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米誌『People』によれば、このニュースは、メーガン妃のライフスタイルシリーズ『ウィズ・ラブ、メーガン』の視聴者データが発表されたのと同時に明らかになったという。
2025年7月17日(現地時間)に発表された、2025年上半期を対象としたNetflixの最新エンゲージメントレポートによると、メーガン妃の番組『ウィズ・ラブ、メーガン』は530万回視聴され、383位にランクイン。
米誌『Forbes』によれば、今年3月4日の配信開始後、Netflixの視聴率トップ10リストで公開1週目は10位に入ったものの、その後伸び悩み、話題性の高さは長期的な視聴維持には繋がらなかったという。
一方、ヘンリー王子が愛するスポーツを題材とし、夫妻が製作総指揮を務めたドキュメンタリー『POLO /ポロ』は2024年12月10日に公開されたが、半年間でわずか50万回しか視聴されず、3,436位という結果に終わった。
米サイト『Page Six』によれば、これまでのところ夫妻のNetflixでの最大の成功は『ハリー&メーガン』で、2022年12月、デビュー週に8,155万時間の視聴を記録。Netflix史上、ドキュメンタリー番組として公開第1週目に最も視聴された作品となった。『Forbes』によれば、今もこの記録を保持。番組は依然として注目を集め、2025年上半期にはさらに730万時間の視聴時間を記録している。
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『The Sun』によれば、サセックス公爵夫妻とNetflixは公式発表を行わず、ひっそりと袂を分つことで合意したようだ。
ある情報筋は「契約は終わった。もうこれ以上番組は制作されない。Netflixは、2人から得られるものはすべて得たと考えている」と語り、こう続けた。「Netflixは最初のドキュメンタリーシリーズで非常に多くの視聴者を獲得した点で賢明だった。現実的に見て、それがモンテシートのふたり(サセックス公爵夫妻)によるコンテンツの頂点となることはわかっていた」。
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『The Sun』が伝えるところによると、契約終了はヘンリー王子の番組の失敗を受けたものとのこと。またNetflixの幹部たちはメーガン妃が自身のブランド、As Everを優先していることに「かなりムカついていた」そうだ。
とはいえ、先述の情報筋は「彼らは結果に不満を持っているわけではない。最初にヒット作を出し、史上最も話題になった番組の一つを制作したのだから」と説明。「どちら側にもわだかまりはない。物事は自然に終わりを迎えた」と続けた。
さらに「Netflixの幹部は、メーガン妃にとって今や最優先事項は彼女自身のブランドであることは十分に承知しているが、彼らは自分たちがその二の次になるつもりはない」と付け加え、こう結んだ。「しかし、特にハリー(ヘンリー王子の愛称)にとっては、これは痛手となるでしょう。莫大な収益の損失ですから」。
また英紙『Daily Mail』も、Netflix関係者が「この契約は破談だ」と主張していると報道。『ウィズ・ラブ、メーガン』の約7,500番組中383位という結果は、上位6%に位置するものの、トップ300には届かず、Netflixが期待するほどのものではなかったようだ。
「彼女にはネームバリュー、プラットフォーム、メディアの注目のすべてがあったのに、数字は悲惨なものだった」と幹部たちは評価。「彼らはもうエンドクレジットが流れるのを待っているだけ。騒ぎを起こさず、静かに契約を終わらせようとしている。新しいものを求める気持ちは全くない」という。
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とはいえ1億ドル(約155億円)の契約が更新されなかったとしても、夫妻とNetflixとの将来的なコラボレーションの可能性がなくなるわけではないようだ。実際、メーガン妃の『ウィズ・ラブ、メーガン』シーズン2は、Netflixで今秋に公開される予定となっている。
複数のメディアが今後、単発的なプロジェクトを実施する可能性があると報じており、『Page Six』によれば、ある情報筋は「公爵夫妻を起用したテレビ番組は今後、さらに増える予定」だと主張しているとか。
さらに同サイトによれば、NetflixのCEOテッド・サランドス(60)はメーガン妃と定期的に食事をするほどの仲で、良好な関係を保っているという。メーガン妃はNetflixのCPG部門との提携で自身のライフスタイルブランド、As Everを立ち上げ、Netflixはこのブランドの「受動的なパートナー」であるとCEO自らが発言。今年4月の発売以来、数々の商品が即完売しており、今後も新作が続々と登場する予定だとみられている。
一方で、進行中とされていた番組制作のほうは頓挫するとの噂が。サセックス公爵夫妻は2023年8月にベストセラー恋愛小説『Meet Me at the Lake(原題)』の映画化を大々的に発表。『Page Six』によれば、Netflixが本の権利に対して約300万ドル(約4億4,300万円)を支払い、夫妻が映画の制作を手がけるとみられていたが、アーチウェル・プロダクションズはまだ監督を雇っておらず、キャスト選びもほとんど進んでいないという。
また夫妻はアフリカを舞台にしたドキュメンタリーも制作中だったが、これまた進展はない模様。事情を知る情報筋は「どちらのプロジェクトも、日の目を見ない可能性が高いのでは?」と話しているそうだ。