アジア映画の人気が沸騰しているハリウッドで、いま大きな熱視線を浴びているのが“ボリウッド”をはじめとするインド映画。今年は日本でも続々と最新映画が公開されるなど、再びブームになる期待大。 そこで今回はインド映画になくてはならない有名俳優から、グローバルで活躍している俳優、注目の二世俳優まで、国内外で注目を浴びる20名をピックアップ！
ラーム・チャラン（38）／ついに話題の映画『ランガスタラム』が日本公開に！
『マガディーラ 勇者転生』『RRR』といった話題作の主演俳優として世界的に人気を集めるラーム・チャラン。ダンスとアクションに定評のある実力派俳優で、これら２本の映画がたちまち話題となったことで、インド本土では2018年に公開された『ランガスタラム』がついに日本上映開始に！ チャラン自身が「最高傑作」と語る映画だけに、物語の全貌とチャランのエネルギッシュなダンスシーンも見逃せない。
アリア・バット（30）／次世代の国際的スター！ インド人初、グッチのグローバル・アンバサダーに
映画監督のマヘシュ・バット（74）と俳優ソーニー・ラズダン（66）の間に生まれ、子役としてキャリアをスタート。演技の高さはもちろん、あどけない顔立ちと愛らしい表情が人々の心をグッと掴み、“ボリウッド”界になくてはならない存在に。2022年には大ヒット映画『RRR』でキレッキレのダンスを見せ、世界で注目を浴びることに成功。今年はメットガラデビューを果たし、インド人初のグッチのグローバル・アンバサダーに任命されるなど、ファッション界のアイコンとしても注目度がアップ。次世代のプリヤンカー・チョープラー（40）との声も高く、国内外で話題沸騰中！
ヤシュ（37）／ワイルドな魅力たっぷりの”サンダルウッド”界のスーパースター
TVドラマでキャリアを磨いたあと、2018年に大ヒットを記録した映画『K.G.F：CHAPTER1』の主演に抜擢。カンナダ語の映画“サンダルウッド”の名を広めるとともに、自身もサンダルウッド”界のスーパースターとして躍進。スクリーンでは長髪、髭＆鋭い目つきでワイルドな魅力をたっぷり放つも、オフの時間は妻やふたりの子どもたちに優しい笑顔を見せるといったギャップでファンを魅了。日本では今月から『K.G.F：CHAPTER１』、そして2022年インド国内で興収No.1に輝いた続編の『K.G.F：CHAPTER２』が同時公開されるので要チェック！
アイシュワリヤー・ラーイ（49）／カンヌ国際映画祭では着こなしが話題を呼ぶ、国際的俳優
1994年にミス・ワールドで優勝し俳優となったアイシュワリヤーは、『ミモラ 心のままに』など人気ボリウッド映画に出演。1999年にはセクシーなダンスが評価され、インド版アカデミー賞とも呼ばれるフィルムフェア賞の最優秀女優賞を受賞。以降国を代表するトップ俳優として、2003年にはインド俳優初となるカンヌ国際映画祭の審査員を務めたり、『ピンクパンサー２』といったハリウッド映画にも出演するなど、世界でも活躍。カンヌ国際映画祭の常連で、今年のレッドカーペットでは巨大なフードのついたシルバードレスで登場し、話題を集めたばかり。
ディーピカー・パードゥコーン（37）／主演映画で、“ボリウッド”にジェンダー革命をもたらす
174cmの高身長と抜群のスタイルでモデルとして活躍し、2007年に人気映画『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』のヒロイン役に抜擢。2018年には、ボリウッド映画界で女性主演の映画として過去最高の制作費となった『パドマーワト 女神の誕生』で主演を務め大ヒット。“ボリウッド”にジェンダー革命をもたらしたひとりとして、世界から熱視線を浴びることに。大胆な水着姿やダンスがインドで話題となった『PATHAAN パターン』は、９月に日本で公開されるので必見！
タマンナー（33）／アヴァンティカを演じ、日本での知名度が急上昇！
“ボリウッド”、“サンダルウッド”、テルグ語の映画“トリウッド”、タミル語の映画“コリウッド”など、さまざまなインド映画に出演して着実に実力と人気を獲得してきたタマンナー。2015年にヒロインの女戦士を演じた映画『バーフバリ 伝説誕生』が当時インド国内の歴代最高の興行収入を記録し、トップスターとしての地位を確立しただけでなく、日本での知名度も急上昇。その可愛らしいルックスとグラマラスなボディで国内の広告に多数出演し、世界中からも注目されている。
