昨年から始まったデザインとアートの祭典、DESIGNART TOKYOが、今年は2018年10月19日(金)〜28日(日)の会期で開催。世界的なクリエイターとブランドによるコラボレーションや、注目デザイナーによる新作の発表、トークイベントなど内容は盛りだくさん。東京の街が美術館に!
秋の東京を盛り上げるデザインイベントの真打登場! 昨年から始まったデザインとアートの祭典、DESIGNART TOKYOが、今年は2018年10月19日(金)〜28日(日)の会期で開催される。
今年のDESIGNART TOKYOは昨年よりもさらにスケールアップ。レディー・ガガの靴でもおなじみのアーティスト、舘鼻則孝はイタリアのインテリアブランド、ジェルバゾーニを代表するシリーズ「GHOST」を西陣織の生地で変身させる。また世界的に活躍する建築家の藤本壮介はCANADA GOOSE千駄ヶ谷店にてダウンを使ったインスタレーションを展示。
南青山のkolorのフラッグシップストアではメディアアーティストとして活躍中の落合陽一とTDKのコラボレーションによる作品「Silver Floats」が見られる。また、同じく南青山にあるヘルノのショップには、写真家・楢橋朝子が、現CEOクラウディオ・マレンツィの依頼でブランド創業の地にあるマジョーレ湖とエルノ川を撮影した作品が。プチバトー表参道店にはプロダクトデザイナーの清水久和が旭川の家具メーカー、いさみやと組んだ新作の「バンビチェア」や、プチバトーのアイコンであるヨットをモチーフにした波佐見焼の小物入れなどが並ぶ。
インテリアショップでの展示も多い。東京ミッドタウンの「HIDA」では、人気陶芸作家の鹿児島睦が初めてゴブラン織りに挑戦したオリジナルファブリックを張り込んだ「穂高」シリーズの家具を展示。B&B Italia Tokyoでは空間デザイナーの吉添裕人が自身の作品「PIXEL」を用いたインスタレーションを展開。また南青山のカンディハウス東京ショップでは幾何学的で繊細な作品を作り上げるアーティスト、伊賀信などの作品を展示。根津美術館そばのエ インテリアズではミックスメディアアーティスト・舟橋潤の作品「TWOLIPS」を展示するほか、イタリアを拠点に活躍するデザイナー、大城健作の新作チェア「SWEEP」の発表なども行うことになっている。
「DESIGNART FEATURE」と題したメインのインスタレーションは、南青山のエイベックス本社ビルに設置。アーティストの藤元明が2年前に立ち上げた、2020年東京オリンピック後の東京を考えるアートプロジェクトを、建築家の永山祐子が可視化したこのインスタレーションは、ビル内エントランスアトリウムの大階段を使った、ダイナミックなもの。青山通りからも見えるこの展示は必見。また、表参道のFrancfranc Forest、六本木のAXISビル、代官山のTENOHA DAIKANYAMAでは、DESIGNARTがキュレートしたアーティストの話題の作品が見られるので、こちらも忘れずに訪れておきたい。最新のデザインやアートを手軽に暮らしに取り入れられるようなアイテムもさまざまな場所で販売予定。秋の東京散策が楽しくなる、特別な10日間になりそう!
DESIGNART TOKYO 2018
会期:2018年10月19日(金)〜28日(日)
エリア:表参道/外苑前/原宿/明治神宮前/渋谷/恵比寿/代官山/中目黒/六本木/広尾/三田
※会場によって期間、休館日、開催時間などが異なる/一部、入場料が必要な会場あり
http://designart.jp
text : Shiyo Yamashita