#StayHome期間、映像ストリーミングサービスがあって本当によかった!と感じている人も多いのでは? 画面の前に座りきり!という状態になっているのは海外セレブも一緒のようで、SNSにはテレビ番組や映画にまつわる投稿が急増。
そんな彼らが今こぞって熱中しているのが、リアリティショー&ドキュメンタリー。エンタメ界の第一線で活躍するスターたちをも魅了するならば、おもしろさは確実!ということで、セレブたちのSNSでもっとも投稿されていた番組をピックアップ。
今年スタートした話題の最新シリーズから、ラブコールの絶えない長者番組まで。バラエティに富んだラインアップは、観たい作品が必ず見つかるはず! ゴールデンウィークに見納めておけば、今後のセレブウォッチングも一層楽しく。
『タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!』/狂気的な愛情が社会現象に!
今年3月に放送がスタートするなり、セレブたちを虜にしているドキュメンタリーシリーズ『タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!』。アメリカ・オクラホマで私設動物園を営むジョー・エキゾチックを中心に、猛獣に魅せられた男女の常軌を逸した行動や、全米を騒がせた殺人依頼、トラのブリーディングにまつわる知られざる裏の世界を映し出している。
本作の魅力は、何と言っても濃すぎる登場人物たち! 野生生物に関する法令違反と殺人依頼によって有罪判決を受けたジョーをはじめ、彼が殺人を企てるまでに憎んだ相手で、大型ネコ科動物の保護団体「ビッグキャット・レスキュー」の創設者キャロル・バスキンなど、猛獣に対する狂気的な愛情からその生き様、すべてがドラマチック。
そんなジョーに魅了されたセレブたちは、数知れず。ジョン・レジェンド(41)の妻クリッシー・ティゲン(34)は、ジョーの写真に愛息子マイルス(1)の顔をはめ込んだ加工写真をアップ。愛らしい笑顔とギラギラ衣装のギャップがなんともシュール。
— chrissy teigen (@chrissyteigen) March 26, 2020
俳優のジャレッド・レト(48)は、トラのぬいぐるみとともに自らタイガーキングに変身。ジョーさながらの奇抜な衣装を自前で持っているとは、さすが毎年メットガラの話題を独占するファッショニスタ?
#JaredLetoTigerKing pic.twitter.com/K70mgU7qUG
— JARED LETO (@JaredLeto) March 27, 2020
ジョーを擁護するコメントを続投し、賛否両論を巻き起こした歌手のカーディ・B(27)。キャロルをバッシングするだけでなく、「ジョーのために資金を募るアカウントを立ち上げたくなったわ。彼は自由になるべき」とツイート。夫の浮気相手を暴行するなど、過激な性格で知られる彼女ならでは?
Bout to start a gofundme account for Joe .He shall be free.
— iamcardib (@iamcardib) March 28, 2020
『ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!~』/会話だけで真実の愛は見つかるか?を検証
『バチェラー』&『バチェロレッテ』シリーズなど、セレブたちを「仕事も手につかない」ほどのめり込ませている恋愛リアリティショー。続々と登場している新作のなかでも、頭一つ抜きん出る人気を誇るのが『ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!~』。セレブ界きってのおしどり夫婦として知られるニック&ヴァネッサ・ラシェイが進行を務めることでも話題に。
抜群の美貌&プロポーションを誇る美男美女たちによる、華やかで刺激的な恋愛模様を映し出すのが定番だった、これまでの恋愛リアリティショー。本作がそれらと一線を画すのが、相手の容姿を一切見ずに会話だけで恋をする、という斬新なセッティング!
女性と男性のグループに分かれて生活する出演者たちが繰り広げるのは、完全個室でのデート。相手の顔はもちろん、シルエットすらも見えない壁を通して会話を重ね、運命の相手を探してゆく。
この人!という相手が決まったら初めて対面し、その場でプロポーズ。性格だけで恋に落ちたカップルがその愛を貫けるかを追い、検証するという内容だ。
そんな真新しい演出は、リアリティ番組界イチの出世株、キム・カーダシアン(39)をも魅了! 異父妹のケンダル・ジェンナー(24)から勧められて観始めたことを明かし、「夢中よ!!!!!!!」とツイート。
Alright @KendallJenner and @lala got me to watch Love Is Blind and I’m obsessed!!!!!!!!!
