[vol.103] サルマ・ハエック53歳、いいよね〜。眉毛ガッツリ系、濃い顔立ちなので、スッピンでもギャップなし!

このところのコロナ自粛で外出する機会が少なくなり、おまけにどこに行くにもマスクをつけているので、フルメイクアップをする回数がめっきり減ってしまった。なんというか、化粧の手順を忘れるレベルね。鏡に映る自分の色味のない顔も見慣れてしまった。楽といえば楽だが、毎日ジミな顔の自分というのもつまらない。


そんな折に、サルマ・ハエックが修正なしの自分のスッピンと、白髪を染めてきれいにメイクアップした写真のビフォー&アフターをインスタにアップした。それがねー、スッピンの生え際の白髪はこのコロナ禍では仕方がないが、顔全体の印象は化粧なしでも十分もっているのだ。化粧を落とすとガラリと顔が違うセレブが多い中で、サルマ・ハエックは素顔でも落差がない。その勝因は、眉毛ガッツリ系の顔だからだと私はふんだ。眉毛が黒くてぶっ太い人は、フルメイクをするとクドくなりがちだが、素顔だと眉毛がポイントとなりメリハリはそのままで、アイラインのキツさは消え去り、かわいらしくなる。リリー・コリンズ、バネッサ・ハジェンズ、エマ・ワトソンあたりは、スッピンぜんぜんオッケーね。逆に眉毛が細くて色も薄かったりすると、メイクアップ顔はゴージャスでも、素顔は素朴ということが多い。

 

そこで、アマル・クルーニーですよ。めったにスッピンを人前にさらす人じゃないが、あのエキゾティックで濃い顔立ちだから、むしろメイクなしだと印象が和らぐのではないだろうか。ジョージ・クルーニーと結婚して以来、エンタメ界のセレブ以上にセレブなルックスになっているアマル。あの方の素顔というものを見てみたい。そういえば、ビューティアプリで、スッピンからメイクした顔に加工するというものがあるが、反対にメイク顔からスッピンを探るアプリがあるのだ。恐ろしいことです。ヴィクトリア・ベッカムみたいに常に顔面フル装備の人は、格好のターゲットにされてしまう世の中なのだ。

 

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イラストレーター&エッセイスト 石川三千花

映画、ファッションを独自の視点からイラスト+エッセイで斬る!著書に『石川三千花の勝手にシネマ』、『勝手にオスカー』など。

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