2021.11.21

王妃のヌード流出から、王女の監禁、隠し子、銃殺事件まで。世界の王室で起きたスキャンダル10選

2020年に英国王室を離脱し、以降も暴露本や裁判などのニュースで連日世間を騒がせているヘンリー王子(37)とメーガン妃(40)。しかし世界のロイヤルファミリーに目を向けると、驚きのスキャンダルが多数勃発していた!

ヘンリー王子とメーガン妃
Photo:Getty Images

タイでは2020年、マハ・ワチラロンコン国王(69)の元愛人で、「高貴な配偶者」として称号を与えられていたシニーナート・ウォンワチラーパック(36)の全裸写真約1,000枚が流出。しかも流出させたのはスティダー王妃(43)の関係者という、昼ドラさながらのドロドロな内情が明らかに。

マハ・ワチラロンコン国王とスティダー王妃
Photo:Aflo

皇室きってのプレイボーイとされるアルベール2世(63)の3度目となる隠し子騒動が2020年に勃発したモナコ公国。これにより、大きなショックを受けたと言われているシャルレーヌ妃(43)。数々のスキャンダルのおかげで、妃が斬新なヘアカットに挑戦したり、アフリカに長期間滞在したりするたびに、離婚危機説が飛び交っている。

アルベール2世とシャルレーヌ妃
Photo : Getty Images

国王フェリペ6世(53)とレティシア王妃(49)の美しさや、娘の王女ふたりの成長がたびたび話題となるスペイン王室。じつは前国王のフアン・カルロス1世(83)が収賄疑惑や愛人スキャンダルなどに見舞われ、2016年に海外へ亡命している。

国王フェリペ6世とレティシア王妃
Photo:Getty Images

上記3カ国を含め、マレーシア、ドバイ、エスワティニ、デンマークなど、世界を騒がせてきたロイヤルファミリーのスキャンダルをお届け!

1.タイ:国王の配偶者のヌード写真、約1,000枚が流出!

タイのマハ・ワチラロンコン国王とスティダー王妃
Photo:Aflo

2016年、4度目の結婚でスティダー王妃(43)を迎え入れた、タイのマハ・ワチラロンコン国王(69)。国王にはシニーナート・ウォンワチラーパック(36)という愛人がおり、王妃と結婚した数カ月後、シニーナートに「高貴な配偶者」という意味をもつ「チャオクンプラ」の称号を授与! しかしシニーナートが王妃の即位に反発したことで王妃と揉め、授与からわずか3カ月後、称号を剥奪されてしまう。

シニーナート
Photo:Aflo

剥奪された翌年、再び配偶者の称号を授与されたシニーナート。すると今度、シニーナートの全裸写真、約1,000枚が海外サイトに流出するという事件が勃発! 中にはかなり際どい写真もあったようで、どうやら王妃の関係者がシニーナートを失墜させるため、故意に流出させたとか。ただしシニーナートは国王のハートをがっちり掴んでいるようで、シニーナートへのお咎めもく、皇室はこのスキャンダルをスルーしている。

2.ブルネイ:プレイボーイ王子が訴訟、横領で資産を失う

ブルネイのジェフリ・ボルキア王子
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“世界一金遣いの荒いプレイボーイ”として悪名高い、ブルネイのジェフリ・ボルキア王子(66)。1997年には王子に騙されてブルネイに連れてこられた多くの女性から虚偽と虐待で訴えられるなど、数多くの法的な問題を抱え、その訴訟にまつわる費用は世界でもトップクラスだとか!

