1958年に写真家として活動をスタート、女性写真の分野を中心に目覚ましい活躍を続けてきた、戦後日本を代表する写真家のひとり、立木義浩。その最新写真集『Yesterdays 黒と白の狂詩曲（ラプソディ）』の展覧会が2018年9月1日（土）〜29日（土）、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。会期中にはトークイベントも！
女性写真の分野を中心に目覚ましい活躍を続けてきた、戦後日本を代表する写真家のひとり、立木義浩。その最新写真集『Yesterdays 黒と白の狂詩曲（ラプソディ）』の展覧会が2018年9月1日（土）〜29日（土）、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。
NHKの連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」の主人公のモデルとなった立木香都子の次男として徳島市の老舗写真館に生まれた立木義浩は、東京写真短期大学（現・東京工芸大学）を卒業後、写真家としての活動をスタート。27歳の時に撮りおろした『舌出し天使』（今秋未公開カットを加えて初出版予定）が「カメラ毎日」1965年4月号の巻頭に56ページにわたって掲載されたことで脚光を浴び、第9回日本写真批評家協会新人賞を受賞。’69年にフリーランスとなってからは広告、ファッション、ポートレートなどの分野で活躍してきた。
女優・加賀まりこをヌーベルバーグ的な世界観の中で撮りおろした’71年『私生活』や、変わりゆくアメリカを旅してその素顔をフィルムに収めた’80年『マイ・アメリカ』、著名人の家族を撮りおろす雑誌の連載を一冊にまとめた’90年『家族の肖像』など、膨大な仕事量のなかで数々の名写真集を残してきた立木。今回発表される『Yesterdays 黒と白の狂詩曲（ラプソディ）』は、被写体となる4人の女性の、日常の何気ない光景にカメラを向けてシャッターを切ったスナップ写真を中心に、フォトセッションも交えて構成されたもの。彼がデビュー以来一貫して取り組んできたモノクロ写真の中に表現された、生々しいリアリティと幻想的な瞬間に、きっと心を奪われるはずだ。
なお、9月14日（金）には立木とブロードキャスターのピーター・バラカンを迎えてのトークイベント（抽選制）も開催予定。観覧希望の場合は8月31日（金）までにオフィシャルサイトから応募を。
立木 義浩 写真展「Yesterdays 黒と白の狂詩曲（ラプソディ）」
会期：2018年9月1日（土）〜29日（土）
会場：シャネル・ネクサス・ホール（東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F）
時間：12:00～19:30 ※9月14日（金）は17:00まで
会期中無休
03-3779-4001
http://chanelnexushall.jp/program/2018/yoshihiro_tatsuki/
text : Shiyo Yamashita
