【2023年上半期BEST10】韓国ドラママニアが選ぶ、今期の名作たち。財閥ものから社会派、復讐劇まで、見逃し厳禁な話題作がズラリ!

つわもの揃いだった2022年下半期のスペシャルBEST10の発表から、またしても半年の月日が経過……!! 2023年下半期にビッグネームの共演作や、人気作のシーズン2が控えているために、2023年上半期は少し低調な動き? いえいえ、そんなことはありません。上半期も見逃し厳禁な良作が続々と誕生! SPUR.JP韓ドラ班が泣く泣く(勝手に)選んだラインナップと順位を参考に、マイ・ベスト・韓ドラを見つけてみて。(※本記事では、上半期に最終話の放送・日本での配信を迎えたドラマとして定義しています)

2023年上半期 おすすめ 韓国ドラマ

写真左上から時計回りに 『愛だと言って』ディズニープラス スターで独占配信中! © 2023 Disney and its related entities・『財閥家の末息子~Reborn Rich~』© Chaebol Corp. all rights reserved・Netflixシリーズ『ザ・グローリー〜耀かしき復讐〜』独占配信中・Netflixシリーズ『医師チャ・ジョンスク』独占配信中

1位/財閥家の末息子~Reborn Rich~【財閥サスペンス】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ 財閥家の末息子~Reborn Rich~
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韓国実在の財閥一族がモデル。韓国激動の80〜90年代が舞台。歴代大統領も実名で登場。時空を超えたミステリー復讐劇。ほら、もうそれだけでも絶品のわくわく感。さすが、ソン・ジュンギにハズレなしです。彼が演じるのは、スニャン財閥で働く財産管理長ユン・ヒョンウ。というと聞こえがいいですが、実はスニャン家の事故処理を担当するいわば小間使い。ところがドラマ冒頭、いきなり殺害されてしまうんですね。で、気づいたら、1980年代スニャン家の末息子ドジュンに生まれ変わっているという展開。面白いのは、チン・ドジュンがユン・ヒョンウのすべての記憶を持っている点。つまり、これから何が起こるかも、裏側まで知り尽くすスニャン一族の一挙手一投足もすべてお見通しというか。果たして自分は誰に殺されたのか。そこからチン・ドジュンならぬユン・ヒョンウの壮大なる復讐劇が幕を切って落とされるのですが、一番の見どころは一代で財を築き上げた創業者チン・ヤンチョルをどう攻略していくか。演じるのはこの役で百想芸術大賞ドラマ部門男性最優秀演技賞を受賞したイ・ソンミン。その凄さに唸り続けてしまいます。(さすらいのライター山崎)

韓国では2022年下半期に放送されていましたが、日本では2023年上半期になんとLeminoで配信が開始されたため、こちらにランクイン。大ヒット王ソン・ジュンギが次作に選んだのは、韓国お得意の財閥サスペンス。『ミセン-未生-』でお馴染みのイ・ソンミン、『賢い医師生活』のシン・ヒョンビン、チーム・ヴィンチェンツォのチョ・ハンチョルなどなど豪華キャスト盛り盛りで、韓国では『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』超えの視聴率を叩き出すほどの大ヒット! 主人公の生まれ変わりというと一見ファンタジーに思える設定ですが、細部まで非常〜にリアル。時代背景が韓国怒濤の時代と知られる80〜90年代、さらに韓国大手企業をモデルとしているだけに、巻き起こっていることがすべて“現実”です。予測し難い社会の流れを「過去の記憶」として持っている勝ちゲー状態のチン・ドジュン。神のみぞ知る……ではなく彼のみぞ知る世界なんですよ! とはいえ先が分かっていても相手は国内随一の財閥一家の長チン・ヤンチョル。欺き、欺かれ、の連続で、そう簡単にチャンスを掴めず……と一喜一憂が止まらない! これまでの財閥サスペンスにはない旨みと驚きが見事に調合されているソン・ジュンギの新境地、しかと見届けてほしい。(エディターK)

2位/愛だと言って【ロマンス×ヒューマン】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ 愛だと言って
『愛だと言って』ディズニープラス スターで独占配信中! © 2023 Disney and its related entities

観ている間もラストもその余韻をずっと噛みしめていたい。久しぶりに極上のラブロマンスに出会った感慨に今もなお浸っております。物語は不倫して家族を捨てた父により人生がズタボロになったウジュ(イ・ソンギョン)と、信頼する人々から裏切られ続けた孤独を抱えるドンジン(キム・ヨングァン)が織りなすヒューマンラブなのですが、問題はドンジンが父を奪った愛人の息子だということ。現実的には二人のラブなんてあり得ないわけです。もちろんウジュがドンジンに近づいたのも最初は“復讐”目的。父の不倫を未だ引きずる自分にケリをつけるためとでも言いましょうか。なのに、なのに、自分でも知らないうちに……。少しずつ変わっていくウジュの心の内をきめ細かに紡ぎ出していく演出は、真実が隠されている行間を読み解いていくような味わい深さもあり。そして、人の裏切りもじっと受け止めてしまうドンジンの優しさにもじ〜ん。切ないけれどなぜか心癒される明るい温かさが全編に流れるロマンスは、疲れ切った心にこそ堪能させたい。優しさが心に染み入ります。(さすらいのライター山崎)