— Kim Kardashian West (@KimKardashian) March 5, 2020
アメリカで絶大な影響力を誇るコメディアンのエレン・ディジェネレス(62)はハマるあまり、自ら出演体験。出演者のひとりに扮した動画を公開し、その熱量の高さをアピールした。
I can’t believe I’ve forgotten to mention it for this long, but I was a cast member of #LoveIsBlind. pic.twitter.com/DRUYQk8tbZ
— Ellen DeGeneres (@TheEllenShow) March 10, 2020
『ル・ポールのドラァグ・レース』/美しく誇り高きクイーンたちにうっとり!
『アメリカズ・ゴット・タレント』や『ザ・ヴォイス』など、世界的な注目を集めるオーディション番組を多数放映するアメリカ。そんなオーディション大国で2009年から人気絶えぬ長者番組が、『ル・ポールのドラァグ・レース』。
タイトルの通り、ホストおよび審査員を務めるのはドラァグ界のゴッドマザーこと、ル・ポール(59)。「ドラァグ・スーパースター」の称号と賞金をかけて、全国から集まったドラァグクイーンたちが真剣勝負に挑む。
美しく誇り高きクイーンたちの姿は、アーティストから俳優まで幅広いジャンルで活躍するセレブたちのインスピレーションの源。テイラー・スウィフト(30)もそのひとりで、昨年リリースした『You Need To Calm Down』のミュージックビデオでは、ル・ポールや過去の出場者を起用しドラァグ・レースを再現!
長年、同番組の大ファンであることを公言してきたマイリー・サイラス(27)はシーズン11の審査員として登場。「念願が叶った!」と、大喜び!
セレブファンのなかでももっとも「意外!」と話題を呼んだのが、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで知られる俳優のアンドリュー・ガーフィールド(写真左・36)。
ル・ポールの友人でシーズン3の審査員を務めたミッチェル・ヴィザージュ(写真中央・51)を「伝説的」と賞賛しており、なんと2017年には、同番組が主催するイベント「WERQ THE WORLD」に彼女とともに出演! カツラをかぶり、ホイットニー・ヒューストンの曲に合わせて踊るという新たな一面が、ファンを驚かせた。
『クィア・アイ』/涙なしには観れない、華麗なる変身劇をドキュメント!
2003年〜2007年にかけて放送された大ヒット番組のリメイクとして、2018年にシーズン1がスタート。瞬く間に爆発ヒットを遂げ、現在シーズン4まで配信している『クィア・アイ』。
ファッション、ビューティ、食、カルチャー、インテリアという5つの専門分野のスペシャリスト「ファブ5」が、友人や家族から推薦された“イケていない”人物のもとを訪問。外見から内面まで徹底的なアドバイスを行い、劇的変身をサポート。ポジティブな人生へと導く様子を描く。
孤独な生活を送る独身シニア男性から、カミングアウトできずに悩む青年、大家族を支える多忙な父親など、多種多様な人物と対峙するファブ5たち。彼らが抱える苦悩を通して、ファブ5自身が直面し乗り越えてきた苦境も明らかに。
涙なしに観ることはできないショーのファンを公言するセレブは、ビッグネームがずらり! その筆頭はテイラー・スウィフトやジジ&ベラ・ハディッド姉妹で、ファブ5とプライベートでも交流を持つほどに。
コメディアンのピート・デヴィッドソン(26)は番組を愛するあまり、自身が出演する『サタデー・ナイト・ライブ』の企画にファブ5のひとりでファッション担当、タン・フランス(37)を招待。スタイリングのアドバイスをもらい、大はしゃぎ!
またタンは、とあるインタビューでボン・ジョヴィのボーカルであるジョン・ボン・ジョヴィ(58)からセルフィーを頼まれたエピソードも披露。「妻とともに番組の大ファンなんだ」と、興奮気味に話しかけられたとか!
