[VOI.44] ニコール・キッドマン、衝撃のタコ八っちゃんのようなデコのシワ!そのとき、何がニコールに起こったか

あんまり人さまのお顔のことをとやかく言うのもなんですが、ニコール・キッドマンが頑なに老化を拒み、50歳を迎えてもなおテラッテラなシワひとつない顔面で、いくらなんでもやり過ぎじゃないかと思うわけです。本国でも彼女のフィラーやボトックス注入の常用による顔面の異変はメディアでも取りあげられているのに、本人は危険な美の罠からもう逃れられない様子。オスカー女優でありながら、手放すことができない若き日の美貌。常に女優としての高みを追求し続けているニコールなのに、その整形顔が逆に演技をする上でマイナス要因になっているのを認めない若さへの執着。ハリウッドだな〜。

そんなニコールの整形顔も限界に達しているのでは、とささやかれる中、夫のカントリー歌手キース・アーバンと連れ立ってアメリカン・ミュージック・アワードに現れた際のことだ。いつものように、夫婦仲の良さをアピールするために、べたべた、いちゃいちゃと必要以上にくっついているご両人。授賞式が始まると、キースは3つのカテゴリーで受賞するという快挙を達成。ニコールは夫がもらったトロフィーを両手に持って、「オーマイガー」な表情を作ってみせた。その時だ!久しく見たことがなかったニコールのデコっぱちに、それはそれは見事なシワが!まるでマンガの蛸の八ちゃんのような波打ったシワが、私にはキースの3つの受賞よりインパクトがあったわけです。

あれは、急激な驚きの表情をしたときに、眉毛がガバッと上につり上がって、突っ張ったデコの皮膚にシワが寄ってしまうという現象なのだろうか。やさしく微笑むレッドカーペットなんかでは、決して出ないあのマンガのようなシワ。衝撃でした。ところで、過度の整形をする女優の夫婦仲nは、大いに疑いがあります。夫の浮気が心配なんでしょうね。

メラニー・グリフィスの例を出すまでもなく、どんなに美しい女優でも、おのれの加齢を恐れるあまりボトックスに手を出してしまう。でもさー、あんなにテカテカの不自然な顔がすぐ横で寝ていたら怖いと思うけどな、逆に。

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イラストレーター&エッセイスト 石川三千花

映画、ファッションを独自の視点からイラスト+エッセイで斬る!著書に『石川三千花の勝手にシネマ』、『勝手にオスカー』など。

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