2020.10.09

社会現象となった話題作『82年生まれ、キム・ジヨン』の実写映画がコン・ユ&チョン・ユミ主演でついに公開!(※ネタバレ注意)

2016年10月に刊行されてから多くの女性の共感を呼び、韓国で130万部を突破するなど、大ベストセラーとなった小説『82年生まれ、キム・ジヨン』。Red Velvetのアイリーンや少女時代のスヨン、BTSのRMなど、多くのK-POPアイドルや著名人たちが本作をSNSで紹介したこともあり、瞬く間に大人気に。日本をはじめ、台湾、ベトナムといったアジア圏や、ヨーロッパ各国でも話題を呼び、現在25か国・地域での翻訳も決まっている。そして日本では10月9日(金)から、待望の実写映画がついに公開!

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物語の主人公は「韓国における82年生まれの女性で最も多い名前」を持つ、キム・ジヨン。平凡な女性の幼少期から学生時代、就職、結婚、育児までの半生を軸に、韓国のジェンダー問題に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が常日頃戦っている重圧と、生き辛さを描いた作品になっている。主役のキム・ジヨンをチョン・ユミ(37)、ジヨンの夫デヒョンをコン・ユ(41)が演じたことでも話題。韓国映画を牽引する実力派俳優の共演とあって、公開前から期待の声が大きかった本作の魅力を、いち早くリサーチ!

ジヨンを見事演じ切った実力派女優チョン・ユミ

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結婚・出産を機に大好きだった仕事を辞め、家事と育児に追われる毎日を過ごすジヨン。自分でも知らぬうちに、日々の生活の中で精神的に追い詰められていくジヨンを自然に演じた、女優チョン・ユミ。映画『トガニ 幼き瞳の告発』や『新感染 ファイナル・エクスプレス』での、リアリティのある演技で見る者を魅了する彼女。韓国のアカデミー賞とも称される第56回大鐘賞映画祭では、念願の主演女優賞を受賞した。

日本でも大人気の俳優、コン・ユが夫役を熱演!

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ジヨンの夫、デヒョンを演じたコン・ユ。日本ではドラマ『コーヒープリンス1号店』の出演で大ブレイクを果たし、その後もドラマ『ビッグ 〜愛は奇跡〈ミラクル〉〜』や『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』など数々のヒットを生んだ俳優だ。チョン・ユミとは映画『トガニ 幼き瞳の告発』や『新感染 ファイナル・エクスプレス』に続き、3度目の共演にして初の夫婦役となった本作。平凡な会社員で家族想いの優しい夫デヒョン役とあって、親近感溢れる演技に注目したい。

娘アヨンの子育てに疲弊していく心

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物語の序盤にて、娘アヨンを抱き抱えながら、夕飯の支度をするジヨンの姿が映し出される。結婚・出産で会社を辞め育児に専念していたジヨンは、優しい夫と愛しい娘に囲まれながらも、常に誰かの母親、誰かの妻でいる毎日に、時に閉じ込められているような息苦しい感覚に陥っていた。

他人が憑依したような言動を取るジヨンに、デヒョンは?

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「近頃はすぐに腹が立つ」というジヨンを心配するデヒョンをよそに、ジヨンは「ちょっと疲れているだけ」と深刻に受け止めようとしない。しかし、ここ最近ジヨンが“他人が憑依したような言動を取る”ことを目の当たりにしているデヒョンにとっては、悩みは深刻なものだった。

デヒョンの実家への帰省時に、事件が起こる

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他人が憑依したような言動を取ることを、ジヨンは覚えていない。一人で精神科を訪れ治療法を相談するデヒョンだったが、ジヨンにまずカウンセリングを受けてもらうためにはどうしたら良いか悩み続けていた。そんな時、毎年の恒例行事である秋夕(チュソク。韓国のお盆)がやってきて、デヒョンの実家に帰省することに。デヒョンの実家に着くなり、休みなく祝いの料理を作り続けるジヨン。姑のある一言をきっかけに、自分の母親が憑依したような口調で放ったジヨンの言葉に、家族一同が混乱に陥る。

すれ違う夫婦に胸が苦しくなる

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ジヨンのかつての同僚が家を訪ねてきたことで、ジヨンの中で「働きたい」という気持ちが大きくなっていく。デヒョンにアルバイトでもいいからと思いを伝えるジヨンに、心配するが故、賛同できず厳しい言葉を言い放ってしまうデヒョン。そんなデヒョンを前に、すでに亡くなっているふたりの共通の友人が憑依したように、「体が楽になっても気持ちが焦る時期よ。お疲れ様、ありがとうって言ってあげて」と言うジヨン。驚きと戸惑いを隠せないデヒョンは、しばらく何も言葉にできずにいた。

日に日に強くなる「働きたい」という気持ち

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もちろん昨晩の出来事に関しても全く覚えていないジヨンに対して、益々不安が募っていくデヒョン。一方、就職について悩みながらも、かつての上司であるキム・チーム長に連絡をすることを決意するジヨンだった。

