新型コロナウイルス感染拡大の影響は映画界にも。ファンが『007』最新作の公開延期を嘆願

新型コロナウイルスの感染が世界各地で拡大するなか、その影響がハリウッドにも波及。このたび、大人気スパイアクション『007』シリーズのファンサイトが最新作の公開延期を求める公開書簡をアップした。

2020年4月2日(現地時間)より、ヨーロッパを皮切りに、世界各地での公開が予定されている『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。主演のダニエル・クレイグ(52)が主人公ジェームズ・ボンドを演じる最後の作品と言われており、ファンの注目、期待はひときわ高い。

Photo:ALBUM/アフロ
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しかし公開まで残り約ひと月となった先日、『007』シリーズのファンサイト「MI6-HQ」が、公開延期を求める書簡を公開!

配給会社に向けて、「すでに3回にわたる製作の遅延に耐えた後で、口にするのも辛いことですが、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開は延期すべきです」「新型コロナウイルスの感染が拡大する状況で、スケジュールやイベントをキャンセルするコストよりも、今は公衆衛生を優先する時です」と、ファンとしても断腸の思いながら、延期するよう訴えている。

Photo:ロイター/アフロ
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、今年2月に新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、4月に中国・北京で予定していたプレミアイベント、及び中国でのプレスツアーのキャンセルを発表。

現在、中国では7万館あるといわれる映画館の大半が閉鎖されており、2月に公開予定だったハリウッド大作も次々と公開が中止に。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の香港公開も4月30日(現地時間)に延期されている。

Photo:REX/アフロ
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ワールドプレミアは、現状3月31日(現地時間)にロンドンで行われる予定で、会場のロイヤル・アルバート・ホールは5,000人以上を収容できるとのこと。「MI6-HQ」は「症状が出ていないとしても、ひとりの感染者から多くの人々に影響が出る可能性がある」として、少なくとも夏までは公開を延期することを提案。

Photo:The Image Direct/アフロ
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「世界中のファンとその家族の健康と幸せの方が重要です。私たちはこの映画を4年も待っていました。あと数カ月延びたところで、映画のクオリティに影響はなく、むしろ興行収入の助けになるでしょう」と締めくくっている。

日本でも新作映画の公開延期、イベント中止などさまざまな影響が出ている新型コロナウイルス感染症。1日も早い収束を願うばかり。

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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はダニエル演じるジェームズ・ボンドの最後の作品と言われる。Photo:ALBUM/アフロ
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悪役をラミ・マレック(38)が演じるのも注目の的。Photo:ロイター/アフロ
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ボンドとボンドガールたち。左から、レア・セドゥ(34)、アナ・デ・アルマス(31)、ダニエル、ナオミ・ハリス(43)、ラシャーナ・リンチ(32)。Photo:REX/アフロ
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私服も英国紳士なダニエル。Photo:The Image Direct/アフロ
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