『ブリジャートン家』は『ゴシップガール』の時代劇版!? 早くもシーズン2制作が決定した、ドラマの人気の秘密を解剖!

2020年のクリスマスに配信が開始されて以来、約1ヶ月で8,200万世帯以上が鑑賞し、Netflixの歴史に残る大ヒットを達成。アメリカだけでなく、イギリス、フランス、イタリアといったヨーロッパ各国でもドラマ視聴率ランキングで1位にのぼり詰めた、Netflixオリジナルシリーズ『ブリジャートン家』。19世紀初頭のロンドンを舞台に、上流社会の権力者であるブリジャートン家の8人の兄弟姉妹が、それぞれの愛を模索する物語。予想もしていなかった方向に進むラブロマンスに、まるで時代劇版『ゴシップガール』のよう!という声も多かった本作。先日には待望のシーズン2の制作発表がされ、今後益々吹き荒れるであろう『ブリジャートン家』旋風!

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photo : Netflixオリジナルシリーズ『ブリジャートン家』独占配信中
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なんと言ってもいちばんの見どころは、ヒロインでブリジャートン家の長女ダフネ(フィービー・ディネヴァー 25)と、心に傷を抱えた若き公爵サイモン・バセット(レジェ=ジーン・ペイジ 31)との駆け引きたっぷりな、じれったいロマンス。恋愛脳が活性化されるようなラブロマンスにときめきながら、兄弟姉妹8人の恋模様や人生の選択、そして“社交界”という場で繰り広げられる女の戦いetc.。シーズン2配信前に鑑賞しておきたい人気ドラマの秘密や見どころをピックアップ!

気付けば、ダフネとサイモンの恋の行方に没頭!?

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photo : Netflixオリジナルシリーズ『ブリジャートン家』独占配信中

米作家ジュリア・クイン(51)によるロマンス小説『ブリジャートン家』シリーズが原作となっており、シーズン1は同シリーズ第1作目となる『恋のたくらみは公爵と(The Duke and I)』をなぞって制作されているとのこと。そしてなんと言っても多くの視聴者が本作にどハマりする理由は、ダフネとサイモンの情熱的な恋の駆け引きにあり。幸せな恋愛・結婚を夢見ながらも、ブリジャートン家の長女して早く結婚しなければという思いを抱いていたダフネ。しかし社交界でサイモンと出会い、“偽装恋愛”に足を踏み入れてしまったが最後、本気で恋焦がれるようになってしまうというパターン。純粋無垢で真っ直ぐなダフネと、心に傷を抱えるが故に結婚を遠ざけるクールなサイモンを前に、恋愛脳が活性化されるようなときめくシーンが多々!

ダフネ役でブレイクしたのは、次世代女優フィービー!

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ストーリーの面白さを抜いても、本作で視聴者から圧倒的な注目を集めていたのはヒロイン・ダフネ役のフィービー・ディネヴァー。透明感溢れる麗しい肌に、可憐な顔立ち。「あの子は一体誰?」とSNSでの検索数も急上昇していたよう。『ブリジャートン家』の出演を通して、インスタグラムのフォロワー数もグッと増え、今後が期待される女優のひとりに。

サイモン役でインスタグラムのフォロワー数が倍増

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サイモン役に抜擢されたレジェ=ジーン・ペイジも本作の出演がきっかけとなり、自身のインスタグラムのフォロワー数が倍増。なんと約14日で170万以上のフォロワーを獲得。とにかくセンシュアルなラブシーンに視聴者からの反響が大きく、独自の色気が漂うレジェ(サイモン)の魅力に、ノックダウンされる人が続出したよう。

シスコンの兄アンソニーの厳しい男性チェックで、恋愛が遠のく?

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ダフネの兄アンソニーを演じたのはジョナサン・ベイリー(32)。アンソニーはブリジャートン家の長男として自身にふさわしい素敵な妻を見つけること、そして妹たちには完璧な夫を見つけることが使命と考えているため、妹たちの相手にはかなり厳しいチェックが入る。そのため、なかなか男性と距離を縮めることができずにいたダフネだけれど、サイモンに出会ったことで物語が大きく動いていく。

現代の流れに合わせたキャスト選定も話題に

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多様性を重視した作品づくりに定評のあるションダ・ライムズ(51)がエグゼクティブプロデューサーを務めているだけあり、実際の摂政時代には考えられなかったような様々な顔ぶれの人たちが、貴族や王族を演じているのが本作のキーポイント。君主のジョージ3世の妻であり、社交界の権力者シャーロット王妃をゴルダ・ローシュヴェルが演じているのがとてもクール! 史実に寄せながらも、現代の風潮を取り入れて、モダンに仕上げている点は『ブリジャートン家』ならでは。

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“選定”が始まる!? 緊張感漂う社交界の場

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時は1813年、イギリス・ロンドン社交界が舞台となっている本作。結婚を望む令嬢たちはシャーロット王妃に謁見する機会を与えられ、そこで令嬢たちの価値が王妃によって見定められるという、なんとも緊張感が漂う習わしが存在していた。上昇志向の強いフェザリントン家の娘が王妃を前にして転ぶという大失態。果たしてシャーロット王妃のお眼鏡にかなう人物はいるのか!? 

王妃に認められたのはやはりヒロイン・ダフネ

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多くの女性たちがシャーロット王妃の前に立っては尽く厳しい反応を示され悲しむなか、ダフネには一言「完璧だこと」と、大絶賛。こうしてダフネは華々しい社交界デビューを飾ることになる。

断固たる意志を持つサイモンの心を、ダフネは動かせるのか?