原題のニュアンスで言うと『これを愛と呼びます』。まさにこの言葉に本作のすべてが詰め込まれているんですね。「復讐から始まる恋」などという薄っぺらく思えるような言葉では表現できない苦悩と、葛藤と、もどかしさ……そして恋愛の残酷さと幸福感がギュギュッと凝縮されています。ウジュ×ドンジン、ジュン(ソンジュン)×ヘソン(キム・イェウォン)の関係の移り変わりにもグッとくるし、家族についても深く深く熟考してしまう仕上がりに。俳優陣の演技が繊細すぎるあまり、物語ではなくリアルそのものを見ている気持ちになるんですよ。ロマンスなんだけれどヒューマン強めで、『私の解放日誌』のように1話ずつ噛み締めて観たいと思えますし、初心に返れるような大人のドラマでした。改めて「人の心ほど思い通りにいかないものはないな」と見せつけられたような気分。本作を箇条書きにしたらかなりヘビーな設定なのに、重く見せすぎない演出やカメラワークも絶妙で、そこも高く、高く評価したい! イントロから凝っていて、なぜ名前が「ウジュ」なのか、ウジュの母の想いにも涙します。今のところ2023年のベストロマンス作だと断言。(エディターK)

3位/ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜【復讐劇】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜
Netflixシリーズ『ザ・グローリー〜耀かしき復讐〜』独占配信中

生まれ変わったら誰になりたいと聞かれたら、私は迷わずソン・ヘギョさまなのです。他を圧倒するような美しさ、きっとモテまくりの人生なんだろうけれど、まとっているのは凛とした孤高感、ムジョッコン(無条件)、痺れずにはいられません(すべて個人的見解です)。実は正直に言ってしまうとドラマとしては私的にはイマサン内容だったのですが、それでもシーズン1、2とも思わず一気見してしまったのは、やっぱりヘギョさまマジックなのでしょうか。もはや犯罪でしかない悪辣すぎる高校時代のイジメに対して、ハムラビ法典的報復を実践していくヘギョさま初のダークヒーロー役。だからこそ、ヘギョさまの美しさと孤高感がさらに冴え冴えと際立ってくるとでも言いましょうか。役作りのために体重を絞ったという壮絶感さえ漂う美しさの奥に、すべての感情を封じ込めてチェスのごとくじわじわと悪を追い詰めていく痛快。これこそ報復劇の真骨頂なのかもしれませんね。2023年百想芸術大賞ドラマ部門女性最優秀演技賞受賞。喜びをあふれさせるヘギョさまのスピーチにも思わず感涙。(さすらいのライター山崎)

キム・ウンスク作家の真骨頂とも言えるインパクトのある復讐劇が、世界中で大きな話題になっていましたね。それもそのはず。韓国の社会問題であり日本も決して他人事ではない「いじめ」「校内暴力」に大きく一歩踏み込んだ作品であり、実際に17年前に起きた事件をベースにしているだけに、その重厚感は桁違い。加害者たちに人生を懸けた復讐を誓うドンウン役にアサインされたソン・ヘギョや、怒りで身震いしてしまうほどの渾身の演技を見せてくれた校内暴力の主犯格ヨンジン役のイム・ジヨン、シン・イェウン(高校生時代)が俳優としての新境地を見せてくれました。正直、物語としては目を逸らしたい瞬間も多い。しかし「ドンウンのような子たちを応援したかった」というウンスク作家の言葉通りに、いち視聴者として、結末を知らなければいけないという一種の使命感に駆られるんですよね。物語で繰り広げられている「闇」が、大なり小なり実際に現代社会で起きていることだからこそ、蚊帳の外にいたくない気持ちになる。冗談抜きで徹夜の一気観になるのと、少なからず心のダメージを受けると思うので、抜群のコンディションで挑むのをおすすめします。(エディターK)

4位/カジノ シーズン2【裏社会×クライムストーリー】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ カジノ
『カジノ シーズン2』ディズニープラス スターで独占配信中! © 2023 Disney and its related entities

