恋にキャリアに悩む等身大の女性たちを描いた『SEX and the CITY』(以下:『SATC』)で1998年のシーズン1より2003年のシーズン6まで主演を務め、その後映画も2本公開になり、今なお世界中のファンから愛されるサラ・ジェシカ・パーカー(55)。同作では、パトリシア・フィールド(78)が手掛けた奇抜でチャーミングなファッションも見どころのひとつだが、個性溢れるスタイリングを自分のものにし、キャリー・ブラッドショーを作り上げたサラはファッション界を牽引してきたひとり。
【THEN】2001年4月 Photo:Getty Images
【NOW】2020年8月 Photo:Getty Images
【THEN】2003年11月 Photo:Getty Images
【NOW】2020年6月 Photo:Getty Images
今では、自身の名を冠したシューズブランドをはじめ、コスメラインやサングラスのデザインなども手掛けているビジネスウーマンでもあるサラ。華やかなレッドカーペットから育児中の私服まで、ファッション遍歴を一挙プレイバック!
【NOW】チェック柄や花柄にグッチのロゴソックスをコーディネート
こちらもインスタグラムに投稿された一枚。お気に入りのメリージェーンに合わせたのは、グッチ(GUCCI)のグリッターロゴソックス。そこに、チェック柄や花柄などロマンティックな要素をちらばせて。メリージェーン同様に、サングラスも自身のブランドとコラボレーションした、エスジェイピー × サングラス・ハット(SJP X Sunglass Hut)のもの。
ソックス:グッチ(GUCCI)
メリージェーン:エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
サングラス:エスジェイピー × サングラス・ハット(SJP X Sunglass Hut)
【NOW】たまには気分を変えて、シックなワンピースを
ファッション好きなサラは、スタイリングをインスタグラムに投稿することもしばしば。この日は、色鮮やかなアイテムを好むサラにとっては珍しく、黒をベースにしたフローラルプリント柄のワンピースをチョイス。足もとはお馴染み、エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のパンプスを合わせて、自身のブランドをアピール?
パンプス:エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】テイストミックスさせた足もとがおしゃれ
自身の名を冠したシューズブランドの他にも、ビューティブランドを手掛けるサラ。メルボルンで開催されたフレグランスのローンチイベントでは、ウラ・ジョンソン(Ulla Johnson)のフローラルワンピースで登壇した。リーボック(Reebok)とコラボレーションしたヴェトモン(VETEMENTS)のスポーティなパープルソックスに、ビジューが煌びやかなエスジェイピー バイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のメリージェーンを合わせた高度なテイストミックスが見事!
ワンピース:ウラ・ジョンソン(Ulla Johnson)
ソックス:リーボック(Reebok)×ヴェトモン(VETEMENTS)
パンプス:エスジェイピー バイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】ダークカラーの小物選びで早秋にスイッチ
自身のシューズブランド、エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のショップでサラをキャッチ。白いコットンワンピースや重ね付けしたネックレスに合わせたのは、グレーの長袖&エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のグリッターサンダルといったダークカラーのファッションアイテム。夏らしいワンピースでも、小物選びひとつで秋を意識したコーディネートを実践。レオパード柄のおしゃれマスクで感染予防も忘れずに!
サンダル:エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】一筋縄ではいかない? アンバランスな小物テクニック
アートピースのような個性的なシンシア ローリー(CYNTHIA ROWLEY)のワンピースを着こなし、ニューヨークのストリートを颯爽と歩くサラ。レイバン(Ray-Ban)のシールド型で辛口なアクセントを効かせつつ、エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のメリージェーンを合わせて。自由すぎる小物合わせもサラのお得意テクニック。
ワンピース:シンシア ローリー(CYNTHIA ROWLEY)
サングラス:レイバン(Ray-Ban)
パンプス:エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】ド派手なワンピースにパンチを効かせて
誰もが振り返るような個性派ファッションに身を包んで、自宅から登場したサラ。ピンクやレッドなどの色鮮やかな柄ワンピースにスマイス(SMYTHE)のベロアブレザーを羽織り、足もとはこれまたド派手なピンクのタイツ&パンプスを合わせて。主役級のワンピースなだけに、シックな色の小物を選びがちだが、サラのスタイリングに「無難」の文字はなし!
