[vol.21] うれしいのはよーくわかるが、マライアよ、ビーチにダイヤモンドは似合わないぜよ

婚約していたオーストラリアの大富豪ジェームズ・パッカー(49歳)と別れて、年下の日系人のバックダンサー、ブライアン・タナカ(33歳)とのニューロマンスで盛り上がっているマライア・キャリー。そのタナカくんとハワイで休暇をとっているマライアが何というか、ちょっと笑っちゃうほどうれしそうで、そりゃあお金持ちのおじさんより断然こっちの方が恋愛指数は上がるでしょうと納得させられた。

 

パパラッチに盗撮されているのを意識しているとか、マライアの来年のラスベガス公演のプロモーションでは、などという勘ぐり以前に、マライアの浮き足立ったはしゃぎっぷりは、どう見ても幸せいっぱい。お姫さまだっこやタナカくんに片足を持ち上げられてのチューなど、もはや冗談にしか見えないポーズも本人たちはノリノリ。ダイエットに成功したとはいえ、まだまだたっぷりと脂が乗ったマライアの豊満ボディが、これまた幸せの象徴のようにも見えて、しまいには波打ち際でダンスを始めた2人が微笑ましく感じるほどだ。

とまあ、ここまではいいんだけれど、問題はマライアのダイヤモンド好きね。元婚約者から贈られた35カラットで12億円ともいわれているダイヤの指輪を彼に返すかどうかと揉めていた彼女だが、こういう若い恋人とビーチで戯れるときにもダイヤモンドのアクセサリーをつけてるってのが、ほんと成金くさい。ここはヤングなタナカくんに素のマライアが恋してる、ってことでダイヤモンドはなしでしょ。水着にダイヤというかっこうが、タナカくんをトイボーイに見せてるというのに、マライアはそれらのアクセサリーが自分をさらに輝かせると思ってる。このあたりが、マライアって垢抜けないのよね。体型に合わない水着や、腰に巻いたショールなどは目をつぶりましょう。しかーし、ダイヤモンドはピアスくらいにしておいた方がいい、と余計なお世話ですが思った次第。

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イラストレーター&エッセイスト 石川三千花

映画、ファッションを独自の視点からイラスト+エッセイで斬る!著書に『石川三千花の勝手にシネマ』、『勝手にオスカー』など。

https://twitter.com/michikaishikawa

 

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