桂まりの満腹ファイル番外編/海、山、神秘の宝島。済州島路線バスの旅

12年前に、「新羅ホテルに泊まって巡る済州島の旅」取材で訪れたのが、わたしにとっての初めての韓国でした。辛い物も、ニンニクも得意ではないので、大丈夫かなあ、と思いながらの取材でしたが、黒豚、太刀魚の塩焼き、アワビ粥、甘鯛の干物など、なにを食べてもおいしく、美しいこの島にすっかり心奪われたのを覚えています。あれからずっと再訪したかった済州島に、3泊4日の路線バス旅へ。古代から中世にかけて耽羅(タムナ)という王国だった済州島。韓国最高峰1,950メートルの火山ハルラサンは、蓬莱山と思われていたそう。海も山の緑も、ほんとうに天国のように美しい島で、その大きさは沖縄本島ほど。成田からの直行便で、2時間強で到着です。
photography&text:Mari Katsura