【タダモノじゃない彼 vol.11】窪塚愛流 × ニュー・フォーマル

視線を奪われて、目が離せなくなってしまう。注目の才能×モードの化学反応を楽しむ当連載。俳優として、モデルとして幅広いジャンルで活躍する期待のニューカマー、窪塚愛流が登場!

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ジャケット¥121,000・パンツ¥79,200/ケイスケヨシダ シャツ¥50,600/ティーエイチプロダクツ スカーフ¥27,500/ジ エレファント(ニーナムーナ)

ビッグシルエットのセットアップは東京発・新進気鋭のブランド、ケイスケヨシダより。エレガントな装いには、色鮮やかなフォトプリントを施したスカーフを添えてアヴァンギャルドなムードに。俳優として新しいステージに歩を進めた、彼の旅路を祝福するスタイル。

トライ&エラーを繰り返し、進化し続ける18歳の野心

8頭身のスタイルで、どんな装いも自分の色に染め上げる。"ニュー・フォーマル"なテイストを軽やかに着こなす18歳は、まさに新世代のポップアイコンだ。

「ファッションに興味を持ち始めたのは高2くらいから。それまではUSJにも寝癖に短パンで行くほど無頓着でした(笑)。影響を受けたファッショニスタは、ミュージシャンのジャスティン・ビーバー。服の合わせ方とか、キャップの被り方とか、カッコいいなと思う着こなしを一時期はよく参考にしていました」

2018年に映画デビュー。’21年より俳優として本格的にスタートを切った。「最初のドラマ出演が『ネメシス』。自分の犯した罪に苦しむシーンで、僕は顔を下に向けすぎていたんですね。そしたらオンエアを観た父から『せっかくカメラを向けてもらっているのに表情を見せないのはよくない。気持ちが下向きでも、顔は上げなさい』と指摘されたんです。そう言われて自分が逃げていたことに気づきました。芝居ってもっと遊んでいいんだということを父から教わりました」

デビューして以来、現場で起こった出来事が、彼の成長の糧になっている。

「ドラマ『あのときキスしておけば』では井浦新さんから『もっと台詞を崩してみたら』とアドバイスをいただき、『神様のえこひいき』では撮影の岸健太郎さんから画角や立ち位置などさまざまなことを指導してもらいました。その現場で学んだことを次の現場で生かして、またそこで新たに学んで、という繰り返しです」

ドラマ「OTHELLO」も佳境に。本作では劇団の研究生・有坂徹を演じている。

「徹の関西弁に関しては、監督と相談しながら、自分が親しんだ言葉でしゃべらせてもらっているので、とても演じやすいです」

もともと目立つことが大好きという性格。将来目指す夢の舞台も華やかだ。

「もう少し身長が伸びたらランウェイにも挑戦したいですし、国内外の映画祭で評価される俳優を目指したい。先日、沖縄国際映画祭で初めてレッドカーペットを歩かせてもらったので、今度は東京でもレッドカーペットを歩きたいです」

Profile
くぼづか あいる●2003年、神奈川県生まれ。2018年、映画『泣き虫しょったんの奇跡』でデビュー。近作にドラマ「ファイトソング」「OTHELLO」「ばかやろうのキス」など。スタイルを生かし、モデルとしても活躍中。

 

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