ブルネイのジェフリ・ボルキア王子
Photo:Aflo

さらに財務大臣だった際は国費を横領し、1兆円以上も着服していたことが明らかに。返還を迫られた王子は職を失い、資産も凍結。2,000台以上の高級車のコレクション、プライベートジェットやヘリ、絵画のコレクション、宝石など、ほとんどの資産を売ることを余儀なくされた。

3.ドバイ:王女が亡命を図ったのち、監禁されていることを告白

ドバイ首長の次女、ラティファ王女
Photo:Aflo

2018年、アラブ首長国連邦ドバイ首長の次女、ラティファ王女(35)が国外への脱出を試みて、連れ戻されるという報道が流れた。その後は消息が分からなくなっていたが、2021年2月に「今、私は別荘にいる。格子がついていて窓は開けられず、外にも出られない。毎日自分の身と安全を心配している」と監禁状態になっていることを告白した動画が公開され、世界中が大騒ぎ!

すると5月、ドバイのショッピングモールで撮影された王女の写真が、王女の友人のインスタグラムで公開された。王女本人も「最近、休暇で友達と一緒に欧州の3か国を訪れました」と声明を出し、自由の身になったことを明らかに。

4.エスワティニ:12番目の妻が法務大臣と浮気!

ノサンド・デュベ
Photo:Getty Images

“アフリカ最後の絶対君主”と言われ、15人の妻を持つエスワティニの第8代国王、ムスワティ3世(53)。2005年には、子どものために主催したパーティで演奏をした15歳の少女、ノサンド・デュベ(享年31)を12番目の妻として迎えた。

エスワティニの第8代国王、ムスワティ3世
Photo:Getty Images

しかし2010年、ノサンドは当時の法務大臣と一緒にベッドにいるところをキャッチされ、不貞が発覚。逃亡の恐れがあるとして2人とも逮捕され、刑務所に入所される。ちなみに国王にとって妻の浮気や逃亡は初めてではなく、2004年にも妻2人の浮気が発覚し、国外へ逃亡されたとか!

5.ネパール:皇太子が宮廷内で国王ら9人を銃殺

ディペンドラ皇太子
Photo;Getty Images

世界を揺るがしたロイヤルニュースといえば、2001年に起きたネパールの王族殺害事件。ネパール王国の首都カトマンズにあるナラヤンヒティ王宮で、国王の弟であるディペンドラ皇太子(享年29)が、国王や王妃をはじめとした9人の王族を銃で射殺。自身も銃で自殺を図るという事件が発生した。

ネパールの王族
Photo:Getty Images

当時、事件が起きた理由として、ディペンドラ皇太子の結婚相手の家族が敵対関係にあったため、国王や王妃に大反対を受けていたからだと報じられた。しかし事件にはいくつか不可解な点があり、実際にはディぺンドラ皇太子が犯人ではなく、専制君主制から民主化になることを恐れた一派が起こした宮廷クーデター説が濃厚とも言われている。

6.マレーシア:17歳の少女が王子と結婚した翌年、逃亡!

マノハラ・オデリア・ピノ
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2008年、マレーシア・クランタン州のスルタン(イスラム王侯)のトゥンク・テメンゴン・モハマド・ファクリー王子(43)が、米国とインドネシアの二重国籍を持つモデルで当時17歳だったマノハラ・オデリア・ピノ(29)と結婚。

まるでシンデレラストーリーのようだが、翌年マノハラは王子らとシンガポールを訪れた際、警察に保護を求めてインドネシアに帰国。宮殿では護衛の監視下におかれて、薬物を注射されたり、王子からは虐待や性的暴行を受け、性奴隷のように扱われていたりしたことを告白した。
 
 

マノハラ・オデリア・ピノ
Photo : Aflo

このマノハラの訴えに、王子も反逆。彼女と彼女の母親に中傷されたとして、名誉毀損で約28億円の損害賠償を求める訴えを起こし、王子側が勝訴。翌月にはクランタン州のイスラム法高等裁判所が、マノハラに対し、王子の元に戻って王子の負債約2,900万円を返済するよう命令した。その後の裁判の行方は明らかになっていないが、現在マノハラはインドネシアでモデル&インフルエンサーとして元気に活躍しているよう。

7.デンマーク:皇太子との権力争いで、弟の王子一家が国外へ

フレデリック皇太子とメアリー皇太子妃
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自転車大国であるデンマークにおいて、子どもたちの送り迎えも自転車で行うなど、その親しみやすさから国民から高く支持されているフレデリック皇太子(53)とメアリー皇太子妃(49)。その人気は、英国におけるウィリアム王子と(39)キャサリン妃(39)の人気と等しいと言われるほど!