学生時代に初めて感じた、生き辛い記憶が蘇る

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バスを待ちながら、学生時代に起こったある出来事を思い出していたジヨン。歯痒さ、理不尽さを感じながらも、何も言えずに消化できなかった思いは、何年経っても心の奥底に刻まれたまま風化することなく、ジヨンの心の中で生き続けていた。

笑顔に包まれた仲睦まじい家族写真

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ジヨンの体調を心配しながらも再度「働きたい」と言うジヨンに、何も言えずにいたデヒョン。机に飾られた家族写真を眺めながら、娘のアヨンが生まれるまでの経緯を思い出していた。写真に写る、まだ症状が出ていなかったあの頃のように、また家族3人で心から笑える未来は来るのか?

ジヨンの母を演じたのはカメレオン女優、キム・ミギョン

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ジヨンの母ミスクを演じたのは、韓国ドラマ好きなら必ず知っていると言っても過言ではない、キム・ミギョン(56)だ。韓国の有名劇団での演劇経験を活かし、ドラマ界に進出。時代劇を含め数々の大人気作品で“母親役”を演じ、独自の存在感を醸すカメレオン女優! 本作でも、娘のジヨンを支える優しい母親を演じ切り、第56回百想芸術大賞で助演女優賞にノミネートされている。

母の娘への長年の思いが溢れる瞬間

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「ジヨンは大丈夫。お前が強い娘に育てただろう」とまるで祖母が憑依したかのようなジヨンを前に、涙が止まらない母ミスク。自分が知らないうちに娘が長年抱いていた悩みや葛藤を思い、気持ちのやり場を失うミスクに、心が痛くなる場面。

女性たちの心に刺さった言葉「“君のため”と言わないで」

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ジヨンの就職への思いが募る中、娘アヨンの預け先や、デヒョンの育児休暇、そして義母の反対など、すべてがうまくいかずに、またしても歯痒い思いを抱えることに。妻に苦しい思いをして欲しくないデヒョンは「君のための決断だ」と伝えるが、「“君のため”と言わないで」と、その思いを信じられずにデヒョンを否定してしまうジヨン。

思い悩む中、ジヨンの行き着く未来とは?

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ジヨンを傷つけるのが怖くて、真実を告げられずにいるデヒョン。のちに知ることになる真実や、 “女性”を取り巻く様々な環境や現実に対して、ジヨンはどう向かい合うのか? 最後の最後まで心を揺さぶられるストーリーから、目が離せない。

主演と監督キム・ドヨンの貴重なスリーショット!

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photo:Aflo

本作の制作発表会では、主演チョン・ユミ、コン・ユに加え、監督キム・ドヨンの笑顔溢れるスリーショットが公開された。キム・ドヨンを中心に力強く肩を抱き、チームワークの良さが垣間見えるスペシャルな一枚! キム・ドヨンは作品に対して「ジヨンの人生を辿りながら、自分探しをする物語、そしてジヨンを取り巻く家族、職場の同僚たちの姿もまた顧みる物語を見せたかった」とコメント。登場人物の感情を着実に捉え、緻密に描く作品作りが評価され、第56回百想芸術大賞では見事新人監督賞を受賞!

カメラが回っていない間も、娘アヨンと仲良く遊ぶふたり

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撮影の合間にも娘アヨンを演じたリュ・アヨンと遊び、コミュニケーションを図る主演のふたり。スマートフォンの画面を見せながら、一緒に遊ぶコン・ユや、リュ・アヨンを見守るチョン・ユミのあまりにも自然な姿を見ていると、そのまま演技中かと錯覚してしまいそうになる!

オフショットさえも凛々しいコン・ユ! 

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真面目で誠実な夫デヒョンを演じるにあたり、妻ジヨンに対する深い真心や配慮を、緻密な感情表現でこなしたコン・ユ。妻役チョン・ユミは「コン・ユという俳優が持っている情緒、感情を表現する繊細さがデヒョンをさらに深みのあるキャラクターにしてくれた」とコメント。

監督キム・ドヨンと共に創り上げた“ジヨン”

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ジヨンの役作りにおいては、監督との緻密な話し合いの中でキャラクターを創り上げていったという。世界が広いと感じていた子供時代から女性としての生き辛さを初めて知る少女時代。必死に勉強して入った大学から就職への壁。結婚・出産のために会社を辞め、日々感じる疎外感。ジヨンが抱えている行き場のない思いは、全世界の女性たちに共感を生んでいる。映画館のスクリーンに映し出されるジヨンの人生を追うことで、自身を見つめ直したり、今後の未来への希望を見つける手掛かりになるかもしれない。

10月9日(金)から絶賛公開中!

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『82年生まれ、キム・ジヨン』
10月9日(金)より 新宿ピカデリー他 全国ロードショー
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配給:クロックワークス

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