アリ・ファザル（36）／スイートな笑顔に世界のファンが胸キュン！
インド映画をあまり観ない人でも知っているであろうコメディ映画『きっと、うまくいく』（2009年）に出演。その後は15キロを減量して挑んだ主演映画『Always Kabhi Kabhi』（2011年）、『ワイルド・スピード SKY MISSION』（2015年）など数々の映画に出演。2017年には映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』で、ジュディ・デンチ（88）も惚れ込んだイケメンオーラ発揮＆スイートな笑顔を連発し、世界中の人たちを虜に！
ヴィジャイ・ヴァルマ（37）／“ボリウッド界”のおしゃれスター俳優といえば！
ボリウッド界では知らない人はいないほどの実力＆人気ともに兼ね備えたヴィジャイ。高身長とスラリとしたスタイルの良さでも人々を魅了し、今年のボリウッド界のスタイルアイコンアワードではホットなスタイリッシュアイコン賞を受賞。特に最近イケメン＆おしゃれ度が急上昇しているのは、ロマンスが報じられているタマンナーのおかげ!?と噂に。
ランヴィール・シン（38）／出演料が高い俳優のひとりで、パワーカップルとしても有名
広告業界から転身し、俳優デビューとなった主演映画『Band Baaja Baaraat』でフィルムフェア賞の新人男優賞を受賞。その後も出演映画がヒットし、国内で最も出演料が高い俳優として話題に。しかも2012年以降から雑誌『フォーブス・インディア』のセレブリティ100に連続チャートイン。妻は同じくスター俳優のディーピカーというパワーカップルぶりや、個性的なお目立ちファッションを着こなすおしゃれぶりも魅力！
ランビール・カプール（40）／“ボリウッド”の名家に生まれた正真正銘のスター俳優
祖父や両親も俳優という“ボリウッド”の名家に生まれたランビール。ニューヨークで映画製作や演技を学び、2007年に主演映画『Saawariya』で俳優デビュー。生まれ持ったスターの資質と、優しいジェントルマンな雰囲気で人気を集め、『バルフィ! 人生に唄えば』（2012年）、『若さは向こう見ず』（2013年）などヒット作に出演。一時は低迷期を迎えたものの、2018年の映画『SANJU サンジュ』では、ボリウッドのスター俳優サンジャイ・ダット（63）を演じるため１ヶ月の肉体改造を決行。再びスターとしての地位を確立した。
マヌシ・チラー（26）／俳優、ビューティアイコンなどマルチに活動する才色兼備
医大生だった2017年にミス・ワールドのグランプリに輝き、2022年の歴史ドラマ『Samrat Prithviraj』で俳優デビュー。今年は３本の映画に出演予定で俳優としてのキャリを積む一方、そのゴージャスな美しさを活かし、エスティ ローダー（ESTEE LAUDER）のアンバサダーに決定！ ビューティーアイコンとしての人気も定着しているほか、女性支援を行うチャリティやイベントにも積極的に参加するなど、マルチに活動中。
サーラー・アリー・カーン（27）／美ボディから繰り出されるダンスが話題！
俳優のサイーフ・アリー・カーン（52）、アムリタ・シン（65）のDNAを受け継ぎ、デビュー作となった2018年の映画『Kedarnath』でフィルムフェア賞と国際インド映画アカデミー賞の新人女優賞を受賞したサーラー。容姿端麗で、ボリウッド映画界では必至なダンスのスキルも持っているのが魅力。ピラティスやキックボクシングによって、美しいボディをキープしているよう！
タイガー・シュロフ（33）／抜群の運動神経と肉体で観客の目が釘付けに
俳優のジャッキー・シュロフ（66）を父にもち、俳優デビュー前はジムのインストラクターをしていたというタイガー。さらにマーシャルアーツも行っていったという抜群の運動神経で、ダンススキルが素晴らしいと大評判。2019年にW主演を果たしたアクションスリル映画『WAR ウォー!!』は、映画の公開初日の歴代興行成績を塗り替えるほど大人気となり、タイガーの人気もうなぎ上り！
シッダーント・チャトゥルヴェーディー（30）／影響力のある若手俳優として人気急上昇中