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疎遠の父を亡くしたことでロンドンに戻り、若くしてヘイスティング公爵となったサイモン。野心的な上流階級の母親たちを煩わしく思っていたサイモンは、彼女たちから逃れるために、社交界の場で出会ったダフネとの偽装恋愛を承諾することに。次第にサイモンに心を寄せていくダフネは、過去の出来事から「結婚はしない」と決めているサイモンの心を突き動かすことができるのか? ふたりの恋愛の終着点に注目。

個性溢れるブリジャートンファミリー

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長女のダフネや長男のアンソニーをはじめ、ブリジャートン家には、煌びやかな社交界に一切興味のない次女のエロイーズに、姉ダフネの社交界デビューを喜ぶ天真爛漫な末っ子のヒヤシンス、いつも妹をからかうお調子者の四男グレゴリーなど、個性豊かな8人の兄弟姉妹が存在。原作小説のシリーズは全8巻となっており、各巻でひとりずつにフォーカスしている。シーズン2に加え、すでに制作が決定しているシーズン3、シーズン4の配信が待ち遠しい。

「女性だから」というジェンダー問題にも向き合う

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長女のダフネが社交界デビューを果たした今、次は自分の番だと理解しつつも、社交界に興味関心を持てずにいるエロイーズ(クローディア・ジェシー 31)。勉学、読書が好きなエロイーズにとって、男性の気を引くために煌びやかなファッションに身を包んだり、男性からまるで所有物のように扱われたりすることは、違和感でしかなかった。「女性の幸せは結婚すること」という当時の常識を前に、エロイーズの心の葛藤を見ていると胸が切なくなる。

ダフネのメインカラーはペールブルー!

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ストーリー展開やキャスト陣の魅力に加えて、『ブリジャートン家』の大きな見どころとして外せないのが、観ているだけでパワーチャージできるような煌びやかな“ファッション”。芸術や文化が大きな変革を遂げたと言われている摂政時代。エナジーカラーを使った大胆なドレスから、ダフネやエロイーズのようなペールトーンのドレスまで、どれも美しくおしゃれ心を掻き立てられる。

淡い色合いのドレスがよく似合う

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ボディラインを強調するようなタイトなドレスから、ふわりと生地が舞うボリューミィなスカート、そしてダフネがよく着用しているエンパイアシルエット、スレンダーラインのドレスまで、各キャラクターがまとっているドレスを見ているだけでも十分に楽しめる。繊細なチュールを袖に施し、小花柄の刺繍がなされたブルーのドレスが、とびきり可憐な雰囲気に。

ファッションのエナジーを感じる特別な衣装

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本作で衣装を担当したのはコスチュームデザイナーのエレン・ミロイニック。1813年当時の流行に基づきながらも、ションダの多様性を重視した作品づくりとマッチするように、より現代のファッションスタイルが反映された衣装となっている。オレンジやイエロー、ピンクなどといった、当時よりもずっと華やかなカラードレスや、ジュエリーをスタイリングし、ファッションへの夢を感じるような特別な世界観に仕上がっているのもポイント。

時代劇版『ゴシップガール』と呼ばれる所以はここにあった!?

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登場するキャラクターたちの恋愛模様だけでなく、時代劇版『ゴシップガール』と呼ばれているのは、『ブリジャートン家』の劇中にも“語り手”が存在するから。レディ・ホイッスルダウンという謎の女性コラムニストが世間を騒がせており、その存在や正体もまるで不明。社交界のありとあらゆる情報を新聞に匿名で執筆し、シャーロット王妃さえ恐れている人物。レディは一体誰なの?と“コラムニスト探し”がまさに『ゴシップガール』を彷彿させるよう! 

フェザリントン家の姉妹たちもバラエティ豊か

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王妃に謁見する場でとんでもない失態を見せてしまったフェザリントン家。左から次女のフィリッパ、長女のプルーデンス、そして三女のペネロペ。ペネロペ(ニコラ・コクラン)はエロイーズの親友で、密かにブリジャートン家の三男コリンに恋心を寄せており、恋に悶える可愛らしい場面が多々あり。心優しく、ロマンチシスト、そして頭も切れると魅力たっぷりのペネロペのピュアな恋、かなうことを願って。

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主役級の存在感を放つフェザリントン家の姉妹

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ブリジャートン家の女性たちよりも大胆なデザインや、カラーインパクトの強いドレスを着用しているのがフェザリントン家の女性たちのポイント。結婚相手を待ち望むプルーデンスに、常に姉と一心同体のように動くフィリッパ。フィリッパに恋の予感が訪れるものの、父フェザリントン卿により妨害されてしまうシーンも必見。

フェザリントン家の母は強し!

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プルーデンスとフィリッパの前に立つのは緑色のジャケットをまとうフェザリントン卿と、大いなる野望を胸に抱くフェザリントン家の母、ポーシャ夫人。娘たちの素晴らしい結婚相手を見つけるために日々邁進する強い意志を持つ野心家。ポーシャ夫人の未来設計図は果たして実現するのか?

ふたりの恋の行方と、シーズン2はどうなる!?

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シーズン2の制作発表に歓喜の声が上がったのも束の間、その後のサッドニュースに涙する声も……。なんと視聴者にとびきりのときめきをくれたサイモン(レジェ)はシーズン2に出演しないとのこと。本作にどハマりしているというキム・カーダシアン(40)がSNSで嘆きの発言をするなど、多くのセレブたちもこのニュースには驚きを隠せないよう。サイモンが続投しないのは残念だけれど、謎のベールに包まれているシーズン2の配信を待ちつつ、ダフネ&サイモンの魅力が詰まったシーズン1を思う存分に楽しんで。

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