HERMÈS(エルメス) 2018-19年秋冬コレクション

ナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキーによる、エルメスの2018-19年秋冬ウィメンズコレクション、会場となったのはパリ7区に構えるリセ・ヴィクトール・デュルイの庭園。今季コレクションで特に目を引くのが、素材、カラーパレット、そしてディテールワーク。カーフレザー、ディアスキン、ミンクファーやウールカシミアのダブルフェイスなど、エルメスならではの最上級の素材は、まるで第2の皮膚のようにしなやかに寄り添い、モデルの動きを際立てている。ブラウンやキャメルといったアースカラーに加え、ネイビーやオレンジ、ショッキングピンクをはじめとするアクセントカラーが華やかさを演出する一方で、ディテールは極めて軽やかで実用的。ニットのカーディガンにレザーストラップを取り付け、クロスショルダーバッグのように身につけるなど、プレイフルなスタイリングにも注目だ。 Photos by Jean-François José
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