2022.05.12

感性を磨く4つのワークショップ

まだまだある、美意識を高め自分を高めるワークショップ。思い切って飛び込み、まだ見ぬ新しい世界をのぞいてみよう



季節の花で本格的なブーケ作りにトライ

Mihoflowers @北参道

参加費 ¥11,000

ファッション誌や広告を中心に活動するフローリストの岡本美穂さん。彼女のワークショップは、不定期開催。厳選した花材で季節のブーケを制作する。パリ仕込みのプロのテクニックで、センスよく見えるコツを伝授。

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東京都渋谷区神宮前2の35の9 #609
不定期開催 都度募集 
予約はwww.mihoflowers.comより

Mihoflowersのアトリエで、ワークショップを開催。季節の花のブーケを作るワークショップは、岡本さんの厳選した花材選びと持ちのよさが好評でリピーターも多い。色をあえて合わせすぎず、植物ののびやかさを大切にしたブーケ作りがMihoflowersの特徴。所要時間は90分前後。「花の方向やバランスを整えすぎるとコンサバティブな印象になります。茎の長さや花の伸びを生かすと、モダンで洗練された佇まいに。おのおののよさを最大限に引き出して、高低差とバランスを意識しながら心を込めて作ることが大切です」(岡本さん)

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1 用意された花材を観察し、岡本さんから種類と特徴、下処理について説明を受ける
2 無駄な下葉を手で取っていく作業をスタート。ブーケのサイズを決めて、太くて堅い茎は花はさみで長さを整え、枝先の処理をする
3 茎を手で支えながら少しずつ回し、スパイラル状になるように花を一本ずつ加える。高低差を出すために全体のバランスを見ながら、リズムが出るように足していくことがポイント。花を集めすぎず適度な間隔をあけるのが、フォルムを整えるコツ
4 花をすべて束ねたら、岡本さんのアドバイスのもと最終調整。茎の固定位置を麻ひもで縛って完成。包装紙に包んで持ち帰る

 

活版印刷でオリジナル大判ポスターを

Letterpress Letters @富ヶ谷

参加費 ¥9,900

世界的に数が限られるプレスマシーンを有する活版印刷スタジオ、Letterpress Letters。アメリカやヨーロッパの木版活字にこだわり、ヴィンテージフォントを使ったデザインのオリジナルのポスターやカードを作成できる。

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東京都渋谷区富ヶ谷2の20の2
03-6407-0015 
www.letterpressletters.comで要予約

スタジオには、ヨーロッパやアメリカから収集した木版活字、金属活字が入った引き出しが所狭しと並ぶ。レクチャーは所属アーティストの長池悠佳さんが担当。「文字の大きさや種類によって、仕上がりの印象が大きく異なるので時間をかけてレイアウトを考え、文字の間のスペースや改行の間隔も専用の定規を使ってプレートを敷き詰めて調整しています。手作業で理想に近づけていく工程と、刷り上がった文字の味わい深さ、グラフィカルなデザインが活版印刷の醍醐味です」(長池さん)。日本では珍しい活版印刷のプレスマシーン4台が設置された、スタジオの地下室。活版印刷についてと、プレスマシーンの使い方を教えてもらいながら行うポスター制作は稀有な体験になるはず。完成までの制作時間はおよそ4時間。

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1 過去の作品や完成例を見ながら文字とデザインを考えることから始める。使いたい文字のサイズ、フォントの種類を決める
2 印刷する文字をトレーに並べて、デザインを決める
3 デザインが決まったら、プレスマシーンに活字を移し、セットする。余白に、金属や木製のブロックやプレートを詰めて、文字を固定
4 色見本で好きな色を選び、理想の色になるようにインクをヘラで練り混ぜる。プレスマシーンのローラーにでき上がったインクをつけると、自動的にインクを練ってくれる。紙をセットしてハンドルを両手でぐるりと回して印刷する。専用のラックでしばし乾燥させてでき上がり

 