出演作はまだ少ないものの、国内外での注目度が上がっているシッダーント。アマゾンプライムTV『Inside Edge』の演技を見ていた映画『ガリーボーイ』のゾーヤー・アクタル（50）監督から「オーディションを受けてほしい」と声がかかり、見事に役をゲットしてブレイク！ フィルムフェア賞で助演男優賞を受賞した。昨年は雑誌『GQ』のインド版が発表した影響力のある30歳以下のインド人のひとりに選ばれ、今後は出演映画が目白押しとまさに今ホットな俳優！
マイトレイ・ラマクリシュナン（21）／インド系アメリカ人の高校生を熱演し、今後の期待値がグッとアップ
カナダ出身のマイトレイは、ミンディ・カリング（44）が手掛けるNetflix発ドラマ『私の“初めて”日記』で主人公に抜擢！ 本格的な演技は初めてだったというものの、インド系アメリカ人高校生の日常を描いたテーマが大衆に受け、2020年のピープルズ・チョイス・アワードでベスト・コメディショー賞を受賞。同ドラマはシーズン４を最後に今年で終わりを迎えたものの、映画『バービー』の監督グレタ・ガーウィグ（39）が手掛ける予定の映画『ナルニア国物語』に「出たい！」と立候補。この声が届き、見事大作に出演なるかは、こうご期待。
サマンサ・ルス・プラブ（36）／インドのベストセラー本を基にした、ハリウッド映画に出演
“トリウッド”と“コリウッド”をメインに活動し、2022年には南インドの女性俳優の中で２番目に出演料が高額な俳優として報じられたサマンサ。最近は活動の幅を広げ、『ダウントン・アビー』のフィリップ・ジョン監督がメガホンを取る、2004年のベストセラー小説が基となったハリウッド映画『Arrangements of Love』への出演が決定。バイセクシャルの役に挑戦することについて本人は「チャレンジだけれど、とっても素晴らしい機会」とコメント。
リティク・ローシャン（49)／ハリウッド進出が噂されている、超実力派俳優！
“ボリウッド”初のSF映画として知られる人気シリーズ『君を探してた』や『WAR ウォー!!』といった数々の映画に出演し、これまでフィルムフェア賞の最優秀主演男優部門を４度受賞しているまさに実力派俳優。国内ではアクション映画『Fighter』の公開が2024年に待たれる中、昨年はアメリカのエージェンシーと契約を交わしたとの報道が。アメリカのスパイがテーマのボリウッド映画のプロジェクトに参加するそうで、これが実現すればハリウッドでリティクブームが起きる予感大！
スハナ・カーン（23）／SNS人気も高い二世セレブ、満を持して今年映画デビュー！
インドはもちろん、アジアでも圧倒的な人気を誇る俳優シャー・ルク・カーン（57）の娘で、子どもの頃から「演技をしたい」と考えていたというスハナ。イギリスの大学を卒業した後、ニューヨーク大学・ティッシュ芸術部で演技を学び、ついに今年Netflix発ティーン・ミュージカル・コメディ映画『アーチーズ』でデビュー！ 早速共演者のアガスティア・ナンダ（22）と恋の噂が報じられ、SNSにも人気が集まるなど、私生活でもメディアを賑わす二世セレブになりそう。
シャナヤ・カプール（23）／デビュー前から可愛いと評判だった二世、ついに主演映画が公開！
父は俳優のサンジャイ・カプール（57）、母は元俳優で現デザイナー兼スタイリストのマヒープ・カプール（41）という二世セレブのシャナヤ。2020年にマヒープが出演するNetflix発のリアリティ番組『ボリウッドワイフ ～ファビュラスな日々～』に登場し、「可愛い！」と世間の注目を集めた。SNSでは俳優のカトリーナ・カイフ（39）にそっくりと話題を呼んでいたよう。そんなシャナヤは、今年公開予定の映画『Bedhadak』に出演。デビュー作ながら主演という大物新人ぶりで、注目度も抜群！
イシャーン・カッター（27）／ニコール・キッドマンと共演を果たす、実力派二世！
父はラジェシュ・カタール（56）、母はニーリマ・アジム（64）と俳優の両親の間に生まれ、子役として映画デビュー。成人になってからは、ドラッグディーラー役を演じた主演映画『Beyond the Clouds』によって、見事フィルムフェア賞の新人男優賞を受賞。幅広い役を演じられる確かな実力を持ち、今年はニコール・キッドマン（56）や、ダコタ・ファニング（29）が出演するNetflixシリーズにも出演が決定！ まさに今後の活躍が楽しみな俳優のひとり。
