【韓国ドラマ】切なくて、ときめく! 隠れ名作の恋愛韓ドラを韓ドラマニアが厳選してお届け

切ないのに、ときめく。“胸きゅん”が止まらない、「隠れ名作の恋愛韓ドラ」をご紹介!

SPUR.JPの韓ドラ班がご紹介してきた様々な韓国ドラマの中から、今回は「まだまだある!? 隠れた名作と太鼓判を押す恋愛ドラマ3選」にフォーカス! 一度観たらノンストップ視聴必至の伝説級のドラマをぜひチェックして。

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年間以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。

イム・ジヨン×チュ・ヨンウ『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』/早くも2025年の名作誕生! ロス間違いなしのロマンス時代劇

韓国ドラマ ロマンス時代劇 イム・ジヨン×チュ・ヨンウ『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』U-NEXTにて独占配信中 © SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

韓国で大ヒットとなったイム・ジヨン×チュ・ヨンウのロマンス時代劇の見どころをさすらいのライター山崎が解説。

いやあ、面白かった! 凄まじかった! 何度も何度も心震えました。これほど手に汗握りながら最後まで息をのみのみ見入ってしまったのは久々かもしれません。主人公の“オク氏夫人”ことクドクを演じるのは、『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』のあのイム・ジヨン。陰湿すぎるいじめ役でその実力を知らしめた彼女が、今回は立場逆転、両班のヒステリー陰険娘になぶりものにされる奴婢役で序盤登場するという、それだけでもう興味津々なのですが、その波瀾万丈ぶりも半端なく、壮大な時代劇を主人公として引っ張っていく力技と、それを成し得る演技力、存在感に改めて感服せざるを得ないというか。
紆余曲折の末、奴婢クドク(ジヨン)が両班オク・テヨンになり代わり、生前のテヨンの夢だった外知部として生きていく人生が始まるという次第。クドクの相手役を演じるのは、最近、めきめきと人気上昇中のチュ・ヨンウ。クドクに一途な思いを貫く両班から人気芸人となるソン・ソンイと、後にオク・テヨンの夫となるソン・ユンギョムを一人二役で演じるのですが、このロマンスの行方もまた波瀾万丈に魅せてくれます。外知部となったテヨンには、凄まじいほどの試練とピンチが何度も何度も訪れるのですが、それをオク・テヨンとなったクドクはどう切り抜けていくのか。そして、偽りの身分の行方は? 悪貨は良貨を駆逐すると言いますが、その逆もまた真なりか。善意と正義と勇気は、人の善意と正義を引き出し、そして、善意が善意を呼んでどんどんつながっていく……そんな痛快。全16話たっぷりとご堪能くださいませ。

ウ・ドファン×イ・ユミ×オ・ジョンセ『Mr.プランクトン』/思いのままに生きる意味を問うヒューマン×ロマンス

Netflix韓国ドラマ『Mr.プランクトン』ウ・ドファン
Netflixシリーズ『Mr.プランクトン』独占配信中

ウ・ドファン×イ・ユミ×オ・ジョンセが織りなすヒューマン&ロマンスの見どころをエディターKが解説。

ヨロブン(皆さま)、ウ・ドファンの新境地が見えましたよ〜〜!!!とメガホンを持って叫びたい。涙の破壊力、色気、力強さが凝縮されており、これは本気で沼落ち者が続出なのでは?と思う次第です。実際に数人の友人から「ねぇ、ウ・ドファンの他のおすすめ作品教えて」と、虜になる事象が多発しています。しかも『サイコだけど大丈夫』の名俳優オ・ジョンセがいい味を出していて、彼がいると本当に作品が色濃く、深くなって面白い。Netflixランキング外なことが信じられないくらい韓国でも話題です。騙されたと思って観てほしい名作ヒューマンであり、ロマンスなんです。
設定自体はかなりぶっ飛んでいるとこもあるけれど、作中で繰り広げられるものは決して“作りもの”ではなく、この人たちの人生そのもの。ドラマティックなんだけれど、泥臭いというか。3人の関係性が変わっていくさまも面白いし、なぜか共感できる。ロマンスはベースにありつつ、人間愛でもあり、家族愛でもあるんですよね。それぞれが下す選択も納得という感じで、観終わった後の不思議な爽快感の虜になるはずです。

『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』/家族×ヒューマン×ロマンスを描いた隠れ名作

韓国ドラマ 『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』ファン・イニョプ チョン・チェヨン ぺ・ヒョンソン
『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』U-NEXTにて独占配信中 © SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

中国の大ヒットドラマの韓国リメイク版! ファン・イニョプ×チョン・チェヨン×ぺ・ヒョンソンのケミストリーにも心打たれる、隠れヒューマンロマンスの見どころをエディターKが解説。

物心つく前に母を亡くして以来、優しく温かい父ユン・ジョンジェ(チェ・ウォニョン)とふたりで生きてきたユン・ジュウォン(チョン・チェヨン)。両親の留守中に目の前で妹を亡くし、その事故で精神を病んだ母に捨てられ、父キム・デウク(チェ・ムソン)と暮らすキム・サナ(ファン・イニョプ)。父の存在を知らずに育ち、出稼ぎに出たまま戻らない母親をずっと待ち続けるカン・ヘジュン(ぺ・ヒョンソン)。血縁関係のない幼い3人を軸に、ジュウォンとデウクの5人で“組み立て式”家族となっていくんですね。母の顔も覚えていないジュウォン、母に罵られ捨てられたサナ、母の生死もわからないままのヘジュン。10年後の高校生編、その10年後の大人編と物語は紡がれていきます。3人それぞれの道が枝分かれになっていく瞬間とか、親ふたりのそれぞれの想いとか。大人になったからこそわかる両方の立場の気持ちに揺さぶられてしまい、切なく苦しくなる瞬間も。ただそれと同じくらい温かくて、ときめくシーンが多いんですよ。とにかくサナにドキドキさせられて、ジョンジェの優しさに泣かされて、ジュウォンの明るさに救われて。今年は本当に家族のカタチについて考えさせられる作品が多いなと、改めて。