2021年７月に久しぶりに新曲を発表し、９月にはAmazonプライム・ビデオの新作映画『シンデレラ』で主演＆俳優デビューも果たすカミラ・カベロ（24）。ティーンのアイコンとなり、世界的なアーティストへと成長したカミラの凄さは、自分のルーツを大事にし、決して夢を諦めない姿。社会活動にも積極的に行動し、素直さと頑張りで今の人気を獲得していった。これまでの枠にハマらず、恋も仕事も自力で勝ち取った、まさに現代版シンデレラ！ しかも恋人はご存じ人気シンガーのショーン・メンデス（23）、親友はテイラー・スウィフト（31）。加えて最近はオピニオンリーダーとしても注目されるなど、ますます勢いを増しているカミラの、大ブレイクまでの道のりをプレイバック！
キューバのハバナに生まれる
母の故郷であるキューバのハバナで、母シヌヘ・エストラバオとメキシコ人の父アレハンドロ・カベロの間に生まれる。自身が語った雑誌インタビューによれば、幼い頃はとても内気で大人しい子だったとか。10年後には妹のソフィア（14）も誕生。
ブラジル、メキシコを経て、6歳の時フロリダへ移住
６歳の時、母のシヌヘとキューバからメキシコに渡り、その後１ヶ月かかってアメリカへ。当時の荷物はリュック一つ、カミラの物はプーさんのぬいぐるみ、そしてピンクのドレスを着たブロンド人形だけだったとか。入国が許可された後は、フロリダ州マイアミに移り住み、後に父と妹を呼び寄せることに成功。
歌手を目指し、オーディション番組に挑戦
歌うことが大好きで、YouTubeにカバー曲を投稿していたというカミラ。そんな中、オーディション番組『XファクターUSA』で、同番組のUK版で結成されたワン・ダイレクションのビデオを見て感銘を受け、『XファクターUSA』への出場を決意！
フィフス・ハーモニーのメンバーとしてデビュー！
2012年、同じく『Xファクター USA』にソロとして出場していたローレン・ハウレギ（25）、アリー・ブルック（28）、ノーマニ・コーディ（25）、ダイナ・ジェーン（24）とともに、フィフス・ハーモニーを結成。同番組では３位に終わるものの、2013年からグループとして正式にデビュー＆活動スタート。
精力的に活動をこなし、2015年についにブレイク
2015年に発表した『ワース・イット feat. キッド・インク』が大ヒットを記録し、“１本のミュージック・ビデオで10億回の再生回数を誇る初の女性グループ”として大ブレイク。その後の『ワーク・フロム・ホーム feat. タイ・ダラー・サイン』の動画再生も16億回超えを記録するなど、世界的なガールズグループに成長。
テイラー軍団の一人として、カミラ人気が上昇
そのキュートなルックスとパワフルな歌声＆ダンスはもちろん、テイラー・スウィフト（31）の軍団の一人としても注目を集めることに。当時失恋していたカミラは、友人を介して紹介されたテイラーに失恋プレイリストをもらい、お泊まり会にも招待された。そこでグッと仲良くなり、今でも仲良しの親友に。カミラは最近でも「テイラーはいつでも本当に親切で、常に応援してくれて、アーティストとしても積極的にアドバイスをくれる。彼女は友情や繋がりを築くことを一番大切にしているわ」と親愛ぶりを披露。
ショーンとのコラボレーション曲をはじめ、ソロ活動もスタート
順調なグループ活動の傍ら、ソロとしても精力的に活動を始めたカミラ。2015年にはショーン・メンデス（23）とのコラボレーション曲『I Know What You Did Last Summer』を発表。当時から仲の良さを見せつけるも、交際は否定していた。そして翌年にはマシン・ガン・ケリー（31）とコラボレーションした『Bad Things』で、キューバ出身のソロアーティストとしては約25年ぶりにアメリカのチャートで１位を飾り、ソロとしての知名度も実力もアップ。
2016年、突然のグループ脱退表明
ソロで人気が上がるとともに囁かれ始めたのが、カミラとメンバーの不仲説。写真撮影でもカミラと他メンバーとの距離が見て取れるように、心も離れてしまい、2016年12月に脱退を表明。カミラはその後のインタビューにて「黙って与えられた歌を歌い、与えられた服を着る」のではなく、自分が作った歌を歌いたいからと理由を激白。さらに「私の行動や発言が、（メンバー内に）余計な波風を立てた可能性はある」とグループ内で亀裂があったことも告白。
