ǍnÐi 生春巻きとバインミー。誰もが知っているポピュラーな料理を、旬の食材を使って、ナチュラルワインに合う軽やかなつまみに仕立ててくれた内藤千博シェフ。「生春巻きは定番の料理ですが、ソースにひと手間かければがらりと印象の違う一品になります。バインミーは、フィンガーフード感覚で楽しめるひと口サイズに。軽い食べごたえでつまみに最適です」 shop infoワインセレクターの大越基裕さんが2017年にオープン。内藤シェフは「レフェルヴェソンス」の出身で、モダンなベトナム料理と精巧なワインペアリングで食通、ワイン愛好家を魅了している。東京都渋谷区神宮前3の42の1203-6447-5447営業時間:18時~21時LO、12時~13時30分LO(土・日のみ)定休日:月曜 スモークサーモンの生春巻き サーモンに合うクリーミーなソースは豆腐を使いヘルシーに。表面と断面のビジュアルを意識した巻き方で美しく仕上げる。 材料(1本分)スモークサーモン(市販のもの) 4枚(40g)パイナップル 20gアボカド 20gオクラ 1本フルーツトマト(厚さ3㎜のスライス) 4枚サニーレタス 2枚大葉 3~4枚生春巻きの皮 1枚塩 適量グラニュー糖 適量 ※豆腐とココナッツミルクのソース木綿豆腐 200gココナッツミルク 50gわさび 8g塩 4gグラニュー糖 5g(作り方)材料すべてをボウルに入れ、ブレンダー(泡立て器でも可)でなめらかになるまで混ぜる。 作り方❶ パイナップル、アボカドをスティック状(棒状)に切る。フルーツトマトは塩、グラニュー糖をふって30分間置き、キッチンペーパーで水気を切る。生春巻きの皮を水で戻しておく。❷ 生春巻きの皮を広げ、手前半分にレタスを敷いてスモークサーモンをのせ、真ん中に(横向きに)パイナップル、アボカド、オクラを並べる。レタスを敷いた上の部分(皮の中心線の真上)にトマトを並べ、大葉を重ねる。❸ 生春巻きの皮の両端を内側に折り込み、海苔巻きを巻く要領で手前から巻く。半分に切って器に盛り、豆腐とココナッツミルクのソースを添える。 ホタルイカのバインミー ピリ辛ホタルイカとイチゴは見た目よし、味よしな組み合わせ。自家製ラー油は、炒め物や和え物にも応用できる万能調味料。 材料(1個分)パン(フランスパン生地のプチパン) 1個ホタルイカ(ボイルずみ) 2個マヨネーズ 20gからし 5gイチゴ(薄切り) 2~3枚モッツァレラチーズ 5g大葉 1枚ミント 適量 ※自家製ラー油サラダ油 150g豆板醬 30gグラニュー糖 70gナンプラー 90gしょう油 60g黒酢 60gクミン(シード) 15g(作り方)材料すべてを鍋に入れて弱火にかける。沸騰したら火を止めて冷ます。 作り方❶ ホタルイカは下処理をして、自家製ラー油(適量)に30分つける。マヨネーズとからしを混ぜておく。❷ パンに切り込みを入れて、からしマヨネーズ小さじ1をぬり、大葉、イチゴ、モッツァレラチーズ、ホタルイカの順に重ねてサンドイッチにする。仕上げにミントを飾る。 ǍnÐi おすすめのヴァンナチュール 固定観念に縛られず、品質重視。「トラディショナルからナチュラルまで、世界の産地から。最新のトレンド、新進の造り手も押さえ、モダンベトナムスタイルに合うものを選びます」と、大越さん。「うまみ豊かな料理はヴァンナチュールに合う。スパイシーな料理や揚げ物ならオレンジワイン、柑橘やフレッシュハーブが香る料理にはライトな日本の白がよく合います」 1 RED農楽蔵「ノラルージュ」。日本ワイン界をリードする北海道函館の「農楽蔵」が、蔵のスタイルを表現した赤。エチケットに品種を記さないのは、先入観なくワインに向き合ってほしいから。やわらかで、しっかりとした骨格がある 2 ORANGEダミアン「リヴォッラジャッラ」。北イタリア、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の生産者が、土着品種・リヴォッラジャッラ100%で造るオレンジ。ギリギリまで完熟させたぶどうを使うことで、貴腐のニュアンスもある 3 WHITEファウン「ジ・アザー・ライト」。ナチュラルワインの注目産地、オーストラリア発の新進ワイナリー。シャルドネ100%、まろやかさ、ふくよかさとミネラル感がバランスよい味わいで、うまみも十分に感じられる ヴァンナチュールとアジアンつまみ。名店が教えてくれる至福の組み合わせ