カセットテープ、レコード盤とともにアナログ回帰の盛り上がりをみせている今、ノスタルジーだけではなく新たなアクセスツールとして注目されている「ラジカセ」。場所も世代もボーダーレスな家電「ラジカセ」の持つデザインの多様性とそこから生まれたカルチャーを、日本随一のラジカセ・家電蒐集家 松崎順一氏がナビゲートする展覧会「大ラジカセ展」が、2016年12月9日から12月27日まで、池袋・パルコミュージアムにて開催される。
Photo:harumi obama
カセットテープ、レコード盤とともにアナログ回帰の盛り上がりをみせている今、ノスタルジーだけではなく新たなアクセスツールとして注目されているラジカセ。また日本ではじめてカセットテープが発売されて50年を迎え、ラジカセとあわせてカセットテープの人気も再燃している。
本展では「ラジカセ」のデザインを紹介するだけでなく、カセットテープ、ラジオの魅力そしてその背景にあるカルチャーもあわせて紹介。また、松崎氏の5000点にもおよぶラジカセコレクションから100台超をセレクトし展示する。美しいデザインのラジカセをはじめ、テレビやキーボードなどプラス発想の暴走のような多機能ラジカセ、hiphopの象徴となった巨大なラジカセなどシンパシーを感じずにはいられないラジカセが登場。
Photo:harumi obama
また、クリエイターによるカセットコレクションおよびカセットアートを紹介する、カセットアート「カセットは語る」も同時開催。中学生の頃から撮り溜めたカセット愛を語るみうらじゅん氏の映像、高校時代に師匠ビートたけしさんのANNを録音した大切なカセットコレクションを展示する水道橋博士氏ほか、それぞれのアプローチでカセットテープの魅力を紹介する。
そして、ヴィンテージラジカセやミュージックテープ、TOKYO CULTUART by BEAMS、diskunionの雑貨などが揃う期間限定のショップもオープン。カセット愛のつまったこだわりのお店「waltz」のミュージックテープとオリジナルトートバッグも登場する。ノスタルジーだけじゃない、新しさに触れてみては。
INFORMATION
日本発 アナログ合体家電「大ラジカセ展」日時:12月9日(金)~12月27日(火)10:00~21:00(最終日は~18:00閉場。入場は閉場の30分前まで)
場所:パルコミュージアム (東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ 本館7F)
入場料:一般500円、学生400円(税込)、小学生以下無料
■カセットアート「カセットは語る」
参加クリエイター:安齋肇、伊藤桂司、小町渉、水道橋博士、スージー甘金、ステレオテニス、テリー・ジョンスン、常盤響、永井博、西寺郷太(NONA REEVES)、みうらじゅん、ミック・イタヤ、三戸なつめ、峯田和伸(銀杏BOYZ)、本秀康、リッキー、和田ラヂヲ (敬称略・五十音順)
問合せ:03-5391-8686
http://www.parco-art.com