DIOR(ディオール) 2019年リゾートコレクション
ディオール2019クルーズ コレクションがフランス、シャンティイにて開催。シャンティイはパリから50kmほど北に位置する郊外の都市。伝統的なレースや、フランス馬術の歴史を持つことで知られている。
今季コレクションのインスピレーション源となったのは、メキシコの伝統的な女性騎手である「エスカラムサ」。オープンエアのランウェイベニューでは、ロデオスタイルを彷彿とさせる82体の力強いルックが披露された。
「エスカラムサ」のユニフォームに着想を得たフィット・アンド・フレアシルエットは、メゾンのシグネチャーである「バージャケット」、そしてアーティスティック ディレクター のマリア・グラツィア・キウリが得意とするクチュールタッチのエンブロイダリーと融合し、フェミニンに昇華。フランスの伝統的な素材である「トワルド ジュイ」や、豊かな素材感が特徴の日本製コットンなど、リュクスな素材を多用する一方で、スタイリングにはカジュアルなラバーソールブーツが合わせられるなど、一貫してモダンな女性像を打ち出している。
メゾンのヘリテージへのオマージュも多く見られ、1948年にムッシュ・ディオールが発表した「ドラッグ」ドレスを想わせるプリーツスカートを合わせたブラックタイのルック、そして先シーズン2018-19秋冬コレクションにおいて華々しくカムバックを果たしたアイコニックな「サドル」バッグの新作も登場した。
Photos courtesy of brand
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