『ネクスト・イン・ファッション』/イットモデルも注目するデザインコンペ
『クィア・アイ』の大ヒットにより、目覚ましい活躍ぶりを見せているファブ5たち。今年1月には、ファッション担当のタン・フランス(37)がアレクサ・チャン(36)とともに司会&審査員を務めるショー『ネクスト・イン・ファッション』が配信に。
世界各国で活躍するデザイナーたちが競うのは、25万ドルの賞金と、ECサイト「ネッタポルテ」でコレクションを展開できる特典。エピソードごとに異なるテーマに準じて、デザインから制作までを手がけるデザイン・コンペティションをドキュメントしている。
エピソードの最後を締めくくるお披露目会=ランウェイの見応えはもちろんのこと、短い制作期間で繰り広げられるアイデアの衝突や助け合い、さらにゲスト審査員として登場するトミー・ヒルフィガーやフィリップ・リム、プラバル・グルン、アドリアナ・リマといった豪華な顔ぶれも見所!
出演こそしていないものの、モデルのベラ・ハディッド(23)はインスタグラムで同番組を一気見したことを告白。トップモデルに「全部着たい!」と言わしめた勝者は!?
またここから、ネットで反響の大きかった話題のリアリティショーをピックアップ。一度スタートボタンを押したら最後! アディクティブな番組の数々とともに、ゴールデンウィーク&#StayHome期間を満喫して。
『ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!』/ホットな男女の禁欲生活をレポート!
4月に配信されるなり、Netflixの視聴率ランキングに連日ランクインを達成中の話題作がこちら。『Too Hot To Handle』=セクシーすぎて手に負えない、という原題の通り、出演者は全員スーパーがつくほどのダイナマイトボディの持ち主。
そんなセクシーすぎる男女が、美しい海に囲まれた楽園に集結。あっけらかんと「セックス大好き!」を公言するメンバーが対面し、これから始まるお楽しみタイムに胸を膨らませていると……ある衝撃のルールが告げられる!
そのルールとは、禁欲生活! セックスはもちろんのこと、キスや過剰なボディタッチも不可。それらの行為は「違反」とみなされ、毎回誰かが違反を犯すたび、賞金の10万ドルが減額されてしまうというのだ。
激しく落胆の色を見せるメンバーたちだが、周りを見渡せば、そこには引き締まったボディを惜しげも無く露出する異性がずらり。惹かれ合わない訳もなく、日々、理性と欲望の間で激しく葛藤することに……!
出身も年齢も異なる出演者たちに共通するのが、「真剣な恋愛を長らく経験していない」ということ。禁欲生活の果てに、彼らが一時の欲望を超えた真の愛を見出すことこそが、このルールの真の目的なのだ。
罰金を知りながらも「我慢できない!」とドラマチックなキスを交わしたかと思いきや、次の瞬間には「うーん、ちょっと違ったかも」とそっぽを向いたり、罰金の原因になったことをメンバーから責められ「あっちがキスしてきた」「いいや、あちらから」と言い合いになったり。
目まぐるしく展開する恋模様に、SNSには「馬鹿らしいと思いながらも止められない……」「1日で全部観ちゃった」と中毒性を訴えるコメントから、「意外と深いかも」なんて声も。深いかどうかは別として、単調な毎日に刺激を与えてくれることは確か!
『ex-エックス" オン・ザ・ビーチ~戦慄のバカンス~』/ドロドロの恋愛模様に爆笑必至
『ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!』に惹かれた人のなかでも、ホットなボディが大好物! そしてドロドロの恋愛模様はもっと好き!という人に激しくおすすめしたいのが、『ex-エックス" オン・ザ・ビーチ~戦慄のバカンス~』。
イギリスのMTVで2014年に放送がスタートし、爆発的ヒットを記録。現在シーズン11まで展開されており、アメリカでもリメイクされるほどの人気ぶりだ。
タイトルにある「ex」とは、元恋人を指す言葉。新しい恋人を探すべく、楽園に集ったセクシーな男女たち。めくるめく恋の予感に心が高まるのもつかの間、新メンバーが続々とサプライズ登場すると、ひとり、またひとりと顔が真っ青に。そう、新メンバーは参加者たちの元恋人なのだ!
