#ArtINSPO
芸術家・岡本太郎がデザインした太陽の塔は1970年の日本万国博覧会「テーマ館」の一部として建てられた。万物のエネルギーの象徴、生命の中心、祭りの中心を示した巨大な建造物で、今も万博記念公園に残され、大阪のシンボルとして愛されている。2018年3月、万博閉会後は原則的に非公開とされていた塔内部の一般公開がついにスタートする。現在、耐震工事と当時公開されていた「生命の樹」の生物群などの復元が進行中だ。注目したいのは、万博当時は公開されていた内部地下空間に展示され、現在は行方不明というオブジェ"地底の太陽"の再生。太陽の塔には正面上部の"黄金の顔"、胸部の"太陽の顔"、背面の"黒い太陽"とあり、"地底の太陽"が第四の顔とされている。内部の地下空間はそれを取り巻く、生命の神秘をテーマとした躍動感あふれるオブジェも広がる。公開までは、絵本『みんなの太陽の塔』で知られるタナカカツキ先生のアートで想像を広げたい!
DATA
太陽の塔(万博記念公園 自然文化園内)
●大阪府吹田市千里万博公園
http://taiyounotou-expo70.jp
SOURCE:SPUR 2018年2月号「2018年の#INSPOを探せ」
artwork:Katsuki Tanaka edit:Michino Ogura
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