おしゃれアイコンからおすすめアプリ、ハロウィンの仮装まで。マヤ・ホークに気になる5つの質問を投げかけた!
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Q1 いま読んでいる本は?
「読書は大好き。いま読んでいるのはジャネット・ウィンターソンの新刊『FRANKISSSTEIN』。現代の女性作家で、『オレンジだけが果物じゃない』を書いた人。彼女は女性作家としてすごく成功していて、大ファンなの」
ジャネット・ウィンターソンはイギリス人の作家で、1985年に24歳で『オレンジだけが果物じゃない』を処女作として発表し、コスタ賞を受賞。1990年に、それをイギリスのTVシリーズとして彼女自身が脚本にし、英国アカデミー賞最優秀ドラマ賞も受賞している。16歳でゲイであることをカミングアウトした彼女は、ジェンダーの両極性をテーマにした作品が多く、ジェンダー・フリュイドな世代であるマヤの意識を牽引したのかもしれない。マヤの父のイーサン・ホークは、小説を4冊出版しているし、『Rolling Stone』誌にエッセイを寄稿したりもしている。母のユマ・サーマンの父は大学教授でアメリカにおけるチベット仏教研究家の第一人者という環境で育ったマヤ。文学に親しむのは自然なことだったよう。
ジャネット・ウィンターソンの『FRANKISSSTEIN』は現在洋書のみ
Q2 よく聴く曲は?
「マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリーを観て以来、最近はまたボブ・ディランにハマっている。それからジョーン・バエズが、ボブ・ディランの曲をカバーした素晴らしいアルバム(『Any Day Now』)があって、よくかけているの。ローリング・ストーンズもしょっちゅう聴いてる。その他、エンジェル・オルセンに、キンクス、ジム・フォードと、ティアーズ・フォー・フィアーズって感じで、60年代のUSフォークから60〜70年代UKロックの王道、80年代ニューウェーブに、あとはビリー・アイリッシュまで、つまり、いろんな種類の音楽を聴いてる(笑)」
Q3 あなたのファッションアイコンは?
「一番はジェーン・バーキン! それから『アニー・ホール』(’77)のダイアン・キートンが大好き。あとミア・ファローも忘れちゃいけない。その3人が私のおしゃれアイコンだと思う。それからトルストイの『アンナ・カレーニナ』のような強い女性にも憧れる。一方で、ボブ・ディランも好き。彼の服の着方が好み。『ローリング・サンダー・レヴュー:マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説』(Netflix)も最っ高だった! 私のボーイフレンド(ガス・ウェナー:『RollingStone』誌を出版するウェナー・メディアの社長兼COO)が誕生日に帽子をくれたんだけど、あの映画のなかでボブ・ディランが花をつけてかぶっている帽子のレプリカなの。最高のプレゼントですごくうれしかった」
Q4 お気に入りのアプリは?
「まずStar Walk。これは、空に向けると、星座を表示してくれるアプリなの。子どもの頃は、星座を全部覚えていたんだけど、いつの間にか忘れてしまったから、これを使って最近は星を見ている。その他には、インスタグラムも使っているし、それから他に何を使っていたかな……携帯を見てみよう(携帯を出して見始める)。それからPostmates(フード、食材などのデリバリー)と、Snake VS Block(ゲーム)が大好き。『The NewYork Times』のクロスワードパズルもいいね。それとI Chingというアプリ。これは昔からあるコインを投げて運勢を占う方法がアプリになったものなの。すごく楽しいからおすすめ!」
Q5 ハロウィンの仮装は?
「いつもめちゃくちゃカッコよくボニーとクライドの仮装をしてみたいと思っていたの。今の髪型だとちょうどいい気がしてる。それに、ボーイフレンドがちょっとウォーレン・ベイティに似ているんだよね(笑)」
ボニー&クライドは、1930年代の世界恐慌時代にアメリカ中西部で銀行強盗と殺人を繰り返した実在のカップル。『俺たちに明日はない』(’67)でウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが演じた。ダナウェイの髪型は確かにいまのマヤの髪型をブロンドにした感じ。
PROFILE
1998年7月8日生まれ。NY出身。話題作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演している。最新作は『Human Capita(原題)』。歌手としても活躍中。