日本にとって最も重要な儀式である大嘗祭。大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」では天皇陛下に天皇霊が降臨する秘儀が行われていると伝え聞きます。ニュースで拝見した、薄灯りの中で古式ゆかしい装束をお召しになられた皇族の方々の神々しさが脳裏に焼き付いています。
烏帽子の方とかもいて、時空を超越した情景でした。その大嘗祭を行った大嘗宮が一般に公開されると伺い、さっそく初日に行ってまいりました。砂曼荼羅のように役目を終えたら取り壊されてしまう大嘗宮は、もはやアートです……。
大嘗宮一般参観
期間:~12月8日(日)
時間:9:00~16:00 ※入場は15:00まで
場所:皇居
東京都千代田区千代田1−1
https://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r01aki.htm
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。アイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。新刊は『辛酸なめ子の世界恋愛文学全集』(祥伝社文庫)『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後 40代女子叫んでもいいですか 』(PHP研究所)『大人のコミュニケーション術 渡る世間は罠だらけ』(光文社新書)『妙齢美容修業』(講談社文庫)『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎文庫)。Twitterは@godblessnamekoです。