過去の過ちを責められたり、復縁を迫られたり、はたまた、忘れたはずの感情が蘇ったり……。新しい恋と過去の恋の間で揺れる参加者たちのバカンスは、パラダイスから修羅場へと化す。
嫉妬あり、バトルあり、浮気ありと、泥沼関係に陥る男女の赤裸々な恋愛風景は、昼ドラより恐ろしく、ロマコメより笑える傑作。思い切り爆笑して、日々のストレスを発散してみては?
『THE CIRCLE アメリカ編』/SNS時代に成功するためのヒントが続出!?
アメリカ編を皮切りに、すでにブラジル編、フランス編が配信されている人気シリーズの舞台は、SNS。参加者たちが挑戦するのは、写真とオンライン上のチャットのみでコミュニケーションを交わし、他の参加者に好かれるよう戦略を練る社会実験的ゲーム。最後にもっとも好感度が高いと評価された人物が、賞金10万ドルを手にすることができる。
参加者はそれぞれの部屋にこもり、「THE CIRCLE」と名付けられたSNS上でメンバーたちと会話を行う。ありのままの自分を公開する者もいれば、赤の他人に扮して参戦する者も。本人か偽物か、本心か嘘か。文字のみのコミュニケーションで人はどこまで相手を信頼し、理解できるかを映し出す。
美しければ「本物のわけがない」、いい人ならば「偽善者」などと探り合いながら、徐々に仲間意識と絆を深めてゆくメンバーたち。エンターテインメント性はもちろんのこと、「SNS時代に欠かせない、ネット上のコミュニケーションスキルを学べる」と評価するファンも。
著名人のみが参加するセレブ版の制作が発表され、今後さらなる盛り上がりを見せること間違いなし!
『リズム+フロー』/出演陣の豪華すぎる顔ぶれが前代未聞!
オーディション番組と切っても切り離せない関係にある才能といえば、やはり音楽。これまでも『アメリカズ・ゴット・タレント』や『ザ・ヴォイス』、『アメリカン・アイドル』、『Xファクター』などのロングヒット番組が、数々の人気アーティストを生み出してきた。
昨年配信がスタートした『リズム+フロー』が他と大きく異なる点は、ラッパーのみに出場権があること! もちろん審査員もラッパーのみで、シーズン1はT.I.(39)、カーディ・B(27)、チャンス・ザ・ラッパー(27)の3人が出演。
ラップバトルやミュージックビデオ制作、サンプリング、コラボレーションなど、様々なテーマを勝ち抜いた勝者に与えられる賞金は、25万ドル。審査員3人が自ら足を運んで発掘した逸材を含め、アメリカ全土から集まったラッパーたちが、スーパースターを目指して熾烈な戦いを繰り広げる。
審査員3人に加え、スヌープ・ドッグやアンダーソン・パーク、ニプシー・ハッスル、DJキャレドなどなど、ゲスト出演するラッパーやプロデューサー、コラボレーターの豪華な顔ぶれは前代未聞! オーディションとは思えぬレベルの高さ&臨場感たっぷりのパフォーマンスは、ライブを観たような満足度が楽しめる。
『5ファースト・デート』/NYの最新デート事情が明らかに
2019年に配信されるなり、「シーズン2が待ちきれない!」というラブコールが絶えぬ本作。6人の独身男女が、それぞれ5度のブラインド・デート(見知らぬ相手とのデート)に挑戦。5人のうち、2回目のデートに誘う相手をひとりだけ選ぶ、という恋愛ドキュメンタリーだ。
真剣交際を求める独身男性に、仕事に精を注ぐバツイチ女性、孤独な生活を送る未亡人、NYのファッションシーンで活躍するレズビアンなど、バックグラウンドの異なる出演者たちが、同じく外見も職種も人種も異なる5人と経験するファースト・デート。
ディナーをともにしながら会話する様子を収めた構成は、まるで隣のテーブルのデートを覗き見しているような感覚が。会話がかみ合わなかったり、軽い口論に発展したりと、思わず「あるある!」と漏れてしまいそうなほどにリアリティー抜群。
全6つのエピソードはどれも、ニューヨークはブルックリンが舞台。ニューヨーカーたちのデートスポットや、ホットな話題、会話の展開方法などにも注目したい。
text : Ayano Nakanishi