『ハバナ』の大ヒットで、ソロシンガーとしても名を轟かせる
ソロデビュー作となったSIA（45）との共作『クライング・イン・ザ・クラブ』がスマッシュヒットし、４ヶ月後には『ハバナ feat. ヤング・サグ』をリリース。故郷のハバナへの愛情を歌ったラテンチューンが見事ハマり、全米チャート１位を記録、MVの動画再生は公開１ヶ月で２億回超えと、ソロシンガーとしても世界的大ブレイクを果たす。
GUESSのキャンペーンモデルに抜擢
グループ活動時代から80'sファッションが注目を浴びていたカミラは、GUESS（ゲス）の2017年秋キャンペーンに登場。同ブランドのディレクターは「カミラの自信、強さ、そして美しさは、私がGUESS Girlに求めているものそのもの」と惚れ込んだという。可愛いだけじゃない、芯の通った強さや、カミラ自身の魅力が開花し、ファッションアイコンとしてもその名が知られるように。
今度はビューティブランドのアイコンに
勢いの止まらないカミラは、ビューティアイコンとしても注目を集めるようになり、2017年にはなんとロレアル パリの新しい顔にも大抜擢。翌年には同ブランドとタッグを組んだ「HAVANA（ハバナ）コレクション」を発表。ヘルシー＆ナチュラルかつ、エッジィなムードを漂わせるアイシャドウとリップ、ブロンザーといったアイテムが、ティーンエイジャーたちの間で話題に。
アルバムも大ヒットし、ソロシンガーとして人気を確立
大ヒット曲『ハバナ feat. ヤング・サグ』を含む初のアルバム『カミラ』を発表。全米チャート１位はもちろん、グラミー賞で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞にノミネートされ、ソロアーティストとしての実力と人気を証明。これを受け、４月には自身初となる単独ツアーも決行。約10万枚のチケットが即ソールドアウト！
グラミー賞での移民としてのスピーチが最もツイートされる
カミラの人気の理由の一つは、ラテン系としてのルーツを誇り、移民としての心を歌っていること。2018年のグラミー賞授賞式では、プレゼンターとしてアメリカの移民についてスピーチ。「私の両親は希望だけを胸に、空っぽのポケットで、私をこの国に連れてきてくれた。二人は私に、人一倍働くこと、諦めないことを見せてくれた。私が思うことは、たとえどんな夢でも、子供たちは諦めず、戦う価値が十分にあるということ」と夢を追いかけることの大切さを語り、そのスピーチが同授賞式で最もツイートされるなど話題を独り占め！
初の熱愛発覚！ 相手はプロの恋愛アドバイザー
人気アーティストの仲間入りを果たした今度は、熱烈なキス姿がキャッチされ、プロの恋愛アドバイザーであるマシュー・ハッセー（34）との熱愛が発覚。その後はインタビューでも隠さず、「変なことやバカなこと、ふざけたことを一緒にやってる。彼は私を一番幸せにしてくれるの」と愛を語っていたものの、交際約１年半で破局を迎えることに。
自身のツアーに加え、親友テイラーのツアーにも参加
自身のツアーと並行し、親友のテイラーが行う北米スタジアムツアーのオープニングアクトにも登場。テイラー、そしてチャーリーXCX（29）と三人でテイラーの大ヒット曲『シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!』を歌い上げ、カミラは「今私が経験しているすべてのことに、とにかく感謝してる」とテイラーへの友情を炸裂。その素直さや謙虚さがカミラの愛される秘訣の一つ。
人気絶頂の最中、強迫性障害（OCD）を告白
雑誌のインタビューで、同じ行為や思考を繰り返す強迫性障害（OCD）で悩んでいたことを告白。「（OCDだと）判明した時、そこから一歩引くことを学んだことで、とても気持ちが楽になったわ。母に同じことを４回質問すると、母は“それはOCDよ。放っておきなさい”って言ってくれる」と母の力も借り、気楽になれるようになったとも。ノリに乗っている最中、自身の悩みを隠さずに語るカミラの正直さに心を打たれる。
ショーンとの交際を世界に向けて、大胆にアピール！
