現在、世界から熱い視線を集めている、ゴージャスで煌びやかなドラァグ・クイーン。「女装」を超えた彼女たちは、プロのパフォーマーでありアーティスト。自信とパワーにあふれた姿に憧れる人は少なくない。
今回紹介するのは、アリッサ・エドワーズ（39）、ヴァイオレット・チャチキ（27）、アクアリア（23）など、インスタグラムで100万人を超えるフォロワーをもつ人気クイーンたち。美しさはもちろん、その個性も保証済み。彼女たちが放った名言の数々にも注目あれ。
そして忘れてはならないのが、そんなクイーンを世に送り出したオーディション番組『ル・ポールのドラァグ・レース』（以下、『ドラァグ・レース』）。昨年、エミー賞を５部門受賞するという快挙を成し遂げたことでも有名だが、来年３月には世界ツアーで日本に初上陸することが決定！ 空前のドラァグフィーバーを前に、お気に入りのクイーンをフォローして。
photos：Getty Images, Courtesy of Instagram text：Kyoko Kawaguchi
※一部写真に誤りがあり、申し訳ございませんでした。10月21日に差し替えました。
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世界で最も有名なドラァグ・クイーンと言えば、ルポール（58）。90年代にナイトクラブで顔を広げたのち、当時のスーパーモデルブームにちなんだシングル『スーパーモデル』をリリースし、大ブレイク！ 現在までドラァグ界の第一人者として、絶大な支持を誇る。
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そんなカリスマ性あふれるルポールは、若きクイーンたちから慕われるゴッドマザー的存在に。「ポジティブでい続けることは難しいけれど、その努力はいつだって報われるものよ」など、これまでに残した名言は数知れず。
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ルポールの番組『ドラァグ・レース』に登場するなり、圧倒的な美しさで注目を集めたアクアリア（23）。大学でデザインを専攻していただけあって、そのセンスも申し分なし。ファッション誌の表紙を飾ったり、メゾンブランドでモデルを務めたりとスター街道まっしぐら！
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素顔も超イケメン！のアクアリアは、同番組で見事優勝し、史上最高峰のクイーンと称されるまでに。受賞スピーチでは、「人生ではいつも２度目のチャンスが与えられるわけじゃない。でももしその機会が得られたなら、絶対に逃さずに成功をつかみ取るのよ」と力強くコメント。
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麻薬とアルコール中毒の親をもちながらも、逆境をバネに這い上がったアリッサ・エドワーズ（39）。地元テキサスでダンススタジオを経営するアリッサは、昼はカリスマオーナー、夜は無敵のドラァグ・クイーン！とふたつの顔をもつ。
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『ドラァグ・レース』に出演すると、日常を追ったドキュメンタリー番組が制作されるほどの人気者に。「外に出て人生を満喫するのよ。あなたが笑顔でいれば、他の人も笑顔にすることができる」というメッセージは、まさにアリッサの生き様そのもの。
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アジア系ドラァグ・クイーンの代表格と言えるキム・チー（32）。アニメキャラクターのような大胆なメイクとド派手なコスチュームが売りのキムだが、素顔からのトランスフォームぶりも目を見張るほど。唯一無二のキム・チーワールドに引き込まれること間違いなし⁉︎
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過去に太っていたことを理由にいじめを受けていたが、ドラァグカルチャーに出合って救われたことを明かしたキム。「自分のことを好きになって他人の意見を気にしなくなれば、人生はぐっとラクになる」という言葉に励まされるファンが続出！
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妖艶なビジュアルで世界を虜にしている、ヴァイオレット・チャチキ（27）。19歳のときにアトランタでドラァグ・デビューし、その後出演した『ドラァグ・レース』で知名度が急上昇！ クイーンにふさわしい自信とオーラの持ち主で多くの人を魅了。
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最近ではメットガラやランウェイにも登場するなど、ファッション界も席巻中のヴァイオレット。世間からの注目については、「みんな僕のことをすごく好きになるか、すごく嫌いになるかのどちらかなの。でもそれでいいと思ってる」と本人。堂々とした姿勢に拍手！
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ドラァグクイーン界の新星として現れたナオミ・スモールズ（26）。芸名の由来であるナオミ・キャンベル（49）に負けない小顔と脚の長さは、男女問わず憧れの的！ 来年１月からスタートするルポール主催のラスベガス公演『ドラァグ・レースライブ』のキャストにも抜擢されている。
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15歳のときにテレビで見たドラァグ・クイーンに惚れこみ、この世界に入ったというナオミは、ついには大御所クイーンたちと共演するまでに。悩めるファンたちには、「もし夢があるなら、諦めずに追いかけて。あなたもきっと叶えることができるはず」とエール！
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オーストラリアが生んだビューティクイーン、コートニー・アクト（37）。オーディション番組への出演をきっかけにアイドル歌手としてデビューし、芸能界入り。その後『ドラァグ・レース』で全米進出すると、美しすぎるルックスで人気が爆発！
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性別にとらわれず、女性と男性の姿を使い分けながら活動するコートニー。そんな自身のあり方について、「まわりから何を言われようと気にならないわ。これが私だから」とキッパリ！ テレビ番組のホストを務めるなど、ルポールの後任も夢ではない？
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一年足らずのドラァグ歴で挑んだ『ドラァグ・レース』では、新米とは思えぬオーラと才能を見せつけたヴァレンティーナ（28）。両親がメキシコ出身ということもあり、ラテン系のスタイリングに定評あり。どことなくビヨンセ（38）にも似ている？
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キリッとした眉をもつ凛々しい顔立ちが、素顔のヴァレンティーナ。あっけらかんとしたキャラクターとして知られるが、キャリアについては「批判を受け入れられなければ、成功もつかめないと思っている」と話すなど、芯の強さを伺わせている。
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ルポールに次ぐ大物クイーンとして知られる、ビアンカ・デル・リオ（44）。『ドラァグ・レース』で見せた圧巻のパフォーマンス力とハイクオリティな衣装、そして歯に衣着せぬ毒舌がお茶の間で大ウケし、瞬く間に全米から支持される存在に。もちろん出演後は、誰よりも大出世！
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成功の秘訣について聞かれたビアンカは、「毎日少しでもいいから進み続けること。ベッドに寝たままでいたって、何も達成できやしないんだから」とアドバイス。「欲しいものを手にするには、行動あるのみ！」がマイルールだそう。
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独創的な世界観をもつスキンヘッドのクイーン、サーシャ・ベロア（32）。ドラァグをアートととらえるサーシャのスタイルは、どれを取っても唯一無二！ メイクアップのスキルも秀逸で、有名ファッション誌がこぞって特集を組むほど。
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「ドラァグ・クイーンにとって大切なのは、ゴージャスでいること、正直でいること、一生懸命働くこと」と語るサーシャ。見た目だけでなく、内面の美しさ、そして努力が欠かせないというこの言葉に心動かされる人も多いのでは？