ブレザー:スマイス(SMYTHE)
【NOW】エレガントなシルクパジャマでストリートを闊歩
イタリア発のランジェリーブランドで知られるインティミッシミ(Intimissimi)のシルクパジャマを取り入れ、ストリートを闊歩する姿は『SATC』のワンシーンのよう? ボタンをひとつしか留めず、シャツから覗かせたレオパード柄のインナーがとびきりセンシュアル。足もとは、エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のサンダルをチョイス。
パジャマ:インティミッシミ(Intimissimi)
サンダル:エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】ブラックドレスをセンシュアルに纏って
セント・ジョン(ST. JOHN)のブラックドレスは、前面や袖にカッティングが施されたデザインが特徴的で、腰から裾にかけてドレープが美しい一枚。ロングヘアはラフなままに、アクセサリーはつけないなど、シンプルかつセンシュアルに着こなすのがサラ流。
ドレス:セント・ジョン(ST. JOHN)
【NOW】ジャケットスタイルに遊び心をプラス
外側にレッドライン、内側にブルーラインが効いたパンツを主役に、スポーツテイストを取り入れたジャケットスタイルを披露したサラ。そこに、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)のチェーンバッグとアクセサリーを重ね付けして。足もとをリボンパンプスで外したところに、サラの遊び心が感じられる。
バッグ:ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)
【NOW】ファッションイベントにキャリー・ブラッドショー現る?
2019年9月、ニューヨーク・シティ・バレエ団主催のファッションイベント「ニューヨーク・シティ・バレエ・フォール・ファッション・ガラ」に参加したサラ。『SATC』のキャリーが好みそうなパフスリーブのピンクドレスは、ザック・ポーゼン(Zac Posen)。そこに、自身のシューズブランド、エスジェイピー バイ サラ ジェシカ パーカー(SJP BY Sarah Jessica Parker)のオープントゥを合わせて。右足をピンクに、左足をゴールドに変えてアクセントをプラス。
ドレス:ザック・ポーゼン(Zac Posen)
サンダル:エスジェイピー バイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】引き算知らず!? 柄オンパレードの秋スタイル
サラのファッションを代表するスタイリングのひとつが、柄をミックスさせたコーディネートだろう。グリーンのレオパード柄ワンピースに、チェック柄のベルトをオン。その上に羽織ったのは、ピンク×グレーの千鳥格子のコート。鋲付きのクロスボディやエスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)のグリッターパンプスなど、主張の強いアイテムを組み合わせるも、様になるのが不思議。
パンプス:エスジェイピーバイ サラ ジェシカ パーカー(SJP by Sarah Jessica Parker)
【NOW】キッズとトーンを揃えたソフトなパステルドレス
2009年に代理出産で授かった双子のマリオン(11)とタビサ(11)を連れて、「ニューヨーク・シティ・バレエ・スプリング・ファッション・ガラ」のレッドカーペットにやってきたサラ。娘たちの花柄ワンピースを引き立てるように、シアー素材の春らしいパステルグリーンのドレスを選んだ。キラキラ光るシルバーパンプスも、ドレスアップに相応しい。
【NOW】シックなブラックドレスはディテール勝負
地味になりがちなベロア素材のブラックドレスも、サラの手にかかればグッと華やぐ。2018年12月に開催されたカルチャーイベント「ニューヨーク・ウィメン・イン・フィルム・アンド・テレヴィジョン」では、レオパード柄、パワーショルダー、フリルなどのディテールにこだわった一着をチョイス。足もとはウォルフォード(Wolford)の網タイツやブラックパンプスでレディに仕上げて。
タイツ:ウォルフォード(Wolford)
【THEN】ブラックドレス×ヌーディパンプスでとことんシックに
2005年12月、DGAニューヨーク劇場で開催された映画『幸せのポートレート』(2005)のプレミアに出席したサラは、いつになくシンプルなブラックドレスで登場。短い袖口に、バルーンのように大きなスカートがドッキングしたロマンティックなドレスは、クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)のヌーディパンプスでシックに仕上げて。
パンプス:クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)
【THEN】『SATC』のキャラクターを体現したようなドレスアップ
2001年3月に開催された第7回スクリーン・アクターズ・ギルド・アワード(SAG賞)の授賞式に出席した『SATC』のキャスト陣。サラは、ビキニのようなバンドゥに膝下のスカートを合わせて。同作ではガーリー派であるクリスティン(55)のシャイニードレスよりも華やかさに欠けるが、ヘルシーな肌見せは劇中のキャリーを彷彿とさせる。セクシー番長を演じたキム(64)は、サイドが大きく開いたブラックドレスを、カジュアル派のシンシア(54)はアースカラーのロングドレスに、ゴールドの大振りなネックレスが存在感大。
【THEN】ピンストライプの変形スーツに花を添えて
上の写真から1年前の2000年1月に開催されたSAG賞授賞式にて。男性はスーツ、女性はドレスという正装の概念を覆したようなスタイルは、ファッション界を牽引してきたサラらしいセレクト。ピンストライプのスーツを変形させたようなセットアップは今見ても新鮮! ボディラインを強調したコルセットのようなシルエットに、ワイドパンツのバランス感も申し分なし。
【THEN】群を抜く華やかさ! ヘッドピースで主役をアピール?