ショーンと再びコラボレーションした楽曲『セニョリータ』を発表直後、手繋ぎデートやキス現場がキャッチされた二人。当初は曲のPRではと噂されたものの、2019年８月のショーンの誕生日にカミラが「愛してる」とSNSで発信したり、９月にはショーンがコンサートで交際をほのめかすなど、交際はほぼ確実に。そして同月にはカミラがショーンの顔を舐め回す衝撃なキス動画をSNSにアップし、世界に熱愛をアピール！
ステージでもラブラブぶりを披露し、大きな話題を呼ぶ
『セニョリータ』の世界的な大ヒットで、2019年グラミー賞の最優秀ポップ・パフォーマンス（グループ）にノミネートされたりと、様々な快挙を果たしたカミラ＆ショーン。最優秀コラボレーション賞に輝いたアメリカン・ミュージック・アワードではパフォーマーとしても登場し、キス寸前の濃厚なパフォーマンスを披露。会場にいたテイラーも思わず「きゃー！」とはしゃぐほどの絡みぶりは、大きな話題に。
パンデミックにより、同棲生活をスタート
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、フロリダにあるカミラの実家で一緒に自主隔離生活を始めたカミラとショーン。ショーンは「最初は超パニックだったけど、朝には卵を焼くようになり、洗濯物をしたり、犬の散歩に行ったり。普通の毎日が素敵になった」と、カミラとのゆったりとした生活を満喫。さらに11月にはゴールデン・レトリバーの子犬であるターザンを一緒に迎えるなど、現在も順調な交際をキープ。
LGBT＋や活動家のメンタルヘルスをケアするプロジェクトを始動
かねてから政治的発言やボランティア活動など、社会的貢献も行っているカミラは、今年１月に市民活動を行う組織とタッグを組み「ヒーリング・ジャスティス・プロジェクト」をスタート。目的は、BIPOC（黒人や先住民、有色人種）やLGBT+をサポートしたり、若い社会活動家たちが働く組織のメンタルヘルスケアをするための資金調達。「自分が問題を抱えたり、燃え尽きたと感じる時は、人のために活動するのは難しいこと。まずはあなた自身を癒して」と、カミラ自身もイスラム教徒の女性たちが働く組織などを含め、10の組織に約2600万円を支援。
水着姿のセルフィー写真をアップし、ボディポジティブ宣言！
SNSで水着セルフィーショットを堂々と披露したカミラ。キャプションには「私は、お腹が細くはない“普通の人”として走ったり、エクササイズをしたりしてる。“やだな”って思うこともあるけど、自分の体型と闘うのは時代遅れだと思うわ。私はこの体型に感謝してる。私たちは、丸みをおび、セルライトや妊娠線、脂肪があるリアルな女性よ。受け入れましょう」とリアルな体型と率直な思いを披露し、多くの女性が共感を示した。
待望の新曲は、ラテン系ルーツの魅力が爆発
７月には待望の新曲『ドント・ゴー・イェット』をリリース。伝統的なキューバ音楽からインスパイアを受けたというリズミカルかつ情熱的なチューンにのせ、カミラのエネルギー溢れるダンスと魅力が炸裂。制作中のアルバムでは、家族をテーマにしているだけに、ミュージックビデオには父、従妹も出演しているというのも見どころ。
自身の経験を生かし、移民の家族や子供たちをサポート
以前から子供支援を行ったり、移民としての経験を度々訴えるカミラは、８月にアメリカとメキシコの国境にある米移民収容施設を訪問。「自分も移民だから、この経験はとても辛いものだった。でも移民の家族や子供たちが自身の物語を私に話してくれたことで状況を理解し、今私たちが彼らを助けるために何ができるかを教えてもらった。両親は子供たちの希望と夢を望んでいる。私たちがキューバを離れた時のママがそうだったようにね。けれど、良い人生を得るためにアメリカに来たことが、タイミングによっては全く違う結果になることがある」と現在の移民システムについて疑問を問いかけ、PRを精力的にしている。
まさにハマり役！ 生まれ変わったモダンなシンデレラを熱演
伝統的な物語や音楽に現代風のスパイスがプラスされた斬新的な実写版ミュージカル映画『シンデレラ』で主役を務めることに。実はこれが俳優デビュー作だけれど、監督のケイ・キャノンは「彼女はとても素晴らしいわ。本当に優秀だし、しかも自然で、面白くて美しい。本当に、とても才能がある」と太鼓判！ その実力はもちろん、素晴らしい歌声も大いに披露しているので見逃せない。
