デジタルを活用しておうち時間を心地よく vol.103

もう2週間以上、徒歩で行けるスーパーやコンビニ、テイクアウトできる飲食店以外へ散歩を兼ねて出掛ける以外は、ほぼ自宅に篭りきり。それ以前も2月末から打ち合わせなどは可能な限り1週間のうち1日にまとめるなどしていたので、外出を自粛している期間は実質1ヶ月以上になろうとしています。自分でもびっくり。

比較的、私はインドアで満喫できる趣味が多いので、家にひとりで放っておかれたとしてもなんとかなってしまう部分があるのですが、周囲の友人たちに話を聞いたり、SNSを見ていたりすると、人それぞれ、さまざまな悩みを抱えているよう……。というわけで、今回は自宅での仕事、プライベートの時間を心地よくしてくれるかもしれないデジタル上のサービスやコンテンツなどをご紹介してみようと思います。悩みを抱える皆さんのちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

まずはお仕事周り。Work From Homeになったけれど、家では仕事に集中できない、という方は、環境音を流すアプリやサービスを使ってみてはいかが? 最近見つけたのは「I Miss The Office」というWEBサイト。

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サイトを開くだけで、コピー機が動いている音、人が喋っている音、コーヒーを淹れている音など、オフィスでありそうな環境音を流してくれるので、まるでどこかのオフィスにいるかのような感覚に(日本のウェブサイトではないので、人が話している言葉は外国語になりますが)。サイトのデザインも可愛い。

他にもオフィスの環境音ではなく、雨音や波の音など自然の環境音を流してくれる「Rainy Mood」「soundrown」のようなサイトもあります。こういった自然の環境音は睡眠時にも心を落ち着けてくれるのでおすすめです。また、ご家族が居たりと、色々気になることが多い……という場合は、こういった環境音を流してくれるサービス+ノイズキャンセリング機能がついているヘッドホンやイヤホンを使うのも手。

逆にひとりで集中しすぎて、必要以上に疲れてしまう……休憩を取るタイミングがわからない、なんて方には、25分作業→5分休憩を繰り返して作業をする「ポモドーロ・テクニック」用のアラームアプリを。これは「Focus Dots」というiOSアプリですが、他にも「Focus」や「フォーカスタイマー」など色々なアプリが出ています。

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私も集中しすぎてしまうきらいがあるのですが、1、2時間に一度は椅子から立って、飲みものを取りに行くなど、小休憩を意識的に取るようにしています。

また、Apple Watchはしばらく座ったままだと「立ちなよ!」というアラートを送ってくれる「Stand」という機能があるので、それを意識してみるのも良いかも(いつもは無視してました、ごめんよApple Watchちゃん……)。

おしゃれも楽しめないし、友達とゴハンも行けない、土日や平日の夜は時間がありあまっていて何をすればいいかわからない!なんてモードラバーは、このタイミングで改めてファッションを体系的に学んでみては? さまざまなe-ラーニングのプログラムを提供している「FutureLearn」ではフランスのファッション学校「IFM」による「Understanding Fashion: From Business to Culture」というプログラムを無料開放しています。

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CHANELやYSLといったラグジュアリーブランドのCEOや、JACQUEMUSやKOCHÉのデザイナーも登場するこの豪華なプログラムが無料で受けられるなんて……! 残念ながら日本語訳はないのですが、英語学習を兼ねて、私も少しずつ受講してみています。他にも「Fashion and Sustainability」のプログラムも無料で開放されています。

最後に、私は週に一回、オンライン会議ツールの「zoom」を使って友人たちとオンライン飲み会を開いています。互いの今の悩みから本当にどうでも良い話まで(笑)、たわいのない会話を少しするだけでも、なんだか心が開放されるような気分になるので、こちらもおすすめ(ただし、飲み過ぎにはご注意を!)。

置かれた立場や環境によって悩みはさまざまかと思いますが、こんな時だからこそ、デジタル上のサービスをどんどん活用して乗り切りましょう〜!

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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