#StageINSPO
やっぱりDNAってあるんだな、とオペラファンも映画ファンも感心させた、ソフィア・コッポラのオペラ演出デビュー。父方の祖父カーマインが音楽家であるだけでなく、父フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』三部作がオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』を下敷きにしていることでもわかるように、ソフィアのオペラ進出は必然だった。『椿姫』の主人公、高級娼婦のヴィオレッタは赤、白、黒を基調にしたドレスで品格を示すが、それもそのはず、手がけるのはヴァレンティノ・ガラヴァーニ本人だ。ソフィアだからこそ描けた優美な世界に落涙必至!
『椿姫』 19世紀のパリ。高級娼婦と呼ばれるのは文化や芸術にも精通したサロンの華になれる女性だった。その中でも一番人気のヴィオレッタが一途な青年アルフレードの求愛を受ける……。名アリアの数々も聴きどころのローマ歌劇場、来日公演。(2018年9月9日、12日、15日東京文化会館にて)
SOURCE:SPUR 2018年2月号「2018年の#INSPOを探せ」
photography:Andrew Durham(Sofia Coppola), ©Yasuko Kageyama/Teatro dell’Opera di Roma text:Yuki Sato
着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!