映画界の重鎮チェ・ミンシクの26年ぶりのドラマということで話題を集めた本作。彼が演じる主人公のムシクは、東南アジアのカジノ王といわれた実在の人物がモデル。となると、裏社会もののクライムストーリーが描かれるわけですが、ノワールものがそれほど得意でない私すらも一気にのめり込んでしまったのがこの作品。勝つか負けるか、死ぬか生きるか、人生そのものがギャンブルのムシクの生き様が隅々まで映画クオリティの映像で綴られていくわけですが、ムシクを裏社会の特殊な人物像としてではなく、普通の人間として描いているところがミソ。人よりちょっとだけ腕っ節が強く、ちょっとだけ頭が良くて、ちょっとだけお金が好きだっただけなのに、どうやってカジノ王に上り詰めたのか。あまりにも飄々と描かれる世界観がむしろドラマチックで楽しく、ムシクの他の人にはないチャーミングさに魅了されること必至。明るいラテンミュージックにのせた軽妙な演出も洒落まくっているし、ムシクを追う警官役のソン・ソックの自然体な正義感にも惚れずにはいられません。(さすらいのライター山崎)

5位/模範タクシー2【社会派】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ 模範タクシー2
『模範タクシー(原題)』©SBS

すでにシーズン3制作決定。この言葉だけでどれだけ面白い作品なのか、お分かりになるかと思います。シーズンものってどうしても観るときに怯むんですが(時間的な問題としても)、一瞬で観られる大胆さと面白さが溢れ出ており、エポックメイキングな作品であることは間違いなし。韓国らしい社会問題への提起がなされていて、作中では一貫して「法とはなにか?」を問いかけています。扱うテーマは韓国で実際に起きた事件が多く、その背景を知るたびに心に突き刺さるものがあるんですよ。そんな法で裁くことのできない悪人、罪の重さに対してさまざまな事情から軽い処罰しか与えられない罪人を、主人公ドギ(イ・ジェフン)を筆頭とした“模範タクシー”のメンバーたちが自らの手で処罰していく。当人たちも行き場のない憤りを抱えていることもミソであり、最後の砦だと彼らを頼る弱者の力になろうと奮闘します。この設定だけでも胸が熱くなるのですが、模範タクシーメンバーのチームワークの良さがとにかく光っていることが本作の特徴。シーズン2は特に、成長したメンバーが再集結する大事なシーンがあるため、シーズン1の流れで視聴したほうが絶対に楽しめます!(エディターK)

6位/医師チャ・ジョンスク【医師×セカンドキャリア】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ 医師チャ・ジョンスク
Netflixシリーズ『医師チャ・ジョンスク』独占配信中

不倫、隠し子、嫁姑問題、大病など、扱っているネタは結構シビアなものが多く、韓国ドラマとしての目新しい設定はそこまでないにもかかわらず、ここまでユーモラスに表現できているところが本作の素晴らしい点。決して重くなく、むしろ爽快感があるんですよ! 医学部在学中に妊娠・出産したために医師免許は持てどノーキャリア。そんな20年間も家族のために尽くしてきた専業主婦チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)のセカンドキャリアにフォーカスしており、エンパワーメント要素もギュギュッと。ジョンスクに想いを寄せる同じ病院のロイ先生(ミン・ウヒョク)の存在もまた定番なのだけれど最高にいいポジション! ジョンスクの夫イノ(キム・ビョンチョル)は息子から、「(ロイ先生に)勝っている部分がひとつもない」と言われてしまう始末で、そこからもはや意地になってジョンスクの気持ちを取り戻そうと奮闘するものの、このダメっぷりがリアリティ番組のような真実味を帯びていて、呆れるとともに笑ってしまうんですよね。個人的には物語の着地方法にも大満足で、とにかく視聴中はチャ・ジョンスクとともに笑って、泣いて、憤怒して、ときめいて、そして自分の今後の生き方を見直せるとてもいい時間でした。(エディターK)

7位/良くも、悪くも、だって母親【母子の絆×ヒューマン】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ 良くも、悪くも、だって母親
Netflixシリーズ『良くも、悪くも、だって母親』独占配信中

何なんでしょう、このドラマ。タイトルから察する通り、母と子の物語なのですが、それだけではありません。ミステリー要素も、ロマンス要素も、法廷要素も、ヒューマンコメディ要素もてんこ盛り。なのに、その一つ一つに魅せられるし、過去と現在を絶妙に配した盛り込みバランスもチェゴ(最高)。だから、一気見したくなるし、反対にじっくり1話1話味わい尽くしたくもなるし。私的には上半期トップ3以上に入れたいほど。物語は養豚場を営む母ヨンスン(ラ・ミラン)と、女手ひとつで有能な検事に育て上げられた一人息子ガンホ(イ・ドヒョン)の、不幸な過去と現在を背負いながらの幸せ探しとでも言いましょうか。ネタバレになるのでこれ以上の言及は控えますが、主演のラ・ミランのオンマぶりはやっぱり素晴らしく、彼女を取り巻く2人のアジュマ(カン・マルグム、ソ・イスク)もキュートだし、悪役チェ・ムソン&チョン・ウンインはめちゃ憎々しいし、ガンホ役イ・ドヒョンと幼馴染みミジュ役のアン・ウンジンにも引き込まれずにはいられないし。ラストはマジで号泣必至です。(さすらいのライター山崎)