プロの写真家と写真集の魅力を読み解く

SPBS TOYOSU @豊洲

参加費 ¥45,000〜

書店SPBSによる「SPBS THE SCHOOL」は、"編集"を通して世の中を面白くする遊びと学びをつなぐワークショップ。なかでも「写真集のすすめ」では制作と聴講のコースがあり、クリエイターを講師に迎え写真集について考える。

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東京都江東区豊洲2の2の1 アーバンドックららぽーと豊洲3 4F
03-6225-0540
予約はhttps://linktr.ee/spbs_toyosuより

ワークショップ「写真集のすすめ」は全8回にわたり開催。第2回目の講義は、写真家の大森克己さんがゲスト。「まずは一枚の写真の見方を吟味し、さらに写真集として何枚か写真を並べたときに生まれる意味を見出してみましょう」(大森さん)。例として、過去の名作写真集の収録作品にも現代のSNSにアップされるような写真と共通点があるなど、写真集を多角的に楽しむ方法を紹介。第一線で活躍するプロの写真家、パブリッシャー、デザイナー、編集者から写真の見方、デザインの手法、印刷のことまでレクチャーを受けられる。

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1 今回のワークショップのイントロダクションと前回のワークショップのおさらいからスタート。大森さんから「写真集のテーマ」「複数の写真を組み合わせる行為」についての指南を受ける
2 プリントを見ながら、ナビゲーターが大森さんにインタビュー。具体的なテーマに基づいた作品作り、写真の選び方の解説を聞く。その後は、質疑応答へ
3 参加者と対話をしながら用意された写真集を鑑賞。大森さんが写真家ヨゼフ・クーデルカの写真集『EXILES』と『gypsies』について解説
4 まとめを行い、次回のワークショップについてのアナウンスの後、過去の名作写真集を閲覧する時間に

 

はじめての練り切りワークショップ

かんたんなゆめ @日本橋

参加費 ¥3,700

和菓子屋barとして営業するかんたんなゆめでは、旬の練り切りを作るワークショップを毎週日曜の午前中に開催。Instagram: @kantan.na.yumeで、アナウンスをすると即予約が埋まるほど人気。定員は5名で、グループでの参加者も。

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東京都中央区日本橋室町1の6の7
050-5362-1781
予約はInstagramとhttps://linktr.ee/kantannayume

「手の柔軟さが問われる、美しい所作を磨くことも和菓子作りの醍醐味です」。そう語る、店主の寿里さんの優雅なデモンストレーションを見ながら、ワークショップが進行する。練り切りのデザインは開催日によって異なり、季節に合わせた花やモチーフが選ばれる。今回は手毬と紫陽花とネモフィラ(下段の作り方は手毬)。手順がシンプルなモチーフから取りかかる。かんたんなゆめの練り切りは、ファンシーな見た目とチーズケーキのような味わいが特徴で、和菓子に苦手意識のある人でも楽しめるのが人気の秘密。所要時間は約90分、必ずエプロンの持参を。小学生から参加可能なので、親子連れでも楽しめる。練り切りが完成したら、その場でたてた抹茶と一緒に味わうことができる点も好評で、口コミやSNSなどを中心に話題になっている。

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1 使う生地の順番を確認する。まずは、生地を手に取り軽く転がして丸め、手のひらで平たく円形に伸ばす
2 ピンクと黄色(小)、青を球体のまま重ね、平たく伸ばす。その生地の上に黄色(大)をのせて、左手の親指と人さし指、中指で転がしながら包む
3 黄色(大)が完全に包めたら、上下を逆さまに手に置き直す。手のひらで転がしてきれいな球体に整える
4 木の棒を指で持ち、手首のスナップをきかせて、奥から手前に起こすような感覚で十字に模様を入れる。¹⁄₈、¹⁄₁₆と幅を狭めながら放射線状に模様を入れていき、最後に中央のくぼみを作り、金箔をのせる
5 3種すべて完成したら、皿に並べて盛る

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