『SATC』は世界で社会現象を巻き起こすほどの人気を集め、2008年にはついに映画化された。同年の5月に開催されたロンドンプレミアに参加した4人のショットがこちら。現在は不仲説が浮上しているサラとキムが隣同士で写っているのもレアだが、それ以上に目を引くのは、サラの着こなし。パステルグリーンのドレスに合わせて、グリーンのバラやイエローの蝶がデザインされたヘッドピースは、「主役はわたし!」とアピールしているよう!?
【THEN】息ぴったり! おしどり夫婦のドレススタイル
2017年に結婚20周年を迎え、今やハリウッドを代表するおしどり夫婦として知られるサラとマシュー・ブロデリック(58)。イベントのアフターパーティでキャッチされたふたりは、ドレススタイルも息ぴったり。ブラックスーツのマシューに対して、サラはベビーピンクのドレーピングドレスをチョイス。手に持った上着、ベルト、クラッチバッグ、シューズはブラックで統一させて。ビジューがぎっしり詰まったつけ襟が、より華やかな印象に。
【THEN】シャネルのオートクチュールドレスを纏って
2010年3月に開催された第82回アカデミー賞授賞式にて、サラはシャネル(CHANEL)の2010年春のオートクチュールコレクションのドレスを纏って登場。ドレスの装飾に合わせて選んだファインジュエリーは、フレッド・レイトン(FRED LEIGHTON)のもの。イヤリングや重ね付けしたブレスレットなど、Iラインのドレスを中心としたコーディネートに絶妙な華やかさをもたらしている。
ドレス:シャネル(CHANEL)
イヤリング、ブレスレット:フレッド・レイトン(FRED LEIGHTON)
【THEN】長いトレーンのメタリックドレスでいざ勝負!
2008年に公開された映画『SEX and the CITY』は、ドラマの最終話から4年後を描いた作品。前述のロンドンプレミアに続き、ニューヨークプレミアにて主演メンバーの4人をキャッチ! ドラマの撮影地であるニューヨークは、サラにとってやっぱり思い入れが深い? そんなサラが選んだ勝負ドレスは、メタリックカラーのベアトップ型で、キムやクリスティンの足もとに触れるほど長いトレーンが特徴的。ゴールドの太いベルトやシルバー×ゴールドのチェーンネックレスで派手に仕上げるも、オールホワイトのシンシアの方が目立っていたりして?
【THEN】季節に合わせたカラードレスでキュートに演出
2004年5月、「ニューヨーク・シティ・バレエ・スプリング・ファッション・ガラ」のレッドカーペットでキャッチされたサラ。新緑をイメージさせるような鮮やかなグリーンドレスは、裾にかけて広がるフレアがガーリーな一着。左の胸上につけたブローチと、ポニーテールのヘアアクセサリーで華やかさをアップさせて。
【THEN】サラはチュールドレスがよく似合う!