8位/離婚弁護士シン・ソンハン【法廷ヒューマン×アジョシの友情】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ 離婚弁護士シン・ソンハン
Netflixシリーズ『離婚弁護士シン・ソンハン』独占配信中

キャストからして大優勝気味です。だってミュージカル出身の実力者チョ・スンウに、『応答せよ1994』のキム・ソンギュン、『賢い医師生活』シリーズのチョン・ムンソンと、この演技派アジョシ(おじさん)3名のキャスティングで期待しない韓ドラフリークはいないんですよ(個人的見解)! 予想通りに幼馴染3人のなんてことないやり取りが驚くほどナチュラルで、ラーメンを食べながらくだらない会話に花を咲かせたり、おじさん同士で泣き合ったり抱き合ったりと、『39歳』のような雰囲気が好きな人はハマるはず。ここに法廷ヒューマン要素をふんだんに盛り込んでいるために、心にグッと刺さるシーンが多いんですね。韓国の法廷ドラマといえば不朽の名作がゴロゴロ存在しておりますが、そんななかで最近特に注目の「離婚弁護士」を題材にしながら、元ピアニストという異例の経歴を持つシン・ソンハン(スンウ)が離婚弁護士となり、事故死してしまった妹の真相を探るというストーリー。その過程はもちろん、各話の離婚訴訟エピソードをかなりリアル重視に描いており、変なギャップを感じることなく感情移入できます。現代社会に潜む小さな闇に少しの光を照らしてくれるような、そんな作品。(エディターK)

9位/クイーンメーカー【財閥×政治バトル】

2023年上半期おすすめ韓国ドラマ クイーンメーカー
Netflixシリーズ『クイーンメーカー』独占配信中

『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』同様、上半期の財閥サスペンスの良作といえばこれ。財力も国内一、クズさも国内一の大財閥「ウンソングループ」を相手にソウル市長の座をかけ、『夫婦の世界』のキム・ヒエ姉さんが激しい攻防戦を繰り広げるんですよ! ヒエ姉さん演じるファン・ドヒは、長くウンソングループの下僕として馬車馬生活を送っている設定。で、かなりのキレ者ゆえに戦略企画室の室長になったものの、結局は彼らの「駒」でしかないんですね。ウンソングループ次女の婿養子ペク・ジェミン(リュ・スヨン)が起こしたレイプ事件をきっかけに心底ウンソングループに嫌気が差したドヒは、ついに決別。もちろん事実は揉み消されるわけですが、なんとジェミンがソウル市長に立候補。「こんなクズを市長になんかさせねえ!」と真っ向勝負を挑むさまがカッコ良すぎて震えるんですよ! しかもドヒとともに立ち上がるのは人権弁護士オ・ギョンスク。演じているのは、ヴェネチア国際映画祭での受賞歴を持つ映画界の韓国スター、ムン・ソリって! この演技派ふたりの抜群なコンビネーションのおかげで、物語にグッと入り込める仕様になっています。シーズン2を匂わせる最後の瞬間まで、1秒たりとも見逃せません!(エディターK)

10位/その恋、断固お断りします【弁護士×ロマンス】

2023年おすすめ韓国ドラマ その恋、断固拒否します
Netflixシリーズ『その恋、断固お断りします』独占配信中

女性が男性に理由なく一歩譲ることが無性に許せない女性弁護士ヨ・ミラン(キム・オクビン)と、女はか弱きふりしてみんなしたたかで信用できないと思っているロマンス職人俳優ナム・ガンホ(ユ・テオ)の王道ラブコメ。とにかく面白いのは、そのキャラの振り切り具合。ミランはそんな男たちに負けじと、徹底的に鍛えまくり、法律では成敗し足りない悪い男は最終的には暴力に訴えちゃう上、ワンナイトラブが一番という男以上に男まさりな恋愛志向。女であることに甘えないのはもちろん、すっくと前を見て一人突き進む姿は思わずカッコイイと声をかけちゃうほど。一方、ガンホは女嫌いが高じて、ロマンス職人なのにキスシーンは苦手中の苦手。なのに、実はとことん優しい誠実男子というところがミソなんですね。最初は互いに最低と思いつつ、次第に惹かれあっていく安定のストーリー展開ではありますが、何度も何度も抱腹絶倒させられる上、ふたりの思いがけない純愛はキュンキュンもジーンも満載。無条件に最初から最後まで楽しい気分になれることを確約します。(さすらいのライター山崎)

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、約20年間あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。永遠の推しは俳優ソン・ジュンギ。若手俳優の発掘が趣味の領域に。

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