【韓国ドラマ】胸キュンを求める全大人へ! 予想を反してときめいた、名作ロマンス韓ドラ3選

韓国ドラマのロマンスものは、やっぱり想像以上のときめきをくれる!

SPURデジタルの韓ドラ班がご紹介してきた様々な韓国ドラマの中から、今回は「日常にときめきを求める大人のための恋愛韓国ドラマ3選」にフォーカス! 一度観たらノンストップ視聴必至の伝説級のドラマをぜひチェックして。

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年間以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。

パク・ボヨン×チェ・ウシク『恋するムービー』/なんともエモーショナル! ときめきと切なさが交互に訪れる最新ロマンス

Netflix韓国ドラマ パク・ボヨン チェ・ウシク 『恋するムービー』
Netflixシリーズ『恋するムービー』独占配信中

ラブコメはお手のもののパク・ボヨンと、あらゆる役柄を難なくこなすチェ・ウシクのロマンス作品の見どころをさすらいのライター山崎が解説。

ウシク演じる映画オタクのコ・ギョムが、その名に一目惚れしたかのように惹かれていくのが、ボヨン演じる映画(=ムービー)と同じ響きの名を持つ助監督のキム・ムビ。最初は煙たがっていたムビなのだけど、いつしか惹かれるようになり……という矢先、ギョムが突然、姿を決してしまうのです。そして、5年後、映画監督になったムビの前にギョムが映画評論家として現れて……。と、こう書くとありがちなロマコメみたいに感じられるのですが、深度と方向性が違うというか。ポイントはギョムが突然去った理由にあるのですが、そこには兄ジュンとの切ない繋がりがあり……。
一方、ムビには映画をこよなく愛した亡き父に自分が愛されなかったという思いをずっと抱えて生きているという。単なる男女の関係に留まらず、人が人を、そしてメロを求めてやまない切実な心を優しい視点で映し出しているのがこのドラマ。だから、細胞のひとつひとつに染みてきて、涙が止まらなくなるというか。ギョムもムビも兄ジュンも、登場人物すべてが愛おしく、作曲家を目指すシジュン(イ・ジュニョン)と脚本家になったジュア(チョン・ソニ)のサブカップルにも泣かされます。

ムン・ガヨン&チェ・ヒョヌク 『あいつは黒炎竜』/オタクの黒歴史から始まる、上司部下の王道ロマンス、トキメキ全開!

韓国ドラマ 『あいつは黒炎竜』U-NEXTにて独占配信中
『あいつは黒炎竜』U-NEXTにて独占配信中。© STUDIO DRAGON CORPORATION

ムン・ガヨン&チェ・ヒョヌクのケミストリーが際立った王道ラブコメの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

心に痛みを秘める財閥ツンデレ男子と頑張り屋の庶民女子。最初は反発し合うも実は初恋相手。好感度高めなサブカップルラブもセットで挿入。というこれらのピースは、韓国ドラマがお得意とする王道ラブコメのある意味必要十分条件ではないかと思うのですが、いかがでしょう。目新しい展開はほぼほぼないし、先を読めすぎちゃうストーリー運びだし……、なのにというか、だからこそ、ついつい観ちゃうわけなのですよ、これが。
ペク・スジョン(ガヨン)とパン・ジュヨン(ヒョヌク)にはそれぞれ初恋の相手に裏切られ、踏み躙られた黒歴史があり、その互いの相手こそ、スジョンとジュヨンだったという王道のカラクリが組まれているという次第。だから、ブレ一切なしの王道展開を心安らかに楽しめるわけでして。ちなみに「最悪の悪」のイム・セミ演じるバツイチ女子と『グッド・パートナー〜離婚のお悩み解決します〜』のDV男を演じたクァク・シヤンの一夜のベッドインから始まるピュアなサブカップルラブもいい感じです。

ハン・ジミン×イ・ジュニョク『わたしの完璧な秘書』/韓国でムーブメントを巻き起こした、大人のためのブラコメ

韓国ドラマ 『わたしの完璧な秘書』Leminoで独占配信中。©SBS
『わたしの完璧な秘書』Leminoで独占配信中。©SBS

韓国で大ヒットを飛ばしたハン・ジミン×イ・ジュニョクの大人のロマンスドラマの見どころをエディターKが解説。

名俳優として名を馳せるジミンが本作で演じるのは、ヘッドハンティング会社ピープルズのCEOカン・ジユン。有能だけれど仕事以外には無頓着で、自分の車さえ覚えられずに乗り間違えまくるというキャラ。ストーリー的には王道のオフィスロマンスではあるものの、大注目ポイントはその相手役。本作が初(!)のロマンスドラマとなるジュニョクなんですよ。仕事ぶりが完璧すぎる社長秘書ユ・ウノ役に、全韓ドラマニアが沸いたのです。こんな演技をまだ隠し持っていたんですか!?と興奮せざるを得ない。ときめきレベルが尋常ではないんです、真剣に。
シングルファザーとして家事も育児も仕事も抜かりなくこなす姿も素晴らしく、上司のパワハラを物ともせず、メンタルケアが必要な愛娘のために育休を取る選択もかっこいいんですよ(そのせいで復帰後も上司のさらなるパワハラで散々な目に遭い、結局退職に追い込まれて転職することになるのですが……)。これまで見たことのないジュニョクの甘々な姿に悶絶することはもちろんのこと、物語の随所に現代社会への問題提起を組み込む、韓国ドラマらしい脚本にグッと来ます。