2004年のトニー賞授賞式では、バレリーナのようなホワイトカラーのチュールドレスで参加したサラ。チュールスカートといえば、『SATC』のオープニングでサラ演じるキャリーが着用していたことで有名。このサラの姿を見て、キャリーを思い出した人もいたはず? ドレスを引き立てるように、ハンドバッグやサンダルは黒を選んだ。
【THEN】レディな要素をちりばめたオールブラックスタイル
2003年1月に開催された第60回ゴールデン・グローブ賞では、シックなムードのオールブラックスタイルで登場。そこに、レースが施されたコルセットやハーフアップにしたヘアスタイルがレディな要素をプラス。エレガントなドレスからハンサムなセットアップまで、何でも着こなしてしまうのはさすがファッショニスタ!
【THEN】ワンピースから個性溢れるブーツを覗かせて
2014年9月、リンカーン・センターで開催された「ニューヨーク・シティ・バレエ・フォール・ファッション・ガラ」にて、映画監督のスコット・ウィットマン(65)とサラ。パステルブルーのロングワンピースは、中央にデザインが施されたエレガントな一枚。ワンピースから覗かせたチェック柄のロングブーツといい、サラならではの個性溢れるセレクトに。パーティシーンに相応しく、サイドをタイトにまとめたヘアスタイルもお似合い!
【THEN】パステルトーンでまとめたワンピーススタイル
ニューヨークのストリートでキャッチされたサラは、ウエストからバルーンのように膨らんだ膝丈の柄ワンピースに、イエローゴールドのカーディガンを羽織って。足もとは、サラの定番であるハイヒールをチョイス。ワンピースの切り替え部分とカーディガンの長さを合わせ、全体のバランス感もお見事!
【THEN】技ありパンプスで後ろ姿も抜かりなし!
グレーのトップス×クロップドデニムにモノトーンのクロスボディを提げたカジュアルな装いで、ライトアップされたエンパイア・ステート・ビルを見つめるサラ。10cm以上ありそうなブルーのハイヒールは、バックにラインが入ったスポーティなデザイン。ワンポイントあるだけで、後ろ姿がグッとおしゃれに見える。
【THEN】ファーコートでデニムスタイルをブラッシュアップ
ブーツカットデニムや茶色のスウェードパンプスなどのアイテムに合わせ、パープルカラーのファーコートをさらりと羽織り、カジュアルスタイルをブラッシュアップさせて。バレンシアガ(BALENCIAGA)を代表する「シティ」やグローブもコートの色に合わせたところに、サラのこだわりが感じられる。
バッグ:バレンシアガ(BALENCIAGA)
【THEN】ケーブルニットジャケットをヒッコリーデニムでカジュアルダウン
長男のジェームズ(17)と手を繋いでいるところを、ストリートでキャッチされたサラ。カシミアのケーブルニットジャケットは3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)のもの。ヒッコリーパンツと合わせてカジュアルダウンさせて。インナーやサングラス、サボなどの小物はブラックでまとめてスタイリッシュに仕上げた。
ケーブルニットジャケット:3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)
【THEN】ベロアジャケットをカジュアルに着崩して
これまでのスナップを見ての通り、今も昔もサラのワードローブに欠かせない素材のひとつとして挙げられるのはベロアだろう。この日は、グレーのTシャツやストレートデニムと合わせてカジュアルにシフトさせて。シンプルな着こなしのグレードを上げたのは、コーディネートのアクセントとして取り入れたネオンピンクのボストンバッグ。
【THEN】グラデーションが美しい大人カジュアル
双子のマリオン&タビサと手を繋ぎ、雨上がりのストリートを歩くサラ。何の変哲もない普段着かと思いきや、レザージャケット、インナー、デニムをグレートーンで仕上げたグラデーションがおしゃれ。歩きやすさを重視したのか、コンバース(CONVERSE)のローカットをチョイスして。双子が着用しているカーキのブルゾンとも相まって、おしゃれ偏差値アップ!
スニーカー:コンバース(CONVERSE)
【THEN】子どものお迎えはモノトーンシックなカジュアルで
2010年10月、ニューヨークのストリートで、キッズのお迎えをしていたサラ。カーキのトップス、グレーデニム、ベージュのショートブーツなどを合わせたカジュアルな着こなしに、モンクレール(MONCLER)の定番アイテム、ダウンベストを羽織って。10年前とは思えないベーシックスタイル。
ダウンベスト:モンクレール(MONCLER)