フレデリック皇太子とメアリー皇太子妃
Photo:Getty Images

そんなデンマーク皇室内部に、不穏な噂が浮上。現在、皇太子の弟であるヨアキム王子(52)とマリー妃(45)ら一家は、ミリタリープログラムの一環としてパリに住んでいるが、このことについてマリー妃が「私たちの選択ではない。デンマークに戻りたい」とインタビューで告白。内部での権力問題が関係しているのでは?と囁かれているが、真相は明らかになっていない。

8.カンボジア:王子が浮気相手の女性と結婚後、交通事故に遭い女性が事故死

ノロドム・ラナリット王子
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カンボジア独立の父といわれるノロドム・シハヌーク前国王(享年89)の次男であり、政治家でもあるノロドム・ラナリット王子(77)は、1968年にノルドム・マリエ(73)と結婚。しかし90年代に当時ダンサーだったオウク・ファラ(享年39)と出会い、不倫関係に。王子がマリエに離婚を申し出た2006年、夫の不貞を知ったマリエは王子を訴えた。

ノロドム・ラナリット王子
Photo:Aflo

その後、2010年に離婚が成立した王子は、浮気相手だったオウクと再婚。2人の息子にも恵まれて幸せな生活を送っていたが、2018年に王子とオウクが乗っていた車が対向線にいたタクシーと正面衝突。王子は重傷を負い、オウクは亡くなるという悲惨な結末に。

9.スペイン:汚職事件が露呈した前国王が亡命!

スペイン国王のフアン・カルロス1世
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就任期は人気が高かったものの、愛人問題や金銭疑惑で2014年に生前退位を余儀なくされた、前スペイン国王のフアン・カルロス1世(83)。さらに2016年、サウジアラビア高速鉄道建設計画をめぐり、約105億円を収賄したという汚職疑惑が浮上した。

スペイン国王のフアン・カルロス1世
Photo:Getty Images

このスキャンダルが報じられると、国王のフェリペ6世は前国王からの相続財産を放棄し、前国王への年金支給も停止すると表明。そして前国王は「スペインという国家、国民、そして国王であるあなたに仕える強い信念に基づき、スペインを離れる」と国外へ亡命。現在はドミニカ共和国に滞在していると言われている。

10.モナコ公国:度重なる隠し子騒動で、妃との離婚説が度々浮上

モナコ公国のアルベール2世
Photo:Getty Images

ロイヤルファミリー界きってのプレイボーイとして知られるモナコ公国のアルベール2世は、これまで2人の隠し子を認知。1人目は、当時独身だったアルベール2世が南フランスで休暇中に出会ったアメリカ人女性との間に誕生した、娘のジャズミン・グレース・グリマルディ(29)。2人目は、エールフランス航空の客室乗務員だった女性との間に生まれた、アレクサンドル・グリマルディ=コスト(18)。ともに非嫡出子として認知されている2人は一緒に誕生日を祝うなど、大の仲良し!

モナコ公国のアルベール2世、シャルレーヌ妃と子どもたち

そして2020年、アルベール2世に再び隠し子騒動が勃発。母親はイタリア在住のブラジル人女性で、アルベール2世が認知したかどうかは明かされていない。しかし出産時期がシャルレーヌ妃との交際時期と丸かぶりだったことから、シャルレーヌ妃は大きなショックを受けているとのこと。アルベール2世の女癖の悪さから、一家の幸せな画像が公開されても不仲説や離婚説が絶えない。

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