2020年7月に米大統領選に出馬し、大きな注目を集めているカニエ・ウェスト(43)。ラッパー、プロデューサー、ファッションデザイナー、キム・カーダシアン(39)の夫など、数々の肩書きを持っていることで知られている彼は、どんな人生を歩んできたのだろうか?
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最も有名なのが、ミュージシャンとしてのキャリア。なんと高校生のときからアーティストへの楽曲提供をしており、若くしてプロデューサーとして成功すると、2004年に『ザ・カレッジ・ドロップアウト』でデビュー。斬新なサンプリングと高い音楽性でファンを魅了し、現在までにグラミー賞を21回受賞。名実ともに、世界を代表するラッパーのひとりに。
また、ブランド「YEEZY」を手がけるデザイナーとしても知られている。特にアディダスとコラボレーションしたスニーカー「YEEZY BOOST」は、新作が発売されるたびに大ヒット。ストリートを原点にしたミニマムなデザインは、ファッション業界に新たな旋風を巻き起こしている。
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こうした才能が評価される一方で、破天荒な言動でゴシップを騒がせることも多い。パパラッチともみ合いのケンカをしたり、アーティスト仲間に(例えば、テイラー・スウィフト)に暴言を吐くこともしばしば。自己顕示欲の高さから、自らを「天才」「神が創った偉大なアーティスト」と呼び、物議を醸したこともあった。
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そんなカニエの半生は、グラミー賞受賞→最愛の母の死、暴言による大バッシング→ステージ復活と、まさにアップダウンの連続。しかしその裏では、キリスト教への信仰、メンタルヘルス問題との闘い、人種差別への関心など、繊細な内面も見てとれる。知れば知るほど深みにハマる、「カニエ・ウェスト」という人物像に迫る。
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