2017.01.25

一振りでカクテルがバーの味に! ポートランド発ハンドメイドビターズブランド「ザ・ビターハウスワイフ」日本上陸

“アメリカ人が一番住みたい街”として知られ、近年はここ日本でもそのライフスタイルに熱い注目が集まるオレゴン州ポートランド。そのポートランドで2012年に生まれたハンドメイドビターズブランド「ザ・ビターハウスワイフ」が日本上陸を果たした。設立わずか3年で「マンスリーポートランド」誌の2015年ローカルギフトガイドにも選出されるなど、すっかり地元を代表する名産品のひとつとなったこのリキュールがあれば、ひと味違ったカクテルが簡単に作れそうだ。


ブランドを代表する「アロマチックビターズ」を使ったカクテルを楽しむなら「オールドファッションドビターハウスワイフ」を。オレンジの輪切りとブランデー漬けチェリー、アロマチックビターズ5ml、砂糖小さじ1をオールドファッショングラスに入れて混ぜ、バーボン45mlと好みの量の炭酸水を注いだ後、氷を入れて軽くステア。複雑な香りの深い余韻に浸って。

ビターズとは植物の根や樹皮、果皮、香辛料などをアルコールに漬け込んで成分を抽出したリキュールのこと。昔から薬として飲用されていたが、現在はカクテルに苦味や香りを付け加えるものとしてバーテンダーなどに広く愛用されている。華やかな香りと味わいに奥行を与えてくれることのビターズ、カクテルだけでなく紅茶などに数滴加えても。いつもの味がぐんとランクアップ。本シリーズの生みの親は、バーマネージャーとしての経験を持つ女性、ジュヌビエーブ・ブラゼルトン。「みんなにもっと気軽にカクテル作りを楽しんでほしい」と考えた彼女は、自宅のキッチンから世界へと、オールナチュラルのプレミアムなビターズを送り届けている。

「ザ・ビターハウスワイフ」を立ち上げたジュヌビエーブ・ブラゼルトン。オールナチュラルのビターズを丁寧に少量生産している。

焼菓子の香りづけにも使える「アロマチックビターズ」、かすかな花の香りが漂う「グレープフルーツビターズ」、ジントニックにぴったりの「ライムコリアンダービターズ」、地元ポートランドの蒸留酒メーカー「ブルランディスティリング」のウィスキーバレルで1ヵ月間熟成させたプレミアムビターズ「ブルランバレルエイジドビターズ」、カルダモンやギニアショウガを使った香り高い「カルダモンビターズ」、ビギナーにもおすすめの定番「オレンジビターズ」の全6種類。いずれもパッケージも秀逸で、ギフト使いにしても喜ばれそう。

「ブルランバレルエイジドビターズ」を使ってのおすすめカクテルは「ザ・PDX」。ミキシンググラスにウィスキー45ml、スイートベルモット30ml、ブルランバレルエイジドビターズ8ml、マラスキーノチェリーピクルス液5mlと氷を入れ、冷やしたカクテルグラスに漉しながら注ぎ、マラスキーノチェリーを飾ったら出来上がり。

従来のビターズよりも控え目な苦味とまろやかさ、繊細な香りの秘密は、人工着色料や人工香料、市販のエキスなどは使わず、厳選した果物やスパイスを使っていることにありそう。まずは気になるフレーバーのものを、いつものカクテルに一振りすることから始めてみよう。

INFORMATION

「ザ・ビターハウスワイフ」シリーズ

6種/各2700

http://www.krongthip.co.jp/the-bitter-housewife/