウィキッド ふたりの魔女』のプレミアツアーで数々の素晴らしいルックを披露してきたアリアナが、最終地点の東京で「最後に最高の」ルックを披露したと紹介。「日本へのラブレターのような、桜をあしらったアップヘア」でプレミアに登場したと述べている。

同サイトによると、バレリーナのようなシニヨンヘアにセットした桜の花のヘッドドレスは、キャサリン皇太子妃(43)をはじめ、英国王室のメンバーも愛用する帽子ブランド、フィリップ・トレーシーによるカスタムメイド。アリアナがステージで動くたびに幻想的に揺れる桜が本物そっくりで、頭上で咲き誇っているように見えたと伝えている。

なお、アリアナ自身はインスタグラムに、ディズニーアニメ映画『バンビ』(1942)でバンビのママの頭上に桜の木の枝がかかり、花冠のように見えるワンシーンを投稿しており、そこからデザインのヒントを得たことを示唆したようだ。

米版『Marie Claire』によると、メイクでも桜の花のようなピンクをセレクト。チークはアリアナが手がけるブランド、R.E.M.ビューティーのチーク&リップスティックのマチネーという新色なんだそう。

また今回のルックを完成させたのはスタイリスト、ミミ・カトラルで、ルイ・ヴィトンのストラップレスドレスに合わせたのは京都発ジュエリーブランド、ニワカのダイヤモンドのチョーカーとスタッドピアスとのこと。

一方、16アーリントンのモノトーンのフリンジドレスを纏ったシンシアのルックにも日本へのオマージュが隠されていたようだ。

シンシアが「Arigato Tokyo!!!ありがとう東京」と綴った自身のインスタグラムの投稿で、ネイルアーティスト、LAネイル・テックによる桜や鶴、翡翠などをモチーフにしたデコラティブなロングネイルを披露している。

アリアナは、インスタグラムの自身のアカウントで、日本語で「ありがとうございます♡とうきょうだいすき!♡」とひらがなで綴り、今回一緒に来日した両親との写真やイベントの様子をシェア。最後はシンシアとチュウ監督のぴんぼけ写真で投稿を締め括った。

アリアナ・グランデ、日本へのオマージュをの画像_11
2025年2月16日(現地時間)、英国アカデミー賞授賞式に出席したアリアナ Photo:Getty Images

シンシアとアリアナは『ウィキッド ふたりの魔女』でそれぞれ、2025年アカデミー賞主演女優賞と助演女優賞にノミネートされている。3月2日(現地時間)に行われる授賞式で、また揃って仲のいい姿を見せてくれることを楽しみにしたい。