大人気ボーイズ・グループ、ワン・ダイレクションのメンバーとして一世を風靡したハリー・スタイルズ(26)。現在は音楽のソロ活動をはじめ、若手俳優としての地位も確立しているが、ハリーの新たな魅力を引き出したのがジェンダーレスファッション。
パールネックレス、ビビッドなマニキュア、レースやポルカドットなど、フェミニンなアイテムをさらりと取り入れたハリーは、瞬く間にファッショニスタの仲間入りを果たした。
そんなハリーが崇拝しているのが、ミック・ジャガー(77)、エルトン・ジョン(73)、デヴィッド・ボウイ(享年69)など、1960~70年代に活躍したグラムロックミュージシャンたち。イベントやステージ衣装などのインスピレーション源となっている。
オンでもオフでもグッチをこよなく愛し、どこか懐かしいレトロな雰囲気とモダンをミックスさせたスタイルは、ノンバイナリーな着こなしの参考になるはず!
どこか懐かしい70年代風のデニムスタイル
ニューヨークでのテレビ出演を終えたハリーを、JFK空港でパパラッチ。自身が広告塔を務めるグッチ(GUCCI)のボーダーカットソー×フレアデニムに、ジャケットやキャップを合わせた70年代風のデニムスタイルが新鮮。
ミッキーマウスが描かれたグッチ(GUCCI)のスーツケースを片手に、大ぶりなリングやビビッドなピンク&ブルーのマニキュアで指先のおしゃれまでパーフェクト!
カットソー、フレアデニム、スーツケース:グッチ(GUCCI)
フレアパンツが決め手のレトロなマリンルック
ロンドンのストリートにて、友人と出かけているところをキャッチされたハリー。ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)のウールジャケット×グッチ(GUCCI)のボーダーカットソーに、白いフレアパンツをコーディネートしたレトロなマリンルックを披露。デニムのキャスケットは、ハリーのお気に入りアイテムのひとつ。
ジャケット:ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)
カットソー:グッチ(GUCCI)
小粋なアイテムでクラシックな雰囲気をプラス
プライベートでも愛用中のグッチ(GUCCI)から、オレンジ×バーガンディのボーダーニットとベージュのトラウザーを合わせたラフな着こなしのハリー。同ブランドのクラッチバッグとラウンド型のサングラスが、クラシックなムードを加速させている。
すべて:グッチ(GUCCI)
イットブランドを取り入れたカジュアルスタイル
サボテンが刺繍されたワークジャケットは、ニューヨークブランドのボーディ(BODE)のもの。古布をアップサイクルして作られるサステイナビリティを意識したアイテムは、ハリーを筆頭におしゃれセレブも愛用。コーデュロイのフレアパンツは、グッチ(GUCCI)からセレクト。赤いマニキュアがコーディネートのポイントに。
ワークジャケット:ボーディ(BODE)
トラウザー:グッチ(GUCCI)
ネットでバズった! カラフルなパッチワークニット
イベントのリハーサル中にハリーが着用していたのが、ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W.アンダーソン)のカーディガン。赤やイエロー、ブルーなどのカラフルな色が使われたパッチワークニットは、ジェンダーレスなニューアイテムとして人気爆発!
ちなみに、同ブランドのこのカーディガンを作ろうと手編みにチャレンジした強者がいたことがネットで話題になると、デザイナーのジョナサン・アンダーソン(36)も自身のインスタグラムに関連写真を投稿。TikTokでは、「#HarryStylesCardigan」のハッシュタグが登場するなど、ブームを巻き起こした。
カーディガン:ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W.アンダーソン)
ミック・ジャガーがお手本の70年代風スーツスタイル
70年代のミック・ジャガーを彷彿とさせるカナリアイエローのスリーピースは、マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)のレディスからチョイス。中にはストールと同色のドット柄ブラウスを着用。
レトロシックなホワイトブーツを合わせたスーツスタイルで、現代版のミック・ジャガーを気取って。両手いっぱいに並ぶリングもファッショナブル!
スーツ:マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)
ミケーレが描く、モダンなロックスター
2019年5月に開催されたメット・ガラでは、グッチ(GUCCI)のクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(48)と来場したハリー。レースやリボンがデザインされたトランスペアレントなブラウスにハイウエストパンツという、80年代とニュー・ロマンティックをミックスさせたドレスアップがメディアを沸かせた。指には大振りのリングと、ブラックやミントグリーンのマニキュアが際立つ。
すべて:グッチ(GUCCI)
古着のようなウールジャケットがこなれ感を引き立てて
白いカットソー×グッチ(GUCCI)のコーデュロイパンツに、ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)のウールジャケットをオン。毛玉だらけのジャケットは古着のような風合いがこなれた一枚。既出のキャスケット、グッチ(GUCCI)のラウンド型サングラスや指輪など、レトロなアイテム選びにもこだわりが感じられる。
ウールジャケット:ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)
パンツ、サングラス、リング:グッチ(GUCCI)
ニットとフレアデニムで作るコージーなスタイル
かつてはスキニーデニムを愛用していたハリーだが、ここ最近はフレアパンツがお気に入りのよう。フレアデニム、Vネックのオレンジニットは共にグッチ(GUCCI)のもの。ラフでコージーなスタイリングは今すぐにでも真似できそう。
ニット、フレアデニム:グッチ(GUCCI)
フェミニンに仕上げた“グランマ・スタイル”
今シーズントレンドのピーターパン・カラーのブラウスをはじめ、ブルーのニット、パールネックレス、鮮やかなグリーンのワイドパンツは、すべてグッチ(GUCCI)の2020年秋冬コレクションからチョイス。顔まわりと足もとをホワイトカラーでマッチさせて、ハリー流“グランマ・スタイル”の完成。
すべて:グッチ(GUCCI)
スーツスタイルに乙女チックなアイテムをちりばめて
2020年2月のブリット・アワードにて、グッチ(GUCCI)のチョコレートブラウンのスーツに、ピーターパン・カラーのブラウス、ラベンダー色のニット、パールネックレスを合わせたジェンダーレスなスーツスタイルで視線を独占。ホワイトソックス×メリージェーンもマッチ。
すべて:グッチ(GUCCI)
くすみカラーにポルカドットのタイがポイント
アメリカの朝番組『トゥデイ』でパフォーマンスを披露したハリー。ステージでは、カスタムメイドのピンクジャケット、ブルーのシャツ、プラムカラーのワイドパンツ、そしてポルカドットのタイと、グッチ(GUCCI)でまとめた。夜空や三日月が描かれたギターも衣装にぴったり。
ジャケット、シャツ、タイ、パンツ:グッチ(GUCCI)
トラッドなスタイルをカジュアルに着崩して
カーディガン×チノパンのトラッドなスタイルをカジュアルに落とし込んだ好例。白いカットソーの上に羽織ったのは、絵本『ぞうのババール』とコラボレーションしたランバン(LANVIN)のカーディガン。そこに、ゆったりとしたチノパンとヴァンズ(VANS)のスニーカーを合わせて。オン・オフ問わず、ハリーの着こなしに欠かせないパールネックレスも忘れずに!
カーディガン:ランバン(LANVIN)
スニーカー:ヴァンズ(VANS)
クリーム色のスーツ×カラーサングラスでロックスターに
ローマで開催されたグッチ(GUCCI)の2020クルーズコレクションに来場したハリー。白地のインナーに、ダブルブレストのスーツをさらりと羽織って。クリーム色の柔らかなトーンに合わせたのは、パステルピンクやブルーのマニキュア。ラフィア素材のクラッチバッグや、アビエイター型のサングラスもグッチ(GUCCI)でまとめた。
すべて:グッチ(GUCCI)
レトロなレースグローブをはめて挑発的なポーズ
ソロツアー中だったハリーのインスタグラムから、ステージ衣装をピックアップ。パステルブルーのダブルジャケット、中に着たストライプのシャツ、グランマから借りたようなヴィンテージライクのグローブは、すべてグッチ(GUCCI)のアイテム。口でグローブを外すような挑発的なポーズにも注目。
すべて:グッチ(GUCCI)
胸開きのジャンプスーツでグラムロックを意識して
スペイン発のブランド、アレド・マルティネス(Alled-Martinez)のジャンプスーツを着用し、ジングルベルボール2019のステージに立ったハリー。グリッターデニムの素材や胸元が大きく開いた形など、ハリーのヴィンテージ愛とバイナリーを超えた服への欲求を反映しているよう。
ジャンプスーツ:アレド・マルティネス(Alled-Martinez)
マディソンスクエア初公演は70年代風の個性的なスーツを纏って
2018年6月、マディソンスクエアで初めてパフォーマンスしたハリー。オフショットでは、歯磨き中のキュートな一面を垣間見せた。大きな襟やベルボトムといった個性的なデザインスーツは、グッチ(GUCCI)のカスタムメイド。2018年3月頃からグッチの広告塔を務めているハリーだが、この頃からツアー衣装にグッチ(GUCCI)が加わっていった。
スーツ:グッチ(GUCCI)
ダイアナ妃のアイコニックなスタイルをオマージュ?
ピンストライプのテーラードパンツと、ストライプのボタンダウンシャツの上にレイヤードしたのは、ランバン(LANVIN)のニットベスト。ヒツジが描かれたキッチュなデザインで、テーラードパンツから覗くピンクのローファーともマッチしている。
ちなみに、80年代にダイアナ妃(享年36)が着用していたウォーム & ワンダフル(WARM & WONDERFUL)のヒツジのニットに似ていたことから、「ダイアナ妃をオマージュした?」という意見も多数。
ニットベスト:ランバン(LANVIN)
ノスタルジックな雰囲気のニットベストを主役に
細さの異なるピンストライプシャツとパンツに、イエロー×ネイビーのポルカドットが乙女チックなランバン(LANVIN)のニットベストをコーディネート。足もとはグッチ(GUCCI)のブラウンシューズを合わせて、ノスタルジックなムードを演出。
ニットベスト:ランバン(LANVIN)
シューズ:グッチ(GUCCI)
大人の色気を醸し出すベルベット素材のスーツ
白いカットソーに合わせたロイヤルブルーのダブルスーツは、グッチ(GUCCI)のもの。ベルベット素材がロックミュージシャンの風格を漂わせている。衣装や楽曲に合わせてチェンジするギターも、ハリーにとってはファッションの一部。
スーツ:グッチ(GUCCI)
パステルカラーでまとめたサステイナブルファッション
女優のオリヴィア・ワイルド(36)が監督を務める心理スリラー映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』に出演するハリーを、撮影現場でキャッチ。アンクル丈のスラックスに合わせたのは、ニューヨーク発のサステイナブルブランド、ボーディ(BODE)のパジャマ風ジャケット。パンデミックの影響で撮影が延期していたものの、マスクをして感染対策も万全で再開!
ジャケット:ボーディ(BODE)
「Vote!」Tシャツで米大統領選をアピール?
2020年11月、出演映画の撮影現場でハリーをキャッチ。米大統領選挙と絡めたのか、「Vote!」と書かれたフリーアンドイージー(Free&Easy)の白いTシャツを着用。カラフルカラーのスウェットパンツは、ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)のもの。カジュアルだが、カシミアを使用したラグジュアリーな一着。全体をペールトーンでまとめたリラックス&コージーなコーディネートがおしゃれ。
Tシャツ:フリーアンドイージー(Free&Easy)
スウェットパンツ:ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)
スニーカー:ニューバランス(New Balance)
ハイウエストパンツを旬に着こなして
ハイウエストパンツを今シーズンらしく着こなすなら、ハリーをお手本に。チェック柄のジャケットの中には、アレッサンドロ・ミケーレとコラボレーションしたグッチ(GUCCI)の限定Tシャツをイン。「ハリー・スタイルズ」と書かれたポップなデザインが特徴。ホワイトスニーカーを合わせてクリーンな印象に。
Tシャツ:グッチ(GUCCI)
ジェンダーレスなマリンルックでファンの部屋を訪問
車が故障したときに助けてくれた男性の娘が自身のファンだということを知り、留守中の娘の部屋で金魚のエサをあげている写真がSNSで話題に。ボートネックのボーダーカットソーに、ホワイトのフレアパンツをコーディネートしたジェンダーレスな着こなしのハリー。エスパドリーユやキッチュなサングラスなど、小粋なアイテム選びもハリーらしい!