昔の暮らしに思いを巡らせる古民家の宿
中庭が見えるサワシロ棟202。陰翳礼讃を味わう。ツイン¥33,480~(1室2名利用時1名分、2食つき、税・サ込み)
篠山は古い街並みが残る江戸時代からの城下町。このホテルは街に点在する5つの建物を一つの宿泊施設にしている。篠山ゆかりの菊の種類の名前がついた各5棟は、イメージや構成が異なり、複数の部屋がある棟や一棟貸しの建物も。たとえばフロントのあるオナエ棟は元銀行家の住居、サワシロ棟は茶の製造販売店と、どちらも明治前期の古民家をリノベートした建物で、かつての日本の暮らしを体感できる。オナエ棟には客室が5室、サワシロ棟には3室。両棟ともかまどが残され、土間、木の引き戸、大正ガラスの窓と、建物だけでなくディテールからもそこで営まれていた暮らしが伝わってくる。食事はオナエ棟に併設されているレストランで、フレンチのコースの夕食を。篠山は名産が多く、野菜や但馬牛、鹿や猪などのジビエと、地元で取れた素材を使っている。朝は和食で、デカンショ米がおいしい。
DATA
住所:兵庫県篠山市西町25番地オナエ棟
0120-210-289(NIPPONIA総合窓口11時〜20時)
https://www.sasayamastay.jp/