Hello! マヤ・ホーク Part.03

次世代アイコンとして歌でも若者たちを魅了

 前回会ったときは、女優にとどまらずさまざまなアートで自己表現をしていきたいと言っていたが、有言実行。実は最近シンガーとしてシングルも発売。ライブも行なっているのだ。「歌詞を重視した、すごく穏やかなフォークソングだよ。でも、私にとって音楽は、アート・プロジェクトみたいな感じで、シンガーソングライターとして堂々とデビューしようというものではないの。音楽と詩が好きで、曲作りは、そのふたつを実現する素晴らしい方法だと思ったからやってみてる。私にとっては実験的なことかな」

 8月にNYのブルックリンで行われたデビューシングル発売記念のライブを見たが、マヤのようなシンプルでおしゃれな服装の若者たちであふれ、チケットはソールドアウトになっていた。シンガーとしてのマヤは、歌唱力で聴かせるタイプでは決してないのだが、その存在感に彼女独自のスウィートさとキュートさがあり、それで会場を包み込んでしまうのがさすがだった。「成長することの難しさや葛藤を描いた」という歌詞はマヤが書き、曲はなんと、ノラ・ジョーンズの大ヒット曲を書いたジェシー・ハリスによるもので驚いた。この日、彼自らギターも弾いていたのだ。

歌手デビューシングル
『To Love a Boy / Stay Open』
マヤがマーメイドに扮した ミュージックビデオも必見

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