令和2年は『日本書紀』が編纂されてから1300年だそうで、もう一度国譲り神話について考える良いタイミングかもしれません。東京国立博物館 平成館で「日本書紀成立1300年 特別展『出雲と大和』」が開催されています。
調べると出雲と大和は以下のような特徴があるようです。
出雲
古代祭祀の源流
目に見えない「幽(ゆう)」の世界
銅鐸、銅矛、銅剣
大国主命を出雲の人の祖先の霊の集合体として信仰
龍神信仰
縄文人寄り
大和
王権誕生の地
現実的な「顕(けん)」の世界
前方後円墳(権力の象徴)
三輪山信仰
天照大神信仰
展示を見ながら、自分はどちら推しか、先祖のDNAの反応を確かめながら鑑賞するのも良さそうです。(個人的にはスピリチュアルな出雲のコーナーに惹かれました)
日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
期間:~2020年3月8日(日)
時間:9:30~17:00 ※金曜・土曜は21:00まで ※入場は閉館30分前まで
休:月曜日 2月25日(火)※ただし2月24日(月)は開館
場所:東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)
東京都台東区上野公園13-9
https://izumo-yamato2020.jp/index.html
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデ ザイン専攻卒業。アートやアイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。主な著作は『江戸時代のオタクファイル』(淡交社)『女子校礼讃 』(中央公論新社)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。Twitterは@godblessnamekoです。


