ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代No.1ジェームズ・ボンド、 全5作を辿る眼福ギャラリー

ダニエル・クレイグ(53)最後のジェームズ・ボンドとなる「007」シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。度重なる公開延期を経て2021年9月末にロンドンでワールドプレミアが実現し、10月1日ついに日本で公開された。

Photo:Samir Hussein/WireImage 
Photo:Samir Hussein/WireImage 

2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』から、6代目のジェームズ・ボンドとして『007 慰めの報酬』(2008年)、『007 スカイフォール』(2012年)、『007 スペクター』(2015年)、そして『007/ノー・タイム・トゥー・ダイ』と5作品でボンドを演じたダニエル。それまでのおしゃれなモテ男スパイとは異なり、自身の過去に悩まされ、苦しむリアルな人間として描かれているダニエル版ボンドは歴代ナンバーワンともっぱらの評判。

Photo:Instagram(007)
Photo:Instagram(007)

加えて、身体を使った激しいアクション、筋肉美を見せつける水着姿、そして全裸で拷問を受けるシーンまで、鍛えあげた肉体美を惜しげもなく披露。ファンを魅了した点でも、最高のボンドだったといえるのでは?

Photo:Splash/AFLO
Photo:Splash/AFLO

そんなダニエルへの感謝の想いを込めて、場面写真、撮影風景、プレミアなどで撮影された美しきショットを厳選してお届け。しっかりと目に焼き付けて!

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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_1
2005年、当時ほぼ無名だった37歳のダニエルが6代目ボンドとしてお披露目されると、世間には大反対の声が巻き起こった! ブロンドヘア、青い瞳のボンドは、ダニエルが初めて。今の姿と比べても別人のようで、オーラ不足は否めない!?
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_2
ダニエル版ボンドに対するバッシングは撮影がスタートすると、ますますヒートアップ! 撮影現場には連日、大勢のパパラッチが詰めかけていたそう。そんななか、海からあがるシーンで鍛えあげた肉体を披露したダニエル。この瞬間から手の平を返したように、ダニエル版ボンドへのバッシングは期待へと変わった!
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_3
ボンド役をオファーされたとき、実はあまり乗り気じゃなかったというダニエル。プロデューサーに「初代ボンドのショーン・コネリー(享年90)、先代ピアース・ブロスナン(68)にはなれません」と伝え、断ろうと思っていたとか。しかし、脚本があまりに素晴らしく、断ることはできなかったそう。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_4
『007 カジノ・ロワイヤル』の冒頭で殺しのライセンス「00」を得たダニエル版ボンドは、敵との激しい格闘や高所での危険で生々しいアクションを次々と繰り広げ、一気にファンの心をわしづかみに。一方、バハマのホテルでは、パーキング係に間違えられるシーンも。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_5
「007」シリーズでは多くのスタントを自身で演じたダニエル。それだけにケガも多く、『007 慰めの報酬』のプレミアには右腕を吊った状態で登場。『007 スペクター』では足を骨折するも、手術を受けると9カ月は撮影が延期になると知り、激痛をこらえながら撮影を続行した。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_6
かつては、過去に囚われない男だったボンドだが、ダニエルが演じるようになってからシリーズは連続したストーリー展開に。ダニエル版ボンドの第1作『007 カジノ・ロワイヤル』でエヴァ・グリーン(41)が演じた最愛の女性、ヴェスパーの悲劇的な死を目の当たりにしたことが、その後のボンドの人生に大きな影響を与えることになった。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_7
第2作『007 慰めの報酬』は脚本が完成直前という段階で、全米脚本家組合がストライキに突入。脚本なしで撮影はスタートを切り、そのためダニエルはアクションに集中したそう。作品は印象的なシーンは多数あるものの、ストーリーや肝心なボンドの内面を描ききれず、大ヒットした1作目を超えることはできなかった。
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ボンドといえば、スーツやタキシードでビシッと決めたファッションが思い浮かぶが、『007 カジノ・ロワイヤル』ではカジュアルな柄シャツ、『007 スペクター』での雪山でのシーンではダウンベストなどTPOに合わせたファッションを披露。
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2012年のロンドンオリンピックの開会式にもボンドとして登場したダニエル。エリザベス女王(95)をバッキンガム宮殿に迎えに行き、愛犬のコーギーたちに見送られ、ヘリコプターから会場にダイブするというシーンを演じた。 当初ダニエルはバッキンガム宮殿で撮影できるわけがないと思っていたが、エリザベス女王は「書き物をしているふりをした方がいいかしら?」と自ら提案するなど、ノリノリだったそう!
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_10
ロイヤルファミリーも出席して行われた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のワールドプレミアに、ダニエルは意表を突くピンクのタキシードで登場! これまでダニエルはプレミアでもボンドのイメージをキープしていただけに、ネット上では、この装いは「ボンド卒業」の意思表示のひとつとする意見も浮上。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_11
最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で最凶の敵サフィンを演じたのはラミ・マレック(40)。ダニエルと初めて共演したときのことを、「本物のMI6工作員が歩いているようだった。あまりのオーラにセリフがでてこなかった」と振り返った。2019年に行われたイベントでは一緒にセルフィーを撮影する場面がキャッチされており、ボンドを長年演じたダニエルを深くリスペクトしている様子。
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ボンド役のために身体を鍛え、見事な肉体美を手に入れたダニエル。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のために1年かけて準備したこと、ただし1作目の時は数カ月で済んでいたことを明らかに。「歳をとって、すべてが昔に比べると大変だよ。ただし、それだけの価値はある作品」と最新作に自信を見せた。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_13
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のワールドプレミアを終え、アフターパーティーに向かうところをパパラッチに撮影されたダニエル。なんと、明らかに妻レイチェル・ワイズ(51)ではない女性と手をつないでいた! 実はこの女性は、ダニエルと最初の妻との娘で、女優のエラ・クレイグ(29)。ふたりがツーショットを披露するのは激レアとのこと。
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1995年の『007 ゴールデンアイ』からボンドの上司Mを演じ、ダニエル版ボンドでもM役を続投したジュディ・デンチ(86)。ダニエルはジュディとずっと共演したいと願っていたそうで、「007」シリーズにより「思っていた以上の夢が叶った」と喜びを語った。そんなジュディは『007 スカイフォール』でM役を卒業。ジュディの最後の撮影は全員がエモーショナルになっていたとか。
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英国紳士らしくピシッとしたスーツ姿が似合うボンド。しかもダニエル版ボンドの場合、ボディにフィットしたスーツ姿で全力疾走したり、敵と取っ組み合いの乱闘をしたり、陸・海・空で激しいアクションを繰り広げる。そのため、アクションシーンひとつにつき、スーツは20〜25着必要だったとか。
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すべての「007」作品で身体を張った演技をしてきたダニエル。最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、桟橋を全力疾走するシーンで足を滑らせ負傷し、手術を受けたことを告白。そのためリハビリテーションも役作りに欠かせない仕事のひとつに。
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さまざまなガジェットが登場することでも知られる「007」映画。最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場するガジェットは多くないものの、ダニエルはアストンマーチンDB5が「究極のガジェット」と明言。ただし「持って帰ることは許されなかった」と語り、記者の笑いを誘った。
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ありがとうダニエル・クレイグ! 歴代Noの画像_18
『007 スペクター』後、ボンド役を続投するなら「このグラスを割って手首を切る方がマシだ」と答えたダニエル。後に、とくにハードだった『007 スペクター』の撮影終了直後に聞かれたためだったと状況を説明し、「言い方もマズかった」と反省を口に。その後、プロデューサーから「まだ描けていない物語がある」と説得され、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』への出演を決意。
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第1作『007 カジノ・ロワイヤル』でスターダムに駆け上がったダニエルは人生が一変。プライベートも注目されるようになり、引きこもりがちになってしまったとか。そうした状況で、2009年にヒュー・ジャックマン(52)とブロードウェイの舞台で共演。終演後もファンサービスを楽しむヒューの姿を見て、「名声を受け入れて感謝する」姿勢を学んだと振り返った。
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2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで、過去最長となる15年にわたりボンドを演じたダニエル。撮影最終日にはスタッフ、キャストの前でスピーチ。「これまでの作品はすべて大切に思っている。とくに今回の作品は朝起きて、ここにいるみんなと一緒に仕事ができることが喜びだった」という言葉で、歴代ナンバーワンと言われたボンド人生を締めくくった。


Photo:Getty Images, Aflo, Courtesy of Instagram

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