『プリズン・ブレイク』主役のウェントワース・ミラー、1年前に自閉症と診断されたことを明かす

『プリズン・ブレイク』でブレイクした俳優ウェントワース・ミラー(49)が自閉症と診断されたことを公表。当時の心境などを率直に語った。

大ヒットドラマ『プリズン・ブレイク』で、一躍ブレイクを果たした俳優のウェントワース・ミラー(49)。自身のインスタグラムで、1年前に自閉症と診断されていたことを公表した。

Photo:Getty Images
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インスタグラムに真っ白な画像を投稿し、「この秋で、自閉症であると非公式な診断を受けてから年になる。まずは自分で診断し、その後に正式に診断が下された」と明かしたウェントワース。 

「診断のためのプロセスは長く欠陥があり、アップデートが必要だと感じた。僕は中年男性だ。歳児ではない」。そう診断方法の問題点を指摘しつつ、結果を聞いた際の心境を「ショックではあったけど、驚きはなかった」と表現した。

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またウェントワースは、自閉症のコミュニティを代表して意見をしたり、語ったりするつもりがないことも明言。

「現在の僕は自閉症について、十分な知識があるわけではない。今は理解を深めようとしている最中だ。これまでの50年間の人生を、新しいレンズを通して見直していこうと思う」と綴り、自閉症について知識を深めたい人には、知識豊富なインフルエンサーやクリエイターを紹介すると申し出た。

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2005年に放送が開始されたドラマ『プリズン・ブレイク』で主役を演じ、迫真の演技と端正な顔立ちで世界中を魅了したウェントワース。2013年には、ロシアのサンクトペテルブルク国際映画祭への招待を受けたものの参加を辞退。その理由を伝える手紙で同性愛者に対するロシア政府の姿勢を批判すると同時に、自身がゲイであることをカミングアウトした。 

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同ドラマの続編を熱望する声が絶えぬなか、2020年にウェントワースは、「『プリズン・ブレイク』を正式に降りたよ。僕は単純に、ストレートの役を演じたくないんだ」と投稿。その際、悩みを抱えているLGBTQ+の子どもたちがネガティブなコメントを目にしないようにと、コメント欄を非表示に設定していた。

かねてから自身のセクシュアリティや社会問題に関して、積極的に発言をしてきたウェントワース。今回、自閉症の診断を告白した彼の勇気は、多くの人の心に響いたはず。

text : Mariko Peeling

 

 

 

 

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『プリズン・ブレイク』主役のウェントワーの画像_1
自閉症と診断された事実を明かした。
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SNSで心境を明らかに。
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『プリズン・ブレイク』シーズン1のワンシーン。
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2020年には『プリズン・ブレイク』